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マンチキン(Munchkin)とはライマン・フランク・ボームの『オズの魔法使い』シリーズに登場する国および住人のこと。
マンチキンの住人は小柄であるため「小さいもの」を示す言葉として使用されることがある。 この「小さいもの」を示す意味から以下の用例が発生している。
- テーブルトークRPGにおいて、ルールの穴を突いたりインチキをしたりと、他のプレイヤーよりも有利であろうとするマナーに欠けるプレイヤーの俗称。[1]
- 転じて、豊富なルールの知識により、キャラクターの性能や有利さを追求するプレイヤー。肯定的に使われ、パワープレイヤーと類義語。本来の用法(1.)を「洋マンチ」「原マンチ」、日本で転じた用法(2.)を「和マンチ」ともいう。日本ではこのいずれかの用法で使われることがある。
- ダンキンドーナツの小型ボール型ドーナツ。ドーナツの穴を模していると言われている。
- マンチキン種の猫、マンチカンとも。短足であることが特徴。
- アメリカのベビー用品会社、マンチキン社。Munchkin Inc.
マンチキン(Munchkin)は、テーブルトークRPGのプレイ風景をテーマにしたカードゲーム。デザイナーはGURPS等で知られるアメリカ人ゲームデザイナーのスティーブ・ジャクソン。
ダンジョン探索と戦闘が中心だった初期のTRPGとルールの穴を突き自分に有利な裁定を引き出す不良プレイヤー「マンチキン」の暴れぶりをベースに構成されており、戦闘時に発生する、いかに自分が有利になるかの駆け引きや交渉がゲームのハイライトとなる。また英語と日本語を活用した駄洒落のようなカード名も面白い。
2006年に行われたコンベンションイベント・JGC2006の前後から安田均によって紹介が開始され、同イベントでは体験会が開かれ、日本でも広まり始めた。輸入ゲーム通販サイトArcLightにて日本語版が販売中。
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