ラディカル・ホスピタル
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ラディカル・ホスピタルは、ひらのあゆの病院を舞台とした4コマ漫画作品。
2007年1月現在「まんがタイム(2006年4月~)」「まんがタイムファミリー」「まんがタイムオリジナル」の各誌で連載中であり、2006年3月までは「まんがタイムラブリー」にも連載されていた。「まんがタイムオリジナル」では巻頭及び表紙を飾っている。
単行本は2007年1月現在芳文社より12巻まで出版されている。また、本作の初心者向けに、これまでの連載の中からキャラクター別のベストエピソードを集めた「よりぬきキャラクターズファイル」も11巻と同時に発売されている。
目次 |
[編集] 内容
総合病院(名前は不明)の外科の入院病棟の日常をつづっている。病院を舞台にしているが、手術や治療などのシーンは少なく、医師やナースの雑談・掛け合いなどが主体となっている。投薬や介護のシーンが多い。
[編集] 主な登場人物
[編集] 外科医
作品内には個性的な医師が多く登場するが、多くの医療漫画に登場するような「天才的な医師」と「悪徳医師」は登場しない。このことが作品をより身近な物にしているとも考えられる。作中にも、医者の世界では「天才」より「熟練」や「器用」のほうが大事だというセリフがある。ちなみにかつての医療制度の関係上、榊と景山を除く外科医全員(と、他科ではあるがヨネと瀬尾も)が同じ医大の出身である。
- 榊忠嗣(さかき ただつぐ)
- 主人公。無精ヒゲの中年医師。マイペースなキャラクターから他人からは好かれやすく、ナースに到っては、殴る蹴るのツッコミが入るほど遠慮のない扱いを受けている。まだ未婚であり、相手もいないので1年のほとんどを病院で過ごす(当直、残業、休日出勤など)。手先が器用で施術はうまく、また彼が担当する胃カメラはあまり苦しくない事で評判である。犬が大好き。調子のいい性格だが、仕事には真面目で案外ナイーブな一面も見せる。
- 貫禄をつけるため、ちょびひげをはやしている。これは、学生時代に教授や景山を含む同期らが考えた結果である。
- 本人の弁によれば「親が医者で実家が病院だったから」医者になったらしく、父親から「お前は医者になるなよ」と言われた事もあった。入院中の患者から姓名判断で「医者に向いていない」と言われて落ち込みかけた。専門は不明であるが、消化器系の医長を務める。
- 酒、煙草、不規則な生活と三拍子揃った不摂生大王だが、身体は健康そのもの。
- 医学生時代、長らくバーテン等の飲食業バイトを行っていたらしく、その際に徹底的に舌の方を鍛えられたために、新規開店の店を一目見ただけで美味いかどうか直感で解る程のグルメである。その上、一人で食事をするのが嫌な質で、残業休出が圧倒的に多いうえにそこそこ収入もあるせいか、よく同僚やナースたちに食事をおごる事が多く、外科ナースの殆どは彼のおかげでグルメ開眼したといっても過言ではない。
- 赤坂しの(あかさか - )
- 外科で唯一の女医。患者から女優の道を勧められるほどの美人。しかし、医者以外では魚屋かスナイパーになりたかったと言うほど血が大好きである。(第一話で本人がそう話す。)
- 献血、輸血、止血など、血液大好き(ただし献血に関しては2005年6月より施行された狂牛病対策のための英国滞在経験者の献血禁止措置の該当者であったため、2007年現在では出来なくなっている。そのせいか、措置が施行された直後はものすごい落胆ぶりを見せていた)。あるときは背筋も凍る冷たい笑顔、あるときは魅力的な言動でみんなをドキドキさせる赤坂マジックを振りまく。
- 大学は米澤米(ヨネ先生・後述)の先輩であり、2人で休日を過ごしたりする。また、世界のテーマパークの救急室めぐりをヨネ先生と2人で敢行した事もある。
- 初期はまんがタイムオリジナルやまんがタイムラブリーの表紙を飾ったりとヒロイン的存在だったが徐々にナースの山下まりがヒロイン的存在になり、表紙への登場が減ってきている。赤坂医師のキャラがバートリ・エルジェーベト伯爵夫人を彷彿とさせる(実際そのような発言が榊医師等から作中でなされてる。)ものであり、病院を題材とする作品のヒロインとしてはやや問題があったせいか登場しても「血が好き」な点が見られることは少なくなりつつある。
- 景山貴夫(かげやま たかお)
- 榊と大学で同期だった。眼鏡をかけた外見どおりの生真面目な医師だが、天然なところもある。指示書の字が読みやすいので薬局などのスタッフに受けがいい。なぜか所有するものは世間的に少数派の物ばかりである(Macやβ)。極度の花粉症と近視だがコンタクトレンズは怖いらしい。
