チャック・レイニー
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チャック・レイニー(Chuck Rainey、Charles Walter Rainey III、1940年6月17日 - )はアメリカのベーシスト。セッション・ベーシストとして、ソウル、R&Bを中心に幅広いジャンルのレコーディングで活躍した。伝説扱いされているジェームス・ジェマーソンの影に隠れがちであるが、モータウン・レーベルのレコーディングにも数多く参加しているといわれ、ジェームス・ジェマーソンと同様、現在のポップ・ミュージックのベース技法に多大な影響を与えた。
[編集] 略歴
オハイオ州クリーブランド生まれ。兵役中にギターを覚え、後にベースに転向。ニューヨークでセッション・ベーシストとして活動を始め、クインシー・ジョーンズ、アレサ・フランクリン、シュープリームスなどのレコーディングで活躍する。1972年にロサンゼルスへ移り、スティーリー・ダンのレコーディングで重要な役割を果たした。
グルーブ感あふれるメロディアスなベースラインを弾くのが特徴で、1990年代以降は、1970年代のブラック・ミュージックやジャズ・ファンクが再評価された中で"リスペクト"を受けるミュージシャンの一人となった。吉田美和のレコーディングにも参加している。
[編集] 外部リンク
カテゴリ: アメリカ合衆国のミュージシャン | ベーシスト | ソウル/R&B | 1939年生