隠の王
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『隠の王』（なばりのおう）は、月刊Gファンタジー（スクウェア・エニックス刊）に連載されている鎌谷悠希による漫画作品。
現代に生きる忍の世界が描かれる。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] あらすじ
時は現代。そこには昔より存在する忍の世界があった。隠の世に生まれた禁呪「森羅万象」を秘める少年と、彼を守らんとする忍達の戦いを描く。
[編集] 登場人物
- 六条 壬晴（ろくじょう みはる）
- 年齢:14歳/誕生日:10月10日/身長:157cm/体重:35kg
- 禁呪「森羅万象」を秘める中学生。特別な心の持ち主であり、何事にも興味を示さない無関心マスターのふりをしている。だが、実際はまわりに適度に接することで他人を傷つけないようにしている。純粋無垢な顔して他人を騙す小悪魔。両親を亡くしており、幼いころの記憶が曖昧。マイペース。家はお好み焼きやさんで祖母を手伝っている。
- 突然隠の世に巻き込まれ自分の身に秘められた能力を知る。学校の先生であり、また萬天の里の取りまとめ役である雲平・帷・デュランダルの森羅万象を消そうとする意に反し、宵風の願いをかなえるため森羅万象の操り方を探る。また、両親の血を受け継いだのか五行の術も自在に操る。最近は忍術書の付録についていた手裏剣を使うことがある。
- 壬晴の台詞や行動は相手の良心を痛く傷つける。小悪魔。
- 宵風（よいて）
- 年齢:16歳/誕生日:12月下旬/身長:180cm/体重:53kg
- 本名不明。黒ずくめに帽子をいつも被っていて、灰狼衆に所属。己の命を削って敵を倒す禁術「気羅」を使う。現時点で命はもって二ヶ月。倒れることも多くなり、耳もよく聞こえなくなっている。古くなったバスを隠れ家にしており、その周りには宵風に殺してほしいと願う浮浪者などが大勢いる。ただ、今はおなじ灰狼衆である雪見と同居している部屋にいるシーンのほうが多い。胃袋キャラ、機械オンチ。
- メリットのない「気羅」を習得したことを雪見に訊かれた時、「僕は頭がおかしいんだ」という発言を残す。
- 壬晴に森羅万象を使って己が存在しなかったように歴史を書き換えるように頼む。女顔で壬晴に劣らずマイペース。
- 雲平・帷・デュランダル（くもひら・とばり・でゅらんだる）
- 年齢:25歳/誕生日:3月17日/身長:186cm/体重:73kg
- 壬晴の通う中学校の英語講師。欧州生まれの萬天の忍者。一応とりまとめ役。壬晴を守ることに命を賭け、契約をする。乗り物嫌いだが祖父にムリヤリ飛行機に乗せられ来日。壬晴のもつ森羅万象をめぐった争いのときの記憶が唯一残っている人物。
- 乗り物恐怖症の為、移動手段は何が何でも徒歩である。(自転車すら乗れない)
- 乗り物に乗る際は、大抵壬晴の台詞で気絶させられた後。
- 清水 雷鳴（しみず らいめい）
- 年齢:14歳/誕生日:4月1日/身長:161cm/体重:44kg
- 風魔出身の侍である金髪のツインテールの少女。黒我聞(刀の名)を持つ。よく人違いをする。清水家跡で雷光と対決するが敗れる。壬晴や虹一のクラスに臨時生徒として居座り、壬晴の実力を確かめようと鉛筆を投げたこともある。
- 屋内で奇襲する際は、天井を正方形に足で割って登場する
- 相澤 虹一（あいざわ こういち）
- 年齢14歳/誕生日：7月31日/身長：168cm/体重54kg
- 壬晴の同級生。忍道部の部長。福嶋流の忍。眼鏡が特徴。普段はお人好しで壬晴と雷鳴の仲の良さに疎外感を覚えたりしている。が、時折冷酷な一面も見せ、「森羅万象」を目覚めさせようとした壬晴を刺したこともある。謎が多い。
- オマケマンガで壬晴、帷、雷鳴によって『レインボーメガネ君』というアダナを付けられた。
- 普段のあだ名は「メガネ・メガネ君」。灰狼衆など外部の人間からもそう呼ばれている。
- 雪見 和彦（ゆきみ かずひこ）
- 灰狼衆の一員。実地遂行班で宵風の監視役。暗器使いで、土遁の術なら多少は使える。表の世ではコピーライターの仕事に勤めている。
- 料理等もそこそこ出来る。
- 妹がいる(寿司屋で働いている)
- 清水 雷光（しみず らいこう）
- 年齢:20歳/誕生日:9月20日/身長:177cm/体重:65kg
- 元は、風魔の侍だったが、今は、灰狼衆・造反者取締人｢分刀(わかち)｣に属す。
- 彼岸花が好きで、髪の毛をピンクに染めている。妹・雷鳴の憎しみを募らせるために表の世の警察に見つかるように、殺人を犯していた。白我聞を持つ。清水家に反旗を翻そうとしたおじを殺したところを雷鳴に見られ、誤解されていた。ペーパー免許。
- 寿司はネタしか食べない(シャリは俄雨が食べる)
- 目黒 俄雨（めぐろ がう）
- 分刀の一人で、雷光の付き人。隠の世とはまったく関係の無い表の世の出身。雷光に命を救われ、隠の世を知る。雷光を尊敬しており、助けたいと願っていた。雷鳴の誤解を解こうと病院を駆け巡り、不審者扱いされた。再び対決しようとした雷光と雷鳴の前に現れ、雷鳴を庇う。
- 風魔 小太郎（ふうま こたろう）
- 風魔の里首領である。変化の術が得意。雲平の「不殺」忍道を「甘い」と言う。女好きだが本人曰く「男性嫌いなだけ」らしい。変人。
- モデルは実在した忍者風魔小太郎だと思われる。
- 表の世では「旋風太郎左ェ門(つむじかぜたろうざえもん)」文部科学省名誉顧問を務めている。
- サラバ
- 風魔の里副首領である。雷鳴の姉的な存在で修行にもよく付き合う。
- 織田 八重（おだ やえ）
- 戸隠の里首領であり、人材派遣会社「フォグブルー」代表取締役社長である。禁術「飯綱心眼」を習得しており、心を読む事が出来る。
- 過去に一人娘を失っており、虹一の手によって復讐が果たされた。
[編集] 禁術について
- 気羅
- 灰狼衆の宵風が体得している。
- 万物に流れる「気」を利用する。中国の気功術に近い。
- 己の気(生命力の欠片)を相手に撃ち込み、内部から血肉を支配する。
- 術者が死亡した場合、気を体内に撃ち込まれたままの相手も死亡する。
- 術者は最終的に五感が機能しなくなり、ひからびて死亡する。
- 飯綱心眼
- 戸隠の里の首領・織田 八重が体得している。
- 相手の心の中を読み取る事が出来る。
- 風魔小太郎が「対・飯綱心眼」の術を体得させた忍には通じなかった。
- 壬春の心を読む際に、『森羅万象』を目撃している事から記憶や心の中を映像の様に読み取る事が出来ると思われる。
[編集] 森羅万象（しんらばんしょう）について
- 森羅万象
- 主人公・六条 壬春がその身に秘めている。
- 忍が『五行』の森羅万象の理を研究した末に生まれた。
- 森羅万象が宿る人物はランダムであり、幾年もの期間現れない場合もある。
[編集] 風魔小太郎分析
- イロモノ色の強い風魔小太郎についてまとめてみる
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