すがしま型掃海艇
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すがしま型掃海艇 | ||
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概歴 | ||
就役開始 | 1999年3月16日 | |
退役完了 | 就役中 | |
前級 | うわじま型掃海艇 | |
次級 | ひらしま型掃海艇 | |
要目 | ||
艦種 | 掃海艇 | |
排水量 | 基準排水量 | 510t |
全長 | 54m | |
全幅 | 9.4m | |
深さ | 4.5m | |
吃水 | 2.4m | |
機関 | 三菱6NMUディーゼル2基 2軸 | 1,800hp |
速力 | 14ノット | |
乗員 | 45人 | |
武装 | 20mm機関砲 | 1門 |
レーダー | 対水上レーダー | 1基 |
ソナー | TYPE2093 | |
掃海装備 | 機雷処分具PAP-104 | |
係維掃海具 |
はつしま型掃海艇のペルシャ湾における経験から(自衛隊ペルシャ湾派遣)、イギリス海軍のサンダウン級掃海艇を参考として建造された木造掃海艇である。うわじま型掃海艇までの従来の機雷戦装備から、NATO諸国の装備を導入したものに変更し、より近代的な機雷戦(掃海、掃討)に対応している。感応掃海具としては、オーストラリア製のDYAD(ダイヤード/磁気)とPNM(音響)を採用した。これらは固有装備ではなく母艦または基地より曳航する形となっている。なお、掃海目的を兼ねた固定武装として、20mm機関砲を前甲板に装備している。
この他にも、水中放射雑音の低減の為、発電機を上甲板に装備し、機雷掃討の際には電気推進への切換えを行えるようになっている。
また、隊員の体格向上に伴い、天井の高さが今までの掃海艇比べて高く設計されており居住性は向上している。
機雷掃討の際の運動性能向上、ホーバリング性能向上のため、バウ・スラスター、シリング舵を採用し、これと連動する自動操艦装置の装備などで、航洋性の向上が図られている。
[編集] 同型艦
- MSC-681 すがしま 1996年5月8日起工、1997年8月25日進水、1999年3月16日竣工
- MSC-682 のとじま 1996年5月8日起工、1997年9月3日進水、1999年3月16日竣工
- MSC-683 つのしま 1997年8月7日起工、1998年10月22日進水、2000年3月13日竣工
- MSC-684 なおしま 1998年4月17日起工、1999年10月7日進水、2001年3月16日竣工
- MSC-685 とよしま 1999年4月26日起工、2000年9月13日進水、2002年3月14日竣工
- MSC-686 うくしま 2000年5月17日起工、2001年9月17日進水、2003年3月18日竣工
- MSC-687 いずしま 2000年4月27日起工、2001年10月31日進水、2003年3月18日竣工
- MSC-688 あいしま 2001年4月17日起工、2002年10月8日進水、2004年2月26日竣工
- MSC-689 あおしま 2002年4月15日起工、2003年9月16日進水、2005年2月9日竣工
- MSC-690 みやじま 2002年5月28日起工、2003年10月10日進水、2005年2月9日竣工
- MSC-691 ししじま 2003年5月23日起工、2004年9月29日進水、2006年2月8日竣工
- MSC-692 くろしま 2004年5月12日起工、2005年8月31日進水、2007年2月23日竣工