ドメル
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ドメルは、アニメ『宇宙戦艦ヤマト』に登場する、架空の人物。ガミラス軍銀河系方面軍作戦司令長官(太陽系方面軍作戦司令長官)。(声:小林修)
[編集] 宇宙戦艦ヤマト
「宇宙の狼」と呼ばれるガミラス帝国が誇る名将。理論派にして実行力のともなう優秀な軍人であった。小マゼラン方面軍作戦司令長官として、ルビー戦線で功労があり、ガミラスの最高功労勲章であるデスラー勲章を何度か授与されている。
デスラーに対して、ヤマト撃破を志願し、銀河系方面軍作戦司令長官に任命され、バラン星に赴任していった。この人事にバラン星基地司令官から降格されたゲールは不満を抱く。 また、一応は先任で年長でもあるゲールに対するドメルの態度も、お世辞にもよいものとは言えなかった。ゲールの不満は蓄積し、やがてドメルの思わぬ形で爆発する。 約3000隻の艦隊を率いて異次元空間における演習中、マゼラニック・ストリームから異次元断層に落ち込んだヤマトと初めて相まみえた。ヤマトの実力を見破り、その日の日記を「ヤマトに遭遇、あなどりがたし」と結んだ。その後は、ゲールのバラノドンによる攻撃は別として、空間リレー衛星を使っての心理戦や、宇宙要塞によるマグネトロン・ウェーブ攻撃をヤマトに仕掛けた。
バラン星にヤマトが到達した時には、バラン星の衛星である人工太陽をヤマトに落としバラン星基地もろともヤマトを屠る作戦計画を立案遂行するが、味方の犠牲をも厭わない(そして事前に一言の相談もない)作戦に驚愕したゲールによってガミラス本星に通報され、デスラーから作戦中止を命令される。ドメルの一瞬の躊躇により、ヤマトは反転し人工太陽に波動砲を打ち込み辛くも危機から脱した。
ガミラス本星に召還されたドメルは、軍事法廷で基地を失った責任を問われ死刑判決を受けた。死刑判決執行の署名を求めるヒス副総統に対し、デスラーは「ドメル以外に誰がヤマトを撃破出来るのか」と署名を拒み、ドメルに汚名返上の機会を与えた。ドメルは、勇躍、各戦線から糾合した空母機動艦隊を率いて、七色混成星団でヤマトに最終決戦を挑む。瞬間物質移送器を使った雷爆撃と秘密兵器ドリルミサイルによって、九分九厘勝利を目前にしたが、真田志郎とアナライザーによってドリルミサイルを逆転され、空母4隻全てを失う。ドメルは自身の乗る指揮艦をヤマトの艦底部・第三艦橋に密着させ、自爆。壮烈な戦死を遂げた。自爆の直前にヤマトに入電し、沖田十三と交歓し、お互いを祖国の命運を担う戦士と認め合っていた。
- 元ネタは、「砂漠の狐」と称されたドイツの名将エルヴィン・ロンメルであることはよく知られている。