ナイトオンライン
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Knight Online(ナイトオンライン)は、韓国MGAME社の開発したオンラインゲームでMMORPGに分類される。開発元の韓国をはじめとして日本・中国・台湾・マレーシア・北アメリカ地域でサービスされていて、日本ではゴンゾロッソオンライン(旧名ワープゲートオンライン)が管理・運営している。
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[編集] ナイトオンラインの特徴
人間族と魔族の戦いを題材にした対人戦が主体のMMORPGでプレイヤーは人間族か魔族のどちらかに所属してモンスターや敵対勢力を倒し、味方と連携することで所属する国家に貢献しながら対人戦を楽しむことができる。 ゲーム内のキャラクターや背景等は全て3Dで描画されている。
[編集] ナイトオンラインの世界観
中世ヨーロッパやギリシャの世界観に近い剣と魔法のファンタジー世界である。
[編集] ゲームシステム
[編集] プレイヤーの主な行動
他の一般的なMMOと同じく特定の決まった最終目標というものは無い。基本的にはモンスターを倒して経験を積み、レベルアップを繰り返してキャラクターを強くしていく。 PvPと言うプレイヤー対戦がとりこまれている
[編集] 2004年2月5日に更新された内容(Version 1.220)
- Abyssダンジョンの実装(ダンジョン追加)
- 戦争ゾーンの追加(機能拡張)
- 敵国侵略システムの変更(バランス調整)
- 開拓地帯の拡張(追加)
- スキル関連追加(追加)
- その他バグ修正など
[編集] 2004年8月に更新された内容(Version 1.244)
- 1.新モンスター追加
- 2.レンタルシステム(アイテムレンタルシステム)
- 3.忘れられた神殿(低レベルキャラクター用アリーナ)
- 4.パーティーメンバー募集システムのリニューアル(機能改善)
- 5.ダークルナゲート追加(低レベルキャラクター限定の国家戦争)
- 6.戦争ラダーランキングシステムの追加(機能追加)
- 7.攻城システムの変更
- 8.バトルフィールド(クラン競技場)
- その他既存の問題修正や新要素実装関連でのバランス調整など
[編集] 2004年12月20日から2005年1月7日に更新された内容(Version 1.29x ~ 1.30x)
- 1.“王の帰還”:[王システム追加]
- 2.マップリニューアル(機能改善)
- 3.アクセサリーアップグレードシステムの追加(新機能)
- 4.70レベル制限解除、最高レベルを80に設定
- 5.新しいモンスター追加
- 6.30日周期で新開拓MAPと旧開拓MAPが入れ替わるシステム追加(新機能)
- 7.ウィザードに新しいスキルの追加
- 8.忘れられた神殿にルール追加、少人数時に出現モンスター数変化(バランス調整)
- 9.一部の既存武器のグラフィックが新しいイメージに(機能改善)
- 10.召喚獣システム追加(新機能)
- 11.侵略戦にキャンプシステム追加(新機能)
[編集] 2005年12月2日に更新された内容(Version1.390)
- 1.インターフェースの変更
- 2.アイテムアップグレードシステムの変更
- 3.従者システムの追加
- 4.新しいモンスター追加
- 5.NPCの変更
- 6.新しいクエスト
- 7.ロナークランド中央の地形変更
[編集] 2006年4月19日に更新された内容(Version1.399)
- 1.ビフロストの実装
- 公式HPではVer1.400パッチでビフロスト実装と記載されていたが、実際にはそれ以前のパッチでビフロストのマップデータ等は配布済みであった。4月19日のメンテナンスでサーバー側にビフロストを適用。そのため、Ver1.400パッチをクライアントに配布する事無くビフロストが実装された。この発表が遅れたため、4月19日のメンテナンス後には「ビフロストは実装されなかった」と落胆するユーザーも多数いた。
