ラグマン
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ラグマン (Лагман, Lagman) は、中央アジア全域で広く食べられている手延べ麺。ウイグル語ではロンマン、中国語では「拉条子」(ラーティアオズ、lātiáozi)もしくは「拉麺」(ラーミエン、lāmiàn)と呼ばれる。
[編集] 作り方
小麦粉に塩と水を加えて、十分にこね、しばらく寝かせた後に再びこねて、粘りがでた状態で両手で引きのばして作る。太めで腰のある讃岐うどんに似た麺である。
[編集] 食べ方
通常はこの麺を茹で、牛のスープにトマトペーストを加えた汁で煮た羊肉、野菜、唐辛子などの具をかけて食べる。この料理は、中国語では「拌麺」(バンミエン、bànmiàn)などと呼んでいる。味付けはタバスコをかけたスパゲティーナポリタンを思わせる。
焼きうどんのように焼いたものをボソラグマンといい、スープの無い具だけのものをギュロラグマンという。
具のスープは、サイコロ大に切った赤ピーマン、タマネギ、ニンジン、セロリ、肉(羊もしくは牛)と細切りした鷹の爪を鍋で炒め火を通す、その後水を加え1時間~2時間位じっくりと煮る、肉の脂が出るので灰汁を取りつつ煮立ったらホールトマトを適量(あまり入れるとトマト味が強くなる)入れ塩と胡椒で味を整える。火を止めたら仕上げにディルなどの香草を入れて完成。この具とスープはご飯にのせると、中央アジア風牛丼(羊丼)の「ガンファン」になる。
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