- ちょくちょく病院の売店でコーヒー牛乳を買うため、「コーヒー牛乳の人」と呼ばれている(その売店のおばちゃんは景山の大ファンである)。
- 甘いものが大好きで、ナースとデザートバイキングに行くこともある。下戸。
- 里見雅行(さとみ まさゆき)
- 若い医師。患者からお見合い写真を見せられるほどのルックスであるが、特定の彼女はいない。ノリは軽いが修羅場でも冷静な反面、まだまだ榊達に較べると経験も少ないためか、医者としての在り方に悩む姿も時折登場する。榊と同等にお間抜けな面を見せる時(場合によってはそれ以上の時も)があり、榊に次いでナース達にツッコミを入れられる確率が高い。ブランド物の白衣を持っている。医者になってなければプロ野球選手になりたかったと語るほどの野球好きで、休日には草野球の試合に出たり、患者用に医師やナースが本を持ち寄った時に自分の膨大な野球漫画コレクションを持ってこようとして景山に止められたりもしている。榊・滝沢共々実家が病院で、帰省するとなぜかいつも風邪をひくので実家の診察券を所持している。
- 滝沢秀則(たきざわ ひでのり)
- 長身でダンディーな医師。前の病院で看護師と結婚し現在2人の娘を持つ父。典型的な親バカであり、次女の出産前後は携帯電話の着メロを「こんにちは赤ちゃん」にしていたこともある。
- 愛娘2人の写真を載せたHPをつくったが、もったいないのか公開はしていないらしい。
- 榊・里見共々実家が病院で、将来的には(榊と違って)病院を継ぐものと思われる。
- 米澤実(よねざわ みのる)
- 登場する中で最年長の外科医。大学に召喚された外科部長の代行を務めている。性格は温和でやや優柔不断。仕事熱心で父や妻の死に目に会えなかったという過去を持つ。患者の話をゆっくり聴いてあげるため、診察はいつも長引く。滝沢先生に負けないほど親バカ。娘は同じ病院の循環器科のヨネ先生。他に息子二人(医者ではない)と孫がいる。
[編集] ナース
- 咲坂花江(さきさか はなえ)
- 外科病棟の看護師長。ボランティアが好きで海外をボランティアで回った経験をもつ。自分が中で眠れるくらい大きな鍋を所有しており、時々その鍋で皆に食事を振舞ったりする。彼女の作るおでんは外科名物となっている。時に迷う外科スタッフ達を、豊富な経験に裏付けされた言葉で諭したりする外科病棟の母的存在。ちなみに未婚。好みのタイプは景山先生。
- パチンコもプロ級でナースたちのおやつを稼ぎ出したりするが、白衣のままパチンコ屋に行って総師長からお叱りを受けた事も。
- カキが好きでよく食べるが、過去3回あたる。でも食べる。
- 山下まり(やました - )
- 元気いっぱいナース。元気がありすぎて、その元気を間違った方向へ向けがちである。「外科のお調子者」として榊と並び称されたことが一度や二度ではない。給料日前になると金がなくなるのかよく榊にたかる。榊に蹴りを入れたり、投げ飛ばしたりは日常茶飯事である(患者から「ああ、榊先生をキックしてる人ね。」と言われるほど)。ゆでたまごは苦手。看護学生時代、こっそりと(禁止されていた)喫茶店のバイトをしていた時期があり、その時の経験から客あしらいは上手いらしい。
- 特技は蹴り、モノマネ。
- 外科ナースのAチームリーダー。
- ちなみに「まんがタイムオリジナル」の表紙は2002年5月号から現在まで本作がメインを飾っているが、毎回中心で描かれているのは彼女であるため、本作のもう一人の主人公として位置づける事も出来る。
- (ただし、榊と違い掲載誌によっては彼女の全く登場しない回も時折ある)
- 関口かおる(せきぐち - )
- やりくりナース。物持ちが良く、懸賞マニア。水野と共に「コルセッツ」というユニットを結成するほどの腰痛持ち。また、子宮筋腫の治療経験もあり、同様の病気に悩む患者の相談役になったりもする。焼肉などの肉料理に目がなく、肉目当てに榊を罠にはめたり、自分が非番の日に榊がナース達に焼肉をおごったと聞いて凶暴化したりする事もある。
- 近藤亮子(こんどう りょうこ)(旧姓武内(たけうち - ))
- 真面目なナースで主任代行格。咲坂がいないときには師長代行を任せられる。得意料理はシチュー。
- 単行本6巻で高校の同級生と結婚。6巻の主役の一人に。苦手な食べ物は茶碗蒸し。外科ナースの中では最も真面目で堅実な性格だが、時折乙女チックな一面を見せる事も。外科では数少ない有配偶者同士のせいか、滝沢と(主に夫婦間の話題で)意気投合する事が多い。ちなみに現在妊娠中の模様。あまり人に話したくないらしい。
