キャプテンナムラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

キャプテンナムラ
性別	牡
毛色	鹿毛
品種	サラブレッド
生誕	1975年 4月27日
死没	2000~03年?
父	シンザン
母	フエアリーレデー
母の父	Solonaway
生産	三栄牧場
生国	日本（北海道浦河町）
馬主	奈村信重
調教師	坂口正大（栗東）
競走成績	中央18戦5勝・地方3戦1勝
獲得賞金	1億2820万5200円
■Template （■ノート）

キャプテンナムラ（1975年 4月27日 - 2000~03年?）は、1970年代末から1980年代初頭に活躍した日本の競走馬である。父はシンザン、母はフエアリーレデー。主な勝ち鞍は阪神大賞典・鳴尾記念の全21戦6勝。主戦騎手は田島良保で、追い込みを得意戦法としていた。

[編集] 戦績

1977年 12月にデビューしたものの3連敗。その後、年明け早々に未勝利では無く若竹賞特別で勝ち上がると、調整明け緒戦こそ取り零したが次走を連勝。滑り込みで挑戦権を得た東京優駿（日本ダービー）に望むも、直前に骨折してしまい出走は叶わなかった。秋に復帰すると菊花賞へのステップレースとして京都新聞杯に挑んだが、よもやの惨敗（9着）を喫する。それでも果敢に挑戦した菊花賞は、12番人気ながら最内を鋭く伸びたものの、勝負所で怯んだのが致命傷となりインターグシケンの2着に惜敗。だが、次走阪神大賞典を圧勝し初重賞制覇を飾る。更に鳴尾記念にも勝ち、天皇賞（春）では1番人気に押された。シンザン産駒初の八大競走制覇が期待されたが、淀名物・3コーナーで気弱な一面を見せたのが命取りとなり、よもやの4着敗退に終わった。その後は脚部不安に悩まされ、長期休養明け後3戦をそこそこの成績（6着・2着・4着）した後、青天の霹靂の様な地方転出が決まってしまう（坂口正大調教師も移籍決定までこの事を知らなかった）。紀三井寺競馬場では屈腱炎を患いながら1勝を挙げるが、最後は競走中止・引退となった。生まれついての気弱な性格が最後まで足を引っ張り、本来の才能を最後まで出し切れずに終わったのである。

[編集] 引退後

引退後は使役馬兼種牡馬となり、キャプテンボーイ・ハンサムナムラが中央で勝ち上がる。1988年種牡馬引退、乗馬へ。2000年弟子屈町の乗馬クラブにて引退名馬繋養展示事業助成金交付馬となる。2003年以降、助成金対象馬に彼の名前はない。2000年時点で25歳の高齢だった為、恐らくこの間に死亡したのだろう。

[編集] 血統表

キャプテンナムラの血統　Bois Roussel系／Theft 4×3=18.75%、Gainsborough 5×5=6.25%、Sun Worship 5×5=6.25%、Shian Mor 5×5=6.25%
父シンザン 1961 鹿毛	* Hindostan 1946　黒鹿毛	Bois Roussel	Vatout
			Plucky Liege
		Sonibai	Solario
			Udaipur
	ハヤノボリ 1949　栗毛	ハヤタケ	* Theft
			飛竜
		第五バッカナムビューチー	* Tournesol
			バツカナムビユーチー
母フエアリーレデー 1961 鹿毛	* Solonaway 1946　鹿毛	Solferino	Fairway
			Sol Speranza
		Anyway	Grand Glacier
			The Widow Murphy
	セフトクヰン 1946　鹿毛	* Theft	Tetratema
			Voleuse
		第参スターカツプ	* Primero
			スターカツプ F-No.3-l