クンニリングス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クンニリングス(cunnilingus)は、ラテン語で、女性の陰部(クリトリス(clitoris)・尿道口(Urethra)・膣(vulva)・小陰唇・大陰唇や肛門)に口をつけ舌や唇・歯などで刺激を与える行為。オーラルセックスの一種である。「クンニ」と略すこともある。
一般に異性間の性行為の前戯として男性が女性に対して行うが、レズビアンの女性同士においても重要な性技のひとつとしておこなわれる。刺激される側だけでなく、刺激する側も性的興奮・快楽を得ることができる。ただ、人によっては膣のにおいがきつく、トラウマになる人間もいる。
通常、裸の女性を仰向けに寝かせて足を開き、男性が女性の股間に顔を寄せて舐めたりキスしたりする。仰向けになった男性の上に女性が座って行なわれることもある(顔面騎乗)。
変化形として、着衣のままの女性のスカートに頭を突っ込んで・スカートをまくって下着だけ下ろさせ行なったり、スラックスと下着をずり下ろして行う、女性を立たせた状態で行う(立ちクンニ)などの方法がある。
更に難易度の高いものとしては、男性の顔に女性の性器が当たるように肩車を逆にして担いで行う方法や、女性の足首をつかんで空中にぶら下げて股間をなめる方法もあるが、実際には体力的にも技術的にも長時間の継続が困難で集中しにくい。
またクンニリングスなどのオーラルセックスでは性感染症に感染しないと考えている者も多いがそれは誤りである。ヴァギナを舐めることによって、クラミジア、淋病、ヘルペス、尖形コンジローム、梅毒、B型肝炎に感染する可能性があり、アナルを舐める行為によっては、便を媒介してA型肝炎、アメーバ赤痢などに感染する可能性がある。
[編集] 参考文献
- 「性行為別の性感染症リスク」 ForSex、2004年10月16日。