- 水野ミキ(みずの - )
- 病棟内のゴシップに精通している。自分自身の恋愛は(世話好きの性格でありながら好みのタイプはワイルド男のため)上手くいかないことが多い。腰痛持ちで、同じ悩みを抱える関口と「コルセッツ」なるユニットを結成している。基本的に外科ナースはワンピースの白衣を使用しているが、彼女だけは(動き易くてしゃがんでも大丈夫な)パンツルックの物と併用している。外科ナースBチームのリーダーでもある。第一巻の名前がまだ決まっていなかった時点では、吉田並みに大人しかった。
- 吉田芙美香(よしだ ふみか)
- ほんわかナース。スキューバダイビングが趣味で、そのせいもあってか海に関する知識は豊富で、寿司屋のカウンターのガラスケースにある魚の特徴を解説したり、海の色を聞いただけで患者がどこの地方の出身かを言い当てたりも出来る。一方で、ダイビングに行った南紀白浜の土産にうつぼの丸干しを買ってきたり、ウミウシグッズの収集をしているなど、意外な一面ももつ。
- 勤務時の髪形は黒髪を後ろで団子状に纏めたシニヨンスタイルであり、そのためかたまに患者から「おだんごちゃん」と呼ばれたりしている。また母親もナースで、おばあちゃん子である。
- ひらの作品の一つ「星のズンダコタ」に彼女の原型らしきナースが登場する。
- 牧村由香理(まきむら ゆかり)
- 単行本5巻で内科病棟から異動して来たナース。「エレガント」を心がけている。年齢・キャリア的には吉田・桃山より山下たちに近い。外科赴任当初は内科と外科とのギャップに苦しんでいた。元カルタ部で、鍛え上げられたカルタさばき(?)にて時折榊を叩き飛ばす事がある。
- 本人曰く「趣味は手芸」という事らしいが、自宅に大量のドールが飾ってあったり、妙に昨今の特撮事情に詳しかったり、山下とのかけあいで「プリ○ュア」もどきの口上を披露し、アニメにも詳しいことが発覚。色々謎の部分も多い。
- 愛称:マッキー(本編中殆どのナースが苗字で呼ばれる中で唯一?愛称で呼ばれている)
- 桃山舞(ももやま まい)
- ポヤヤンナース。外科ナースのレギュラー最年少。外科病棟では景山とならぶ天然ボケキャラだが、本人は自分の事をしっかり者だと思っているらしい。外科ナースの中では珍しく実家通い(かなりの豪邸らしい)だが、病院へは交通の便が悪く独り住まいを画策しているものの、今のところ実現はしていない模様。
- 坂口大地(さかぐち だいち)
- 正確には看護師ではなくアルバイトの看護助手で、単行本11巻より登場。勤めていた会社が潰れ、無職だった頃に祖父の介護をしていたが、その際元ナースのヘルパーに勧められて看護師を目指す決意を固めた。現在は看護学校の定時制クラスに通う傍ら、榊たちの病院で働いている(採用面接には咲坂師長も関わった)。まだまだ勉強中の身なので、色々経験する事も多く、榊達にはナースと患者(=一般)のハーフ的存在と認識されている。ちっちゃくて可愛い彼女がいるらしい。通称:大ちゃん。
[編集] 他科の医師
- 米澤米(よねざわ よね)
- 循環器科医。外科の米澤の娘である。赤坂と仲がよく二人で旅行にいったりもする。口より先に手が出るタイプであり、時々(というか頻繁に)榊を殴ったりもしている。熱血なので仕事のやり方を巡って循環器科の上司とケンカすることもしばしば。通常、作中では「ヨネ」と片仮名表記される(周囲も「父親と区別するため」と理由付けされ、本人も「オヤジがいなければ「米澤先生」と呼ばれるのに・・」と悩んだことがある)が、本人を「ヨネ先生」と呼ぶと怒る。普段は完全に男勝りな性格だが、普段「オヤジ」と呼んでる米澤(実)先生が倒れた際は「パパ」と呼んで心配したり、中一までサンタクロースの存在を信じてたりと、意外に女の子らしい一面を見せる事も多い。
- 将来は医師と結婚して開業するという夢を持っていた(榊はその審査で失格、後に保留となった)。
- 上迫京子(うえさこ きょうこ)
- おっとりとした性格の内科の女医。自他共に「地味」だと認めており、時折それをネタにする事もある。牧村ナースのイメージを「虚無僧」に見立てたりと、やや不思議ちゃんっぽい部分がある。
- 瀬尾寛樹(せお ひろき)
- 猫っぽい新米内科医。最近まで研修医として、各科を回って臨床研修していた。目標は「おヒゲのチャーミングな内科医」。
- 外科研修の折に榊が教育担当になった。登場当初は自信無さげな言動や、ナースを「医者のお手伝い」としか見ない面もあったが、外科メンバーに接して態度を改める。その後は各科の人気者に。
