モノクローム・セット
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モノクローム・セット(The Monochrome set) は、イギリスのバンドである。
70年代後半のパンク・ロック・ムーブメント真っ盛りのロンドンのインディーズレーベル、ラフ・トレード(Rough Trade)の第一弾レコードとしてデビューしたネオアコ系のグループであり、後に数多くのグループに影響を与えることとなった。ネオアコ、サイケデリック・ロック、エスニック(実際にリーダーのビド(Bid)はインド人)等様々な要素を吸収し聴く者を癖にさせる不思議なサウンドを展開している。
アンディー・ウォーホルは彼等のサウンドについて、「ベンチャーズ(Ventures)とヴェルヴェット・アンダーグラウンド(Velevet Underground)を足して2で割った様」だと評した。 また、Monochrome setとは白黒テレビを意味している。
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[編集] 歴史
結成は1978年であり、紆余曲折を経て1979年に以下のメンバーに至った。 B-サイド(後のアダム&ジ・アンツ(Adam and the Ants))に在籍していたビド(vo)(Bid)、レスター・スクェア(g)(Lester Square)、アンディー・ウォーレン(b)(Andy Warren)の3人と、元アート・アタックスのJ.D.ヘイニー(ds)(J.D.Haney)、トニー・ポッツ(Film)(Tony Potts)が初期(最高の時代)の主なメンバーである。 レーベルはラフ・トレード、ヴァージン・レコード(Virgin)傘下のディン・ディスク(Din Disc)、プレ(Pre)、チェリー・レッド(Cherry Red)、ブランコ・イ・ネグロ(blanco y negro)と転々とした。レスターとJ.D.ヘイニーはグループを離れジェイムス・フォスター(g)(James Foster)とニコラス・ヴェロソフスキー(ds)(Nicholas Welowski)が加わったが1985年に解散することなった。 解散後ビドはソロ活動を行いラジ・カルテットと名乗りシングルもリリースした。 レスターはJesus Couldn't Drumのアルバム"Good Monornin' Lester Square"に参加したり、インビジブル(The Invisible)を結成した。 メンバーだった数名はWould be goodsのデビュー・アルバムのバックでも参加した。 1990年に再結成し、初来日(1990年7月)も果たした。 その後も、再度来日した。(丁度、節分の時期であったことから、麦わら帽子をかぶったレスターが「鬼は~外」と言いながらステージで豆まきを始めたりもした(川崎チッタにて))
[編集] 代表作
[編集] シングル
- Alphaville (1979年) Rough Trade (アメリカ版のシングルはI.R.Sよりリリースされジャケットが異なっている-バーコードが鉄格子のようにデフォルメされ、向こう側に人が居る)
- Eine Symphonie Des Grauens (1979年) Rough Trade
- The Monochorome Set (1979年) Rough Trade アルバムの同曲はAdam&The Antsバリのドコドコとしたサウンドになっている。
- He's Frank (Slight Return) (1980年) Rough Trade
- Strange Boutique (1980年) Din Disc
- 405 Lines (1980年) Din Disc
- Apocalypso (1980年) Din Disc
- Ten Don't for honeymooners (1981年) Pre
- The mating game (1982年) Cherry Red
- Cast a long shadow (1982年) Cherry Red
- Jet set Junta (1983年) Cherry Red
- Jacob's ladder (1985年) Blanco y negro (7インチ、12インチ)
- Wallflower (1985年) Blanco y negro (7インチ、12インチ)
(解散)
[編集] アルバム
- Strange Bputique (1980年) Din Disc
- Love Zombies (1980年) Din Disc
- Eligible bachelors (1982年) Cherry Red (日本版(邦題:カラフル・モノクローム)はジャケット・デザインが異なる)
- Volume! Brillance! Contrast! (1983年) Cherry Red
- Lost Weekend (1985年) Blanco y negro
(解散)
(再結成)
- Dante's Casino (1990年) Vinyl Japan
- Jack (1990年) Honeymoon
- What A Whopper (1991年) Cherry Red
- The Good Life (1992年) Cherry Red (中身はFin!です)
- Colour Transmission (1993年) Din Disc (アルバムStrange BputiqueとLove Zombiesが1CDに)
- Charade (1993年) Cherry Red
- Misere (1994年) Cherry Red
- Black & White Minstrels (1995年) Cherry Red (デビュー前の初期の作品を含むコンピ)
- Tomorrow Will Be Too Long (1995年) Din Disc (Colour Transmissionのジャケ違い)
- Trinity Road (1995年) Cherry Red