ルパン三世 (TV第2シリーズ)の登場人物
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ルパン三世 (TV第2シリーズ)の登場人物は『ルパン三世 (TV第2シリーズ)』で登場する人物を列挙している。
本項では、漫画家モンキー・パンチ原作の人気アニメ『ルパン三世』の第2シリーズで登場した様々な人物を列挙している。
また、本項目では、名前の判明している人物(一部例外を除く)のみを取り扱う。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 各話共通
以下の人物は、全ての回に共通して登場する(ルパン、次元以外には一部登場しない回もある)。
[編集] 第1話「ルパン三世颯爽登場」
- ミスターX:滝口順平
- ルパン三世 (TV第1シリーズ)の第1話で登場した「コミッショナー」と同一人物。犯罪組織「スコーピオン」のコミッショナー。5年前にルパンに敗北した彼は、ルパンを抹殺したいがために巨額の金(額は不明だが、大金であることは間違いない)を投資して、頭で鉄をへし折り、斬鉄剣をも叩き折る超人間(いわゆるサイボーグ)となり、ルパン暗殺のワナを張る為だけにさらに1兆2000億円(1977年当時)もの大金をつぎ込んで豪華客船「サーロイン号」を建設。ルパン達をおびき寄せるのに成功する。しかし、そんな彼の投資はいっこうに報われず、再び感電させられて追い詰められ、船を爆破させるが、これもルパン達に何とか切り抜けられて失敗、船と共に海底へと沈んでいった。2度も第1話に登場したので、「第1話のオッサン」などと呼ばれる。
[編集] 第2話「リオの夕陽に咲く札束」
- オリベラ・ネット:富田耕生
- ブラジル・リオデジャネイロにある刑務所の所長。自身の刑務所を世界で監視が最も厳しいなどと自慢しており、脱走を警戒している銭形をよそにのん気にシュラスコ料理を食べる等、悠長な面がある。
[編集] 第3話「ヒトラーの遺産」
- クロイツェン・ゲンハルト:永井一郎
- ヒトラーの元秘密補佐官で、現在は東ドイツ(放送当時)に住んでいる。ルパン達がこの回に狙った「ヒトラーの遺産」のありかを知る唯一の人物。しかし、彼は完全に耄碌していて、ヒトラーの遺産の隠し場所どころか、ヒトラーのことさえもまったく覚えていなかった。ルパン達の数多くの拷問も効果が無くルパン達は悩むが、ルパン自らがヒトラーの最期を再現するという、いわゆるショック療法で彼に財宝のありかを思い出させることに成功した。
[編集] 第4話「ネッシーの唄が聞こえる」
- Dr.オズ:梶哲也
- もとはネッシーの科学者だったが、ネッシーに襲われたことで足を失い、ネッシーを捕まえて北海に運び、北海名物にして見世物にすることで復讐しようとする。最終的にはネッシーに食べられて死亡。
[編集] 第5話「金塊の運び方教えます」
- スイス銀行頭取:大木民夫
- 変装して不二子を利用してルパン達に金塊を運ばせ、金塊を独り占めしようとするが、不二子に飲ませた睡眠薬の効果が現れる前に正体をバラしてしまったために運悪く警察にばれて失敗し逮捕される。運び上げられた黄金カーを前に、銭形に「あれを考え出したのは自分だ」と言うなど自己顕示欲の強い人物。
[編集] 第6話「ピサの斜塔は立っているか」
- Dr.パオロ:加藤精三
- 元・イタリアの地震研究所の科学者。地震を『防ぐ』のが目標である研究所で、反対に地震を『起こす』ことを研究していたためクビになった。そのため、イタリアに強い恨みを持っている。地震発生装置を発明し、それを盾に10億リラ(後に20億リラ)を出さなければピサの斜塔(後にイタリア全土)を地震で崩壊させると、イタリア政府を脅迫する。現れたルパンをイタリア政府のスパイだとして殺そうとする。最後はアジトにしていた島を地震発生装置で沈没させて海中に消えた。
[編集] 第7話「ツタンカーメン三千年の呪い」
- ツタンカーメン(声の出演は無し)
- 古代エジプト第18王朝のファラオ(王)。より厳密な表記ではトゥトアンクアメン(Tut-ankh-amen)という。彼の遺品である黄金のマスクを狙ったルパンは、エジプト考古学博物館からまんまと盗み出すことに成功するが、ルパンがそのマスクをかぶってしまったことでツタンカーメンの怨念に取り付かれ散々な目にあってしまう。話のラストでマスクは博物館に返還された(同時にルパンに憑いていたツタンカーメンの怨念も消えた)。
[編集] 第8話「ベネチア超特急」
- ドン・マルチーノ:島宇志夫
- 表向きはシチリア島の牧場主を装っているが、実は犯罪組織のボスである。生まれて以来、シチリア島から出たことがない。イタリアの警察に自分が犯罪組織のボスであることをうすうす感づかれていたので、盗んだ名画や宝石を『ヨーロッパ横断超特急(通称:ベネチア超特急)』に自身の持ち馬であるセントジュニアとともに乗せてフランスへ運ぼうとした。独占意識が強く、最後にはブレーキの効かなくなって対向車に衝突寸前の列車の中で発狂し、「宝は全部俺のものだ」と言い出して部下にも見放され、自分の宝と一緒に列車もろとも谷底へ落ちていった。
