長北地区
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長北地区(ちょうほくちく)は山口県北部地方の呼称の一つ。北浦地区(きたうらちく)、北長門(きたながと)とも呼ばれる。
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[編集] 定義
日本海に面した山口県北部(旧長門国北部)の地域圏区分としては、萩市(旧市街地)を中心とする都市計画区域として萩広域都市圏(1市1町)が、長門市を中心とする都市計画区域として長門広域都市圏(1市)がある。
- 萩広域都市圏
山口県発表の2007年1月1日の推計人口は60,787人。
- 長門広域都市圏
山口県発表の2007年1月1日の推計人口は40,439人。
いずれも地域圏の人口が10万人を超えておらず、広域行政区分として隣接する両地域を総称して一つの地域圏と見なすことがある。この2市1町が『長北地区』と呼ばれる地域である。
なお、長門広域都市圏と一定の経済的な結びつきがある美祢市・美祢郡秋芳町・美東町(本来は宇部・小野田広域都市圏に含まれる)を含めた3市3町を指すこともある。ただし、気象庁(下関地方気象台)発表の天気予報における区分では3市3町を指して単に『山口県北部』と呼ばれる。
[編集] 概観
山陰地方の西端部に当たり、農業・漁業などの第一次産業と観光産業が中心。県内でも高齢化・過疎化が進んでいる地域の一つでもある。人口10万人以上の都市が存在せず、都市圏(5%都市圏)を形成できていない地域と考えられる。
萩市と長門市がほぼ同等の求心力を持っており、地形的にも山で隔てられていることもあって、経済圏は両市を中心に独立していると言える。
[編集] 地域メディア
- 萩地域
- 長門地域