[編集] 2006年5月24日に更新された内容(Version1.400)
- 1.中央キャンプ守護のクエストの修正(クエスト完了に必要な”骸骨”の数が20個に修正)
- 2.ホーリーアニマの能力の修正(MP回復の効果がMP増加の効果に修正)
- 3.知恵の秘薬クエストの修正(正常にクエストを受けられるように修正)
- 4.ダークルナ開催中の接続障害の修正(ダークルナ戦争中にLv60以上のキャラがログインできない症状を修正)
[編集] キャラクターのレベルアップとステータス
[編集] 転職
キャラクター作成画面で4つのクラスのどれかを選択します。更にレベル60になると上級職への転職が可能になる。
- ウォーリアー(戦士)
- 近接戦闘の花形
- ログ(ローグ)
- 弓による間接攻撃や攻撃補助に長けている
- ウィザード(魔法使い)
- 攻撃魔法の達人
- プリースト(僧侶)
- 補助・回復魔法の達人
[編集] 日本のナイトオンラインの詳細
[編集] 接続人数
[編集] サーバ
日本のナイトオンラインには6つの本サーバと1つのテストサーバがある。
- アドニス / ジグノエン / サイファー / パトス
- 普通の本サーバ
- ハラキリ / アレス
- ハイパープレミアムという有料アイテム(およそ3000円)を購入することにより普通の本サーバーよりも経験値、ノア(ゲーム内通貨)等を100%多く得ることができる。
- 詳しくは下記URL参照。
- http://www.knightonline.jp/KO/fr_harakiri.jsp
- テスト
- 大規模な更新などが行われる前に実装テストを行うためのサーバ。
[編集] 日本のナイトオンライン関連問題
- 減らないバグ
- 過去に3回ほど大規模な更新を行っているが、予告された更新内容で実装直後に問題が出たり、問題を修正するパッチを当てたら別の所で問題が出たりといった事が幾度もあり、最終的には予告された内容の半分以上が機能していないものがある。また文字化け、誤訳は更新ごとに増大しており、「功城兵器」「祝福を下げました」「第一この頃の水門大将」「アップグレードし舞う」など使用言語が日本語ですらなくなっている。さらには有料課金アイテムの効果が途中で切れてしまうバグが頻発しており、現在のところ何の修正も補償もされていない。これにより「運営に対して金を使いたくない」というユーザの増大が、課金アイテムのゲーム内仮想通貨での相場を3倍以上に押し上げている。尚、この課金に関するバグは、開発国韓国でも先に発生しており、そのパッチをそのまま日本でもあてた事に起因すると考えられている(韓国では既に補償処置が取られている)。故意であれば詐欺であり、過失であれば運営は致命的な無能である。
- アイテム課金制度に関連した不正行為の蔓延
- ナイトオンラインは2004年10月19日に今までの月額制を廃止して基本無料+アイテム課金へ変更されたが、公式サイトで販売されている(課金対象)アイテムとゲーム内通貨の取引が可能なので、時間はあるけど現実のお金が無い人は外部プログラム(通称:狩りマクロ)を使用してゲーム内のお金を集め、現実のお金はあるけど時間があまり取れない人は販売されているアイテムを利用してゲーム内通貨を得るという図式が成り立っている。両者が共に効率を上げようと努力すればするほど公式の販売アイテムはよく売れて、ゲーム内に不正が蔓延する。この狩りマクロと呼ばれる外部プログラムの使用は運営側で禁止行為に定められているが、基本無料のため処罰されてもすぐに新しいキャラクターで復帰してくるので対応が追いつかない状況である。ゲーム内通貨を現金で取引する行為は不正や詐欺の温床になりやすいのでアイテム課金を採用している地域の中にはゲーム内通貨を運営側が(正確にはNPCへ売却する事で多額のゲーム内通貨が得られるアイテムを)直販している地域もあるが、日本ではこのサービスは行われていない。
- 悪化していくサーバ状態
