テブナンの定理
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テブナンの定理(テブナンのていり, Thevenin's theorem)は、多数の電源を含む電気回路に負荷を接続したときに得られる電圧や負荷に流れる電流を、単一の内部抵抗のある電圧源に変換して求める方法である。 フランスの技術者、シャルル・テブナンにより発表された。 日本では等価電圧源表示(とうかでんあつげんひょうじ)、また独自に発表した鳳秀太郎(ほう ひでたろう、東京大学工学部教授で与謝野晶子の実兄)の名を取って、鳳-テブナンの定理(ほう・テブナンのていり)ともいう。
負荷を開放したときの電源部の電圧を Vf 、電源を除いたときの電源部の内部抵抗を R0 、負荷を RL 、負荷に流れる電流を IL 、負荷を接続したときの電圧を VL とすると、
なお、電源を取り除く場合、電圧源の場合は短絡、電流源の場合は開放して考える。
[編集] 関連項目
- ノートン(ノルトン)の定理 : テブナンの定理の双対。等価電流源表示。
- 電圧源 - 電流源
- 電気回路 - 直流回路