ゴー・モーション
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ゴー・モーション(GO MOTION)は、ストップモーション・アニメーションの一種で、1981年の映画『ドラゴンスレイヤー』においてインダストリアル・ライト&マジック社のフィル・ティペットが開発した手法である。
もともとストップモーション・アニメーションは1コマごとに動きのない物体を撮影するために「ブレ」というものが生じず、映像として流すとカクカクと不自然な動きに見えてしまうという欠点があった。そこで、1コマを撮影するときに物体をメカニカルに動かすという手法でブレを生じさせる方法をとったのがゴー・モーションである。『E.T.』などの映画で使われた。
しかし1993年、映画「ジュラシック・パーク」以降の急速なコンピュータ・グラフィックスの普及により、ストップモーション自体がSFXの技術としては使われなくなった。