うえほんまちハイハイタウン
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うえほんまちハイハイタウンは、近畿日本鉄道上本町駅前(大阪市天王寺区)にある複合型商業施設である。
[編集] 歴史
上本町駅前の商業施設は1925年に「大軌(大阪電気軌道)ビル」として開設され、そのビルの敷地内に近鉄百貨店の母体となる三笠百貨店がオープン。しかし第二次世界大戦(太平洋戦争)の影響で焼け野原となり、上本町地域の商業ビルも廃墟と化した。戦後は「闇市」が開かれたが、大阪府警察本部は闇市閉鎖を決行。その後改めて地主との賃貸契約を結ぶことで商業閉鎖の危機を乗り切ったが、これを機に住民が「復興速進会」を発足し、1948年「国際商店会」に発展していった。
1962年上本町6丁目(上六)商店会から大阪市に対して公園緑地計画の変更を求める陳情書が提出され、上本町地区に地下街を含む地上10階建てのビルディングを共同で建設したい旨を提案。1969年6月に制定された「都市再開発法」を受けて8月に同商店会振興組合により公園の廃止と市街地再開発の陳情書が提出。1974年12月にその変更告示が行われ、1977年に再開発事業の認可を受け、1979年に完成した。
[編集] 施設概要
- 地上15階、地下1階
- 地下1階は主として飲食店街
- 1階-3階は三菱東京UFJ銀行(地下1階にもあり)、ローソン、ミスタードーナツ、阪急ファミリーストア、キャンドゥなどを始めとして食堂・商業施設
- 4階-15階は住宅・オフィス・医療施設 日本ICS株式会社大阪本社等が入居