ごまっとう
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ごまっとうは日本の女性アイドル集団ハロー!プロジェクトのソロヴォーカリストである後藤真希、松浦亜弥、藤本美貴の3人が2002年10月に結成した期間限定ユニットの名前である。
ユニット名は3人の頭文字である、後藤の後、松浦の松、藤本の藤(「とう」と読ませる)に由来しており、ハロー!プロジェクトのプロデューサーであるつんく♂(シャ乱Q)が命名した。
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[編集] 概要
- それぞれソロで活動していたが、2002年11月、初めてごまっとうとしてテレビに登場した。
- 当初、ピッコロタウンのCD番号としては後藤真希のソロ独立第一作がリリース予定されていたが、それがキャンセルされて急遽ごまっとうを結成、「Shall We LOVE?」リリースとなった経緯が有る。その為ピッコロタウン(キングレコード扱い)から発売されている。
- 実質的な活動は、同月に発売されたシングルCDと翌月に発売されたDVD「SHALL WE LOVE?」のみである。
- このシングルはC/W曲が無く、リミックスバージョンとインスト曲だけが収録された、ハロー!プロジェクトには珍しい構成になっている。
- リリース時期が年末押し詰まっていたせいもあり、通常ハロー!プロジェクトの歌手の作品の集大成として年末に出されるプッチベストシリーズのCDやDVDには収録される事は無かった。しかし、翌春にリリースされた3人それぞれのソロアルバムに於いて、3人それぞれに別趣向を凝らした「Shall We LOVE?」のソロバージョンが競作されている。
- 後藤(ピッコロタウン)、松浦(ゼティマ)、藤本(ハチャマ)と3人とも別々のレーベルの所属なのが珍しい組み合わせと言える。
- オリジナルのごまっとうバージョンに於いては、歌のイントロで3人の掛け合いの小芝居が演じられる。
[編集] NHK紅白歌合戦との関係
- 「ごまっとう」名義での「紅白」出場は無かったが、2人ずつがユニット参加する形での出場が何度か有る。
- 又、第57回のGAMの出場により、3人共「最多別名義出場」の記録保持者となった。詳しくはNHK紅白歌合戦#紅白歌合戦の主な記録の項も参照のこと。
[編集] 音楽
[編集] シングル
- SHALL WE LOVE? (2002年11月20日)
[編集] DVD/VHS(シングル)
- シングルV・SHALL WE LOVE? (2002年12月4日)
[編集] その他
[編集] ラジオ
ごまっとうサンタがやってきた
ニッポン放送で、当時藤本美貴 ハート・デイズ・レディオと松浦亜弥Let's do it!!と言う番組がそれぞれあったが、それを跨いで2002年クリスマスだけ特別番組を2晩に分け、枠も大幅拡大して放送された。後藤は別収録のナレーターに徹し、松浦と藤本がそれぞれの家(番組)に訪ねて来ると言う趣向でファンには大好評を博した。
[編集] ごまっとうパンツ
- Shall We LOVE?リリース当時テロテロの生地の女物のズボンが流行。ラジオで松浦亜弥が既に流行になっているそのズボンを命名。
[編集] TLCの影響
楽曲にR&Bの要素を取り入れ、結成時のマスコミ報道でTLCの名が挙げられた。次の点でアメリカのTLCの影響を大きく受けていると思われる。
- メンバーの頭文字からユニット名を付ける
- 活動時の衣装や髪型
[編集] 関連項目
- 後浦なつみ
- DEF.DIVA
- GAM
- ハロー!プロジェクト
- ごなっとう
- 中澤裕子、後藤真希、藤本美貴の3人で2002年12月11日夜、新宿の東京厚生年金会館で「FOLK SONGS 3」の発売記念コンサートを行った。この時「ごまっとう」を捩って松浦の「ま」の代わりに中澤の「な」を入れて「ごなっとう」と称した。
- ごまぅどう
- 2003年1月7日放送の「MUSIX!」(テレビ東京系)「お鍋でポカポカ新年会スペシャル」にて結成されたチーム。この時は藤本の代わりにキャイ~ンのウド鈴木が入り、「ごまっとう」を捩って「ごまぅどう」と称した。