- 病院内でのアダ名は「瀬尾にゃん」「にゃんこ」「アメショーちゃん」「ロシアンちゃん」など。(アメショー=アメリカンショートヘア、ロシアン=ロシアンブルー。猫の品種名)
- 大門泰史(だいもん やすふみ)
- 小児科医。女所帯な上に採算的にも厳しい小児科で苦労しているため胃にポリープが出来てしまい、榊に検査してもらった事がある。それ以降も医者同士、もしくは患者(大門)と主治医(榊)といった関係で色々と関わる事が多い。また、瀬尾が小児科で研修していた頃、彼を気に入って小児科に引き込もうと画策もしていた。
- 佐伯武敏(さえき たけとし)
- 整形外科医。かなりこわもてな外見で、榊が苦手とする人物の一人。佐伯自身も榊のちゃらんぽらんな部分については快く思っていないようだが、外科医としての実力は高く評価しているらしく、息子が盲腸で緊急手術を受けた際、榊が担当すると聞いて安心していた。腰痛体操の本を出している。
[編集] その他スタッフ
- 寺内留美(てらうち るみ)
- 栄養士。少ない予算で患者の食事を工夫している。主婦に人気の番組に出たことがあるという話が広まり、食に関する知識は信頼されている(じつは遺産相続の相談コーナーに出演しただけである)。彼女の作るプリンは評判がよく、医師やナースから商品として売れると太鼓判を押された事も。
- 熊谷由紀子(くまがい ゆきこ)
- 薬剤師。すべての医師の字を読めることから「鑑定士」のあだ名がついている。自分がすこし風邪をひいたくらいでは薬には頼らない。
- 花村美里(はなむら みさと)
- 医事課で外科の入院会計を担当。お金の問題を切り出しにくい医師やナースに代わって説明したりする場合が多い。通称花ちゃん。
- 都築健太郎(つづき けんたろう)
- 設備課。病院内の設備の設置およびメンテナンス全般を担当。バイクの改造が得意。
- 年末にやる病院玄関への巨大門松としめ飾りの設置だけは誰にも譲れないらしい。
- 服部政隆(はっとり まさたか)
- 医療カメラマン。資料用の患部写真からパンフレットや院内報向けまで、病院内の写真関連全般を任されている。カメラマンとしての腕はかなりのものだが、女癖はかなり悪いようでバツ2な上に子持ちのプレイボーイ。とにかく女性に関しては常にマメな性格。
[編集] その他
- 安永徹郎(やすなが てつろう)
- 通称:ヤスじい。全科顔パスのレギュラー入院患者。カレー2キロの大食いに挑戦して入院、自宅でドミノをならべ最後に花火が打ちあがる仕掛けを設置していて転んで入院など、チャレンジャーゆえに自業自得な面も。肋骨を2本骨折しても「2本でも肋骨(6個ツー)」などと芸に走ってしまう。奥さんとは駆け落ち結婚。
- 安永久乃(やすなが ひさの)
- ヤスじいの奥さん。好き勝手に生きているように見えるヤスじいもこの人にだけは頭が上がらないらしく、彼女が検査入院した際には珍しく弱気でやつれた姿を見せたほど。バレンタインデーに榊にチョコをプレゼントした事もある。
- 滝沢みずは・はるか(たきざわ - )
- 滝沢の長女と次女。なぜか榊になついている。すごくかわいい。
[編集] 書誌情報
芳文社よりまんがタイムコミックスとして刊行されている(各巻とも実売日は表記の発行日の15日前である)。
- 第1巻(2000年11月17日発行) ISBN 4-8322-6189-4
- 第2巻(2001年9月18日発行) ISBN 4-8322-6221-1
- 第3巻(2002年5月15日発行) ISBN 4-8322-6249-1
- 第4巻(2003年4月18日発行) ISBN 4-8322-6284-X
- 第5巻(2003年11月19日発行) ISBN 4-8322-6310-2
- 第6巻(2004年4月17日発行) ISBN 4-8322-6330-7
- 第7巻(2004年8月18日発行) ISBN 4-8322-6349-8
- 第8巻(2005年1月22日発行) ISBN 4-8322-6373-0
- 第9巻(2005年8月18日発行) ISBN 4-8322-6409-5
- 第10巻(2006年1月21日発行) ISBN 4-8322-6437-0
- 第11巻(2006年8月22日発行) ISBN 4-8322-6480-x
- 第12巻(2007年1月24日発行) ISBN 4-8322-6513-X
- よりぬきキャラクターズファイル(2006年8月22日発行) ISBN 4-8322-6479-6