バトルロイヤル
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バトルロイヤル(Battle Royal)とは、プロレスなどで見られる試合形式の1つ。
3名以上の個人またはチームが同時に戦い、自分または自分達以外はすべて敵という状況の中で、失格にならずに最後まで生き残った個人またはチームを勝者と認めるというもの。参加選手が一堂に会してから試合をはじめる形式と、参加選手が時間差で次々と入場してくる形式が存在する。後者の形式で最も有名なのがWWEの興行ロイヤルランブルで行われるバトルロイヤルである。また勝利資格についても、フォール・ギブアップのみ認めるもの、トップロープ越しに転落し場外に足をついた時点で敗者となるもの、それらの複合などが存在する。尚、特殊な試合形式で『負け残りバトルロイヤル』があり、これは通常のバトルロイヤルと違い、勝った選手から退場し、最後に負けた選手が『一番弱いレスラー』と認定される為、選手達も最後まで残らないように試合を行うので、妙な緊張感を味わえる。
また、王座が空位の場合王座決定戦として利用される場合がある。
多数のレスラーが入り乱れるので、細かい攻防などは望むべくもないが、見た目の派手さがあるため、初見の客が多い地方における興行でよく行われる。全日本プロレスの新春興行では、ヘビー級・ジュニアヘビー級に分けて行われるのが恒例である。
なお、小説『バトル・ロワイアル』の影響で、ロワイアルまたはロワイヤルとされることが多くなったが、これは造語ではなくフランス語読みしたものである。
[編集] バトルロイヤルを扱った作品
上述の試合形式の如く、最後の1人になるまで継続される戦いを描いた作品群。()内は試合の名称。
- 『バトル・ロワイアル』(小説及び漫画はプログラム、映画ではBR法)
- 『仮面ライダー龍騎』(ライダーバトル)
- 『仮面ライダー剣』(バトルファイト)
- 『金色のガッシュ!!』
- 『ローゼンメイデン』(アリスゲーム)
- 『舞-HiME』(蝕の祭)
- 『死のロングウォーク』(ロングウォーク)
- 『うえきの法則』
- 『少女革命ウテナ』