マイクロフィルム
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マイクロフィルムは一般に書籍や新聞などの保存に使用するフィルムのことである。
歴史的な文献など重要な書籍・図面、あるいは新聞(縮刷版も含む)の原版を汚れ・破損などから予防する目的、また資料が莫大になり図書館・資料館での閲覧コーナーのスペースが不足するなどの事態などを考慮に入れ、特殊な写真撮影機材を使って原版の1/5~1/40に縮小してそれらを焼き写す。そしてそれらを図書館・資料館の閲覧コーナーにある投影機を使って閲覧し、必要な場合は原版と同じサイズで印刷をすることができる。
現状、人類の作り出した記憶メディアとしてはもっとも保存年数が長いと考えられており、その長さは数百年から数千年とも言われている[要出典]。
近年はパソコンで閲覧することを目的としたCD-ROMやDVDの縮刷版が市販されている例もある。