ゴリアテ
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ゴリアテは、旧約聖書のサムエル記に登場するペリシテ人の巨人兵士。サウル王治下のイスラエル王国の兵士と対峙し、彼らの神を嘲ったが、羊飼いの少年であったダビデが投石器から放った石を額に受けて昏倒し、自らの剣で首を刎ねられた。英語発音でゴライアス(Goliath)とも呼ばれる。この故事にちなんで小さな者が大きな者を打ち負かす喩えとしてよく使われる。
[編集] その他のゴリアテ
- ドイツ軍が第二次世界大戦中に利用した、60kgの爆薬を運ぶミニ戦車型の装置。有線で遠隔操作され無限軌道で走行した。主な使用法は、地雷原の掃討もしくは敵陣地の破壊。電気モータタイプ (Sd.Kfz.302) とエンジンタイプ (Sd.Kfz.303) の2種類が存在した。
- アニメ『天空の城ラピュタ』に登場する巨大戦闘飛行船。ムスカ大佐一行がこれに乗り、飛行石の示す道をたどってラピュタへ向かう。途中、ドーラ一家の母船タイガーモス号と交戦しこれを大破させた。その後ムスカ操るラピュタに挑むも、反撃に会い轟沈(墜落)。
- アラビア語「アイン・ジャールート」は「ゴリアテの泉」という意味(アイン・ジャールートの戦いを参照)