シッキム州
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シッキム州 Sikkim सिक्किम |
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基礎情報 | ||
国 | ![]() |
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行政区 | シッキム州 | |
州都 | ガントク(Gangtok) | |
面積 | 7,096 km² | |
人口 | (2001年) | |
- 合計 | 540,493 人 | |
- 人口密度 | 76.17 人/km² | |
時間帯 | インド標準時(IST)UTC+5:30 | |
公用語 | ネパール語 | |
創立 | 1975年5月16日 | |
知事 | V. ラーマ・ラオ(V. Rama Rao) | |
首相 | パワン・クマール・チャムリング(Pawan Kumar Chamling) | |
立法機関(議席数) | 一院制(32) | |
略称(ISO) | IN-SK | |
州公式ウェブサイト | http://sikkim.nic.in |
シッキム(英語:Sikkim、ネパール語:सिक्किम、チベット語:འབྲས་ལྗོངས་) は、インド北東部の、ネパール、中華人民共和国チベット自治区、ブータンに囲まれた州。面積は7096平方キロメートルである。州都はガントク。
目次 |
[編集] 地理
南端部のティースタ川沿いの河谷平野を除くと、シッキム・ヒマラヤとよばれる山岳地帯に覆われている。山地は垂直的に、標高1500メートルまでは熱帯性・亜熱帯性森林、標高1500メートルから4000メートルまでは温帯性森林で、その下方で農業が営まれ、標高4000メートルから雪線(標高4800メートル)までは高山性草地でヤクの放牧地となる。
[編集] 経済
農業は米、トウモロコシ、オレンジ、茶などを主とする。工業は果物加工のほかは未発達である。
[編集] 歴史
レプチャ族が原住民であるが、17世紀にはチベット族が、19世紀の茶プランテーションの発達につれて、リンブー、グルン、ネワールなどのネパール系諸民族が流入し多数派となった。17世紀以来「シッキム王国」が存在したが、1890年の清朝とイギリスとのシッキム条約によりイギリスの保護国となり、1947年には独立したインドがイギリスのシッキムに対する権益を継承した。1950年、条約によってインドの保護国となり、1975年には州の1つとしてインドに編入され王政も廃止された。なお、中華人民共和国はシッキム王国のインド併合を長らく認めておらず、中国の地図には最近までシッキムが国として書かれていたが、2005年になってようやくインド併合を認めた。同時にインドはチベットが中国の領土であることを再確認した。大国の思惑が一致したのである。
[編集] 外部リンク
- シッキム州政府の公式サイト
- 消滅した国々-シッキム王国
- ネパール系インド人と社会運動(第5章および付録1)
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