- マルチーノの手下A:沢りつお
- マルチーノの手下B:石丸博也
- ???:木原抄二郎
- ???:作間功
[編集] 第9話「浮世絵ブルースはいかが」
- アラン・ブドンソン:千葉耕市
- 年齢は55歳。子役からたたき上げた大ベテラン俳優で、演技も抜群なのだが、なぜか売れない役者馬鹿。不二子に見込まれて、写楽三世の役を引き受け、ルパン達に初代石川五右ェ門の絵を盗ませる。ルパンをだまそうとしていいところまでいくのだが、不幸にもルパンが、手に入れた絵に発信機を付けっ放しにしていたのが原因で、せっかくの狂言も御破算で終わってしまう。全てがルパンにばれた後、絵も不二子からの報酬もルパンに取られて、ルパン達に不二子の車のトランクに縛り付けで押し込まれた挙句、不二子に悪態をつかれるという散々な結末であった。普段は髪の色が茶色だが、最後のシーンだけなぜか白髪になっている。
[編集] 第10話「ファイルM123を盗め」
- ジョージ・マーシャル/マルセル・デュラン:ささきいさお
- 前科十犯の泥棒。その経歴を隠すために整形し、マルセル・デュランと名乗っている。マルセルとしての彼はパリ社交界の貴公子。彼の過去を暴こうとするものは必ず殺されるといわれている。犯罪ファイルを焼き捨てるため、ルパンの体に爆弾を仕掛けて犯罪歴を記したロンドン警視庁のMOファイルM123(彼の犯罪ファイル)を盗み出してくるようにいう(ルパンの体に爆弾を仕掛けたのは、盗んだファイルを燃やす手間を省くため)。しかし、盗んで戻ってきたルパンにスキをつかれて爆弾を外され、自分で爆弾の爆発に巻き込まれた。その衝撃で、整形した顔が元に戻ってしまい(衝撃だけで整形が戻ってしまうとは考えにくいので、実は覆面だったという説もある)、狂乱する。この後に、ルパンのもとにイギリス王女から「スコットランドヤードに協力した」という理由から招待状が来る描写があるので、おそらく彼はその後逮捕されたものと思われる。
[編集] 第11話「モナコGPに賭けろ」
- ソクラテス・ネクサス:雨森雅司
- モナコ暗黒街を牛耳るボス。モナコGPでルパンを優勝させてその賞金を得るために、ルパンをイカサマポーカーで負かして、思いどうりに操ろうとするが不二子の計略によって失敗。逆にルパンにモナコが2、3個は買えるといわれるほどの額の売り上げと掛け金を奪われてしまい、レースの賭けにも負けてしまったため自己破産してしまう。最期に「ルパン一人のために」とミスターXを思わせるようなセリフを言うが、彼は結局再登場することはなかった。全財産を失ったショックのあまり、精神が不安定になってしまっていたからであろう。
[編集] 第12話「大統領への贈り物」
[編集] 第13話「サンフランシスコ大追跡」
[編集] 第14話「カリブ海の大冒険」
- フォワード・ヒース:吉沢久嘉
- 資産50億といわれる世界一の大富豪であり、様々なスキャンダルが噂されるが、峰不二子に熱を上げて38回目の結婚式を申し込む。ジャンボ・ルビーを手に入れてから、原因不明の高熱(実際はジャンボ・ルビーに染み付いた、コカインやヘロインなどの麻薬の原料となる紫馬酔木の匂いによる幻覚作用)にうなされて、さらにハミングバードにおそわれて死亡。
- 黒魔術師:辻村真人
- ハイチ島に古くから伝わる黒魔術教の神殿にある邪神像からジャンボ・ルビーを盗み出した張本人。彼の祖父は黒魔術教の神殿のかつての警備隊長であり、ルパン一世の侵入を許したことで処刑されてしまった。その恨みを晴らすべくジャンボ・ルビーでルパン三世をおびき出し、蘇らせたゾンビを使って殺そうとした。ルパンの仕掛けた小型爆弾によって死亡。
[編集] 第15話「名探偵空をゆく」
- ガブリエル十三世:大木民夫
- 元オーストリアの名門貴族。世界的な飛行船研究家にして、探偵小説マニア。ドラキュラの涙を餌にヘンデンブルグ号にルパンをおびき寄せて、捕まえようとする。執事に化けていた不二子にドラキュラの涙を奪われるもののルパン達の捕獲に成功しグリーンランドでのフィナーレTV中継の際には感涙の号泣をしていたが、その直後にルパン達には逃げられ、ヘンデンブルグ号も爆破されると、結局散々な結果で終わった。
- シャーロック・ホームズ三世(1):上田敏也
- 現代における世界的名探偵で、シャーロック・ホームズの孫とされる。虫眼鏡を肌身離さず持ち歩き、様々なものを観察している。ルパン逮捕のためにヘンデンブルグ号に乗り込むが、直後にルパンと入れ替わってしまい、脱出後にはどこかへ雲隠れする。なお97話にも同名の人物が登場するが、それとは全くの別人。作中の会話から、過去にルパン三世に会ったことがあることも分かる。
- フィリップ・アーチャー:玄田哲章
- アメリカの私立探偵。酒と女を愛するハードボイルド探偵。ルパン逮捕のためにヘンデンブルグ号に乗り込むが、直後に次元と入れ替わってしまい、脱出後にはどこかへ雲隠れする。レイモンド・チャンドラー作品のフィリップ・マーロウとロス・マクドナルド作品のリュウ・アーチャーのもじり(両方ともハードボイルド探偵という共通点がある)。
- 金田二 耕助(きんだに こうすけ):納