スラフコ・クワテルニク
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スラフコ・クワテルニク（Slavko Kvaternik；1876年 - 1947年6月7日）は、クロアチアの軍人、政治家。元帥。
1871年にクロアチアで起きた武装蜂起の指導者エフゲニー・クワテルニクの孫。
オーストリア・ハンガリー軍に勤務し、1911年5月から第42ベンガル連隊の参謀大尉。第一次世界大戦に従軍し、1914年10月からS.ボロエヴィッチ将軍の副官。1916年2月～1917年10月、第55歩兵師団参謀長、1918年5月に中佐に昇進。
戦後、大佐としてユーゴスラビア軍に入隊。アンテ・パベリッチと共にクロアチア民族主義運動に参加し、ウスタシャのNo.2となった。1941年4月10日、クロアチア独立国の宣言文をラジオで読み上げ、翌11日、擁護に対する感謝とクロアチアが枢軸国側に立つことについて、アドルフ・ヒトラー宛てに電信を送った。4月12日、クロアチア政府を組閣したが、ドイツの命令によりパベリッチを国家元首として承認せざるを得なかった。4月16日、国防相兼クロアチア独立国軍総司令官としてパベリッチ政府に入閣。
1942年までにパべリッチと対立し、政府内でのより大きな権限を要求した。1942年9月に国防相、1943年1月に総司令官を罷免。
戦後、逮捕。1947年5月29日、ザグレブにおいて、V.コザク、M.ナヴラチル、M.アライベゴヴィッチ、I.レチェヴィッチ、O.クレノヴィッチ、駐クロアチア・ドイツ大使Z.カシェ等と共に、ユーゴスラビア軍法会議により裁判にかけられる。同年6月7日、被告全員に死刑が言い渡され、処刑。
