ヨウ化水素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヨウ化水素 | |
---|---|
IUPAC名 | ヨウ化水素 |
別名 | ヨウ化水素酸(水溶液) |
組成式 | HI |
式量 | 127.90 g/mol |
形状 | 無色気体 |
結晶構造 | |
CAS登録番号 | 10034-85-2 |
密度と相 | 2.85 g/cm3, (液体、−47 ℃) |
水への溶解度 | g/100 mL ( ℃) |
融点 | −50.80 ℃ |
沸点 | −35.36 ℃ |
出典 |
ヨウ化水素(ヨウかすいそ)とは、強酸性の無機化合物の一種。ハロゲン化水素のうち、ヨウ素と水素からなる化合物である。強い刺激臭を持つ無色の気体。
[編集] 性質
分子式は、HI。分子量は 127.90、融点は −50.8 ℃、沸点は −35.1 ℃。超強酸のひとつである(pKa = −10)。還元力が強く、空気中の酸素に触れると容易に酸化を受けヨウ素の赤紫色を呈する。
水溶液はヨウ化水素酸 (hydroiodic acid) と呼ばれ、市販されている。
ヨウ化水素酸をエーテルに作用させるとエーテル結合を開裂させアルコールとヨウ化アルキルを生ずる。
R-O-R' + HI → R-OH + R'I
[編集] 関連項目
カテゴリ: 化学関連のスタブ項目 | 無機化合物 | ヨウ素の化合物 | 水素の化合物