スブタ
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?スブタ | ||||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Blyxa echinosperma (C.B.Clarke) Hook.f. |
スブタ(簀蓋、Blyxa echinosperma)は、トチカガミ科スブタ属の一年草で、水田や溝などに群生する沈水性の水草であり気中葉は作らない。ナガバスブタという呼称も存在し、スブタと同一種を指す。
茎はごく短く、葉は細長い針状楕円形で、根出状に出る。葉の数が多く、よく育つと、水中にくす玉を沈めたような具合になる。花茎を水面上に伸ばし、白い花を咲かせる。ただし、花弁が糸状に細く、咲いていてもよく見ないとわからない。
国内では本州以南に分布し、国外では東南アジアからインドにかけて広く分布している。
[編集] 近縁種
日本国内ではスブタ属の近縁種、マルミスブタ、ヤナギスブタ、セトヤナギスブタ、ミカワスブタが自生している。ヤナギスブタは茎がやや長く伸び、水中に立ち上がる様になる一方で、葉はやや短い。それ以外の種はスブタによく似ており、正確には種子を見ないと判別できない。
[編集] アクアリウムでの利用
アクアリウムにおける水草レイアウトではスブタの仲間はブリクサと呼ばれ人気があるが、よく見かけるブリクサ・ショートリーフはBlyxa novoguiensisであり、スブタとは同属の別種である。時折東南アジア産のスブタ(流通名:ブリクサ・エキノスペルマ Blyxa echinosperma)も水草市場に流通しているが、水槽内での育成は比較的難しい。
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