ブルゴーニュワイン
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ブルゴーニュワインは、フランス東部ブルゴーニュ地方特産のワイン。
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[編集] 概要
ワインの産地名(アペラシオン)上の「ブルゴーニュ」は、「コート・ドール」 (Côte d'Or )、「コート・シャロネーズ」(Côte Chalonnaise )、「マコネー」(Mâconnais )、「ボジョレー」(Beaujolais )の4つの地区からなる、ブルゴーニュの中心都市ディジョン(Dijon)から、そのソーヌ川の下流、南のリヨン(Lyon)に至るまでの地域と、その遥か西方に位置するヨンヌ県のシャブリ地区(Chablis )を含み、これらは総じて「ブルゴーニュ広域圏」などとも呼ばれる。このブルゴーニュは、フランス南西部のボルドー(Bordeaux )と並び賞される、世界で最も有名なワイン産地の一つである。
ワインの呼称に「ブルゴーニュ」を含むためには、「ピノ・ノワール」(Pinot Noir )や、その変異種、「シャルドネ」(Chardonnay )、「ガメ(ガメイ)」(Gamay )、「アリゴテ」(Aligoté )といった品種を使用しなければならず、「ブルゴーニュ」及び、そのより限定された産地を名乗るには、白ワインであればシャルドネ、赤ワインであれば、ボジョレーとマコネー地区のものを除いてはピノ・ノワールを主体に造られる必要がある。ボジョレーとそのより限定された産地を名乗る赤ワインには、主体にガメが使用され、「マコン」などマコネー地区を名乗る赤ワインは、ガメー(ガメイ)、ピノ・ノワール、ピノ・グリの3種から造られるとされる。
ブルゴーニュのAOCは、地方名(ブルゴーニュ)・地区名(コート・ドゥ・ボーヌ、コート・ドゥ・ニュイなど)、村名(ヴォーヌ・ロマネなど)・畑名(ロマネ・コンティなど)があり、範囲が狭くなるほど規制が厳しい。
地方名ブルゴーニュのAOCは、赤の「ブルゴーニュ」はピノ・ノワール種100%、白は通常シャルドネで造られる。この下に「ブルゴーニュ・グラン・オルディネール」(日常のブルゴーニュ)や、「ブルゴーニュ・パストゥ・グラン(ガメ種のブレンドが認められている)」がある。
[編集] ブルゴーニュの有名なワイン
[編集] シャブリ
- シャブリ(地域名) 白
- シャブリ・グラン・クリュ(シャブリのうち一部の特級畑) 白
[編集] コート・ドール地区
[編集] コート・ドゥ・ニュイ
- 注釈無しは村名
- マルサネ 赤・ロゼ
- フィクサン 赤
- シャンベルタン(畑名) 赤
- シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ(畑名) 赤
- マゾワイエール・シャンベルタン(畑名) 赤
- シャルム・シャンベルタン(畑名) 赤
- ジュヴレイ・シャンベルタン 赤
- クロ・ド・ラ・ロッシュ(畑名) 赤
- クロ・ド・タール(畑名) 赤
- クロ・デ・ランブレイ(畑名) 赤
- モレ・サン・ドゥニ 赤
- ミュジニィ(畑名) 主に赤
- ボンヌ・マール(畑名)
- シャンボール・ミュジニィ 赤
- シャンボール・ミュジニィ・プルミエクリュ・レ・アムルーズ(1級畑、畑名) 赤
- クロ・ド・ヴージョ(畑名) 赤
- リシュブール(畑名) 赤
- エシェゾー(畑名) 赤
- グラン・エシェゾー(畑名) 赤
- ロマネ・サンヴィヴァン(畑名) 赤
- ロマネ・コンティ(畑名) 赤
- ラ・ターシュ(畑名) 赤
- ヴォーヌ・ロマネ 赤
- ヴォーヌ・ロマネ・プルミエクリュ・クロ・パラントゥー(1級畑、畑名) 赤
- ニュイ・サン・ジョルジュ 赤
[編集] コート・ドゥ・ボーヌ
- コルトン(畑名) 赤
- コルトン・シャルルマーニュ(畑名) 白
- アロース・コルトン 赤・白
- ペルナン・ヴェルジュレス 赤・白
- サヴィニ・レ・ボーヌ 赤・白
- ボーヌ 赤・白
- ポマール 赤
- ヴォルネィ 赤
- モンテリ 赤・白
- オーセィ・デュレス 赤・白
- ムルソー 白
- ブラニィ 赤
- モンラッシェ(畑名) 白
- ピュリニィ・モンラッシェ 白
- シャサーニュ・モンラッシェ 赤・白
- サン・トーバン 白
[編集] コート・シャロネーズ地区
- リュイィ 赤・白
- メルキュレ 赤・白
[編集] マコネー地区
- マコン(地域名) 赤・白
- プイィ・フュイッセ 白
[編集] ボジョレー地区
- ボジョレー(地域名) 赤・白
- ボジョレー・ヴィラージュ 赤・白
- ムーラン・ナ・ヴァン 赤
- サン・タムール 赤
- モルゴン 赤