サーカス (映画)
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サーカスは、1928年に公開されたアメリカ映画。監督・脚本・演出・音楽・主演チャーリー・チャップリン。1928年のアカデミー賞名誉賞を受賞した。
サーカス The Circus |
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監督 | チャーリー・チャップリン |
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製作 | チャーリー・チャップリン |
脚本 | チャーリー・チャップリン |
出演者 | チャーリー・チャップリン マーナ・ケネディ ハリー・クロッカー |
音楽 | チャーリー・チャップリン |
配給 | ユナイテッド・アーティスツ |
公開 | 1928年 |
上映時間 | 72分 |
製作国 | アメリカ |
言語 | 英語 |
allcinema | |
キネマ旬報DB | |
All Movie Guide | |
IMDb | |
[編集] 概要
この作品においてチャップリンは、監督賞・主演男優賞のノミネートが発表されたが、名誉賞の受賞にともなってノミネートを取り消された。ノミネート取り消しに関しては、ハリウッドで反感を買っていたからという説もある。(この名誉賞と1971年の名誉賞以外には、チャップリンの作品は一度もノミネートすらされていない) 綱渡りのシーンではスタントや特撮を一切用いておらず、すべて本人が実際に演じている。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] あらすじ
巡業サーカスを見ていた放浪者(チャップリン)は、泥棒として警察に追われたことがきっかけで、大道具係としてサーカスに入団。愉快なキャラクターでたちまち売れっ子になる。 彼は団長の娘(マーナ・ケネディ)に恋をするが、彼女は新しく入団した綱渡り師(ハリー・クロッカー)に夢中。彼女をふり向かせようと、放浪者はひそかに綱渡りの練習をするのだった。 そんな中、綱渡りの演目を前にして綱渡り師がいなくなり、放浪者が代役に抜擢される。命綱が外れたりなどのハプニングの中、放浪者はみごとに綱渡りを演じきる。 が、娘はそれどころではなく、父親[1]である団長の虐待に耐えかねてサーカスを抜け出す。放浪者は迷った末に、綱渡り師に彼女を託す。綱渡り師は団長から彼女をかばい、彼女はサーカスへの復帰を許された。 サーカスの馬車が次の興業へと旅立った後には、ひとり遠くを見つめる放浪者の姿があった。
[編集] 脚注
- ^ 日本ヘラルド映画からリリースされたDVDでは、「義父さん」という字幕がついているが、元のセリフは単に"father"である。