金策市
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金策市(キムチェク・し、김책시)は、朝鮮民主主義人民共和国の咸鏡北道の都市である。かつては城津(ソンジン、성진)という名だったが、この地で生まれ朝鮮戦争で戦死した朝鮮人民軍の司令官である金策にちなんで1953年に改名された。鉄鋼などの重工業が盛んである。人口約17万人(1987年)。
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[編集] 地理
城津湾に面している。
[編集] 略史
- 1899年 開港
- 1950年 朝鮮戦争勃発。金策も大きな被害を被る。
- 1953年 城津から金策へ改名
[編集] 交通
- 恵山線金策駅
- 咸鏡線金策駅
[編集] 教育
- 金策空軍大学
[編集] 産業
戦前から重工業が発展しており、とくに製鉄業は同国随一であり、城津製鋼所などの大工場なども多い。特に特殊鋼の生産は同国最大である。また、水産業は東海岸最大を誇る。農業は果樹類の生産が多い。
余談だが金策製鉄所は金策ではなく清津市にある。金策という名前である故か、金策市に所在と書いてある資料も多い。