アミオ 354 (航空機)
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アミオ 354 (Amiot 354) は、フランスのアミオ社によって開発された双発爆撃機である。原型は郵便機であるアミオ 341で1934年に初飛行したが、これを爆撃機化したのがアミオ350シリーズで350から354までの型があった。これらの型の間の主な相違点は尾翼の形状と搭載するエンジンの種類であった。
1939年からアミオ351の量産が開始され、続けてさらにエンジンを強化したアミオ354の量産が開始された。これらの機体はそれまでの旧式のフランス製爆撃機よりもはるかに優れた性能を示したため、フランス空軍ではLeO451と共に爆撃機部隊の柱として期待していた。しかし生産が遅れフランス降伏前に部隊配備された機体数はわずかで、ほとんど実戦に参加せずに終わった。休戦後は、残った機体をヴィシー政府やドイツ軍が輸送機として使用した。
[編集] スペック
- 全長:14.50 m
- 全幅:22.83 m
- 全高:4.06 m
- 全備重量:11,285 kg
- エンジン:ノームローン14N 空冷14気筒 1,140 hp × 2
- 最大速度:479 km/h
- 実用上限高度:10,000 m
- 航続距離:2,500 km
- 武装
- 爆弾1,000kg
- 20mm機関砲 × 1
- 7.5mm機関銃 × 2
- 乗員 4名