オスモ・ヴァンスカ
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オスモ・ヴァンスカ (Osmo Vänskä、1953年2月28日 - ) はフィンランドの指揮者。
元々はクラリネット奏者であり、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団で活動していたが、シベリウス・アカデミーで指揮を学んだ後、ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝し、指揮者としての活動を本格的に開始した。
1985年にラハティ交響楽団の首席客演指揮者に就任、さらに1988年に同楽団の音楽監督に就任して以来、無名だった同楽団を世界的なオーケストラに育て上げた。多くの場合、オーケストラが技術的に飛躍を見せるときは、それに伴って元来持っていた独自の音色美、個性を失うことが多い。しかし、ヴァンスカの非凡なるところは、彼はラハティ響の技術上のレベルアップを果たしながらも、それと同時にこのオーケストラが本来持ち合わせているローカルな特色を生かすことに腐心したところである。その結果、ヴァンスカ&ラハティ響のコンビによる北欧音楽、特にシベリウスの演奏は、その独特の透明感溢れる響きから「フィンランドの風景を思い起こさせる」「北欧の空気そのまま」などと絶賛を博すこととなった。
上記の理由などが示すように、同楽団とのシベリウスの交響曲や管弦楽曲の録音は、世界的に評価が高い。なお、ラハティ交響楽団での首席指揮者は、2008年まで務めることになっているが、その後も定期的に客演を行う旨をヴァンスカ本人が表明している。
そのほか、1993年から1996年までアイスランド交響楽団、1996年から2002年までBBCスコティッシュ交響楽団のそれぞれ首席指揮者を務めた。また、2003年よりミネソタ管弦楽団の音楽監督を務め、現在同楽団とのベートーヴェンの交響曲の全曲録音に取り組んでおり、北欧音楽以外の分野での活躍も期待されるところである。我が国へは、ラハティ響を率いての来日公演の他、読売日本交響楽団に客演するなどして度々来日している。
先代: 大植英次 |
ミネソタ管弦楽団首席指揮者 2003– |
次代: |
カテゴリ: フィンランドの指揮者 | 1953年生