- 月額制の頃と比較すると基本無料+アイテム課金に変更されてから大規模な対人戦(国家間戦争)において若干反応が悪くなっていた程度だが、Master of Epicのサーバ移管後は週末に行われる国家間戦争において一定間隔でゲーム内の動きが数秒止まったり、特殊なスキルを使った攻撃を実行してもサーバ側が過負荷でスキルが発動しないといった問題が出ている。これはナイトオンラインの売りである国家間戦争とMaster of Epicで人気のある大規模戦(こちらは対巨大ボス)であるChaos Ageの開催時間が一部重なっているからだと思われていたが、IPアドレスから割り出された両タイトルのサーバ所在地は同一ではないことが判明したので単純な負荷問題では無いようである。
- 2006年秋に負荷対策として新サーバ「アレス」オープンと設備更新(サーバとネットワークの強化)が行われたが、既存サーバの強化よりも新サーバの設置が早かったためサーバ状態の改善を期待していた既存ユーザーは若干待たされた事になり、不満が出た。更にこれらの負荷対策でサーバが不安定になりNPCやmobが全て消えるという現象が発生、結果として緊急メンテナンスが頻発したためユーザーの印象はあまり良くないようである。
- 未熟練オペレーターによる問題
- 運営がテラ・コーポレーションだった時代にはGMが公認していたクライアントの一部改造(グラフィック生成ファイルの一部削除によるクライアント動作の軽量化と安定化)が一切の事前告知なしにアカウント永久停止処分が下される重規約違反とされる、テラ・コーポレーション時代に行ったイベントで配布した特殊アイテムに関する注意事項をオペレーターが把握していないなど、引継ぎが不完全なのが明白な状況にある。加えて2006年3月2日にはゲーム内イベントの通知メールをccで当選者に送信するという、仮にも情報産業に属する企業の仕事とは思えないミスが発生。Master of Epicでのケアレスミスによる大規模情報流出に対する改善案公知から1週間とたたないうち再び低レベルな情報流出を繰り返すという惨状を呈した。また、新パッチをあてたら必ずメンテ延長と新たなバグが発生し、修正される予定だった内容も修正されてない事の方が多い。
- 大規模な不具合に対する復旧能力の低下
- 2006年2月10日に発生した大規模なサーバトラブルで、多数のユーザーのアイテムが消滅したり、何もしていないのに「不正に複製されたアイテム」と表示されたりするトラブルが併発。発生から1ヶ月近くたっても完全な復旧はできていない状態にある。また復旧されたアイテムが微妙に変容している(アップグレードアイテムがマジックアイテムに変化、など)例も報告されており、復旧作業を行ったオペレーターがナイトオンラインのことをまったく理解していない、あるいは一時的な作業量の増大に対し臨時に動員したオペレーターに作業手順を伝達できていない可能性が指摘されている。
- 拝金主義イベントの横行
- 2007年3月1日に発表されたイベントは、同年3/1~3/11の期間にナイトポイント(課金アイテムを買うためのポイント)65000点を購入(5000円相当)するごとに、強力な武器が手に入る抽選権利1回を獲得するという、拝金主義を前面に押し出したイベントである。従来「リアルマネーを投入すればするほど強くなる」という言葉はユーザーが漏らす定番の愚痴のようなものだったが、事実上これを公式に認めたイベントであると言えるだろう。
- 未実装
- 1.2006年に「夏の大規模アップグレード」と題してさまざまな変更が行われているが、その第2弾の内容である「国境守備隊」について未だ(2007年3月18日春現在)実装されておらず。このようなことに関しては告知するということになっているようではあるが、残念ながら全く何も告知がない状態であり、放置されている。
- 2.ホームページ上で紹介している武器などのアイテムについて、未実装のものが多数存在している(過去の一時期に存在していたものの現状で手に入れるには困難なものも含む)。
[編集] 海外事情
- マレーシア
- アイテム課金方式を採用し、公式でゲーム内通貨(正確にはNPCに売却する事で多額のゲーム内通貨が得られるアイテム)を販売している。