ウメノチカラ

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ウメノチカラ
性別	牡
毛色	黒鹿毛
品種	サラブレッド
生誕	1961年 4月20日
父	ヒンドスタン
母	トキノメーカー
生産	細道与一郎
生国	日本（北海道浦河町）
馬主	梅野昇
調教師	古賀嘉蔵（中山）
競走成績	27戦9勝
獲得賞金	2922万7150円
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ウメノチカラは日本の競走馬。日本クラシック三冠馬シンザンのライバルとして知られ、東京優駿（日本ダービー）と菊花賞ではシンザンの2着に入るも一度も勝つことはできなかった。主な勝ち鞍は朝日杯3歳ステークス。1963年最優秀3歳牡馬。

[編集] 戦績

デビュー前から期待馬として名前が売れており、同日デビュー予定だったシンザンの武田文吾調教師は「わざわざ負けに行くことはない」と言ってデビューをずらすほどだった。期待に違わずこの年は3勝をあげ、朝日杯3歳ステークスを制すと1963年最優秀3歳牡馬に選出されている。

翌春、弥生賞とオープンの後シンザンと初対決となったスプリングステークスに出走したが、ウメノチカラはヤマニンスーパーにも後れを取る3着に敗れてしまった。そのため皐月賞でも人気を落とし4番人気で3着に敗れている。東京優駿のトライアルとしてNHK杯に出走するとオンワードセカンドを破り再び対シンザンの2番手として東京優駿に挑む。直線で抜け出したシンザンを一度は交わしたものの、抜群の勝負根性を持つシンザンに差しかえされ、1と1/4馬身差の2着に終わった。

秋になり、古馬相手に毎日王冠2着の後、セントライト記念をレコードで1着、オープン1着と調子を上げていった。対するシンザンは夏負けにかかっており、菊花賞ではウメノチカラはなんと1番人気に押された。だがやはり直線では一旦先頭に立つが、最後かわされると一瞬のうちに突き放され2馬身半差の2着でクラシック競走を終えた。この後有馬記念に挑んでいるがファン投票ではなぜか三冠馬シンザンより票が多くメイズイに次ぐ2位であった。シンザンは回避し出走していなかったが、勝ちきれず4着に終わっている。

翌年は新潟記念、毎日王冠に優勝したものの、秋シーズンはさんさんたる結果に終わっている。天皇賞（秋）では7着、クモハタ記念と有馬記念は最下位に敗れてしまった。だが翌年は少し復調し、天皇賞（春）では2着に入った。

引退後は種牡馬入りしているが、あまり人気が出ず1978年種牡馬登録抹消。

[編集] 競走成績

1963年　戦勝

1着　朝日杯3歳ステークス

1964年　

1着　セントライト記念、NHK杯
2着　東京優駿、菊花賞、毎日王冠

1965年

1着　新潟記念、毎日王冠

1966年

2着　天皇賞（春）

[編集] 血統表

ウメノチカラの血統　ボワルセル系（セントサイモン系）／Blandford4×3.5=21.88%
父 *ヒンドスタン Hindostan 1946　黒鹿毛	Bois Roussel 1935　黒鹿毛	Vatout	Prince Chimay
			Vasthi
		Plucky Liege	Spearmint
			Concertina
	Sonibai 1939　鹿毛	Solario	Gainsborough
			Sun Worship
		Udanipur	Blandford
			Uganda
母トキノメーカー 1952　黒鹿毛	*プリメロ Primero 1931　鹿毛	Blandford	Swynford
			Blanche
		Athasi	Farasi
			Athgreany
	ラッキーパレード 1945　黒鹿毛	イブキヤマ	*ステーツマン
			ラウネラ
		エツフォード	*シアンモア
			越龍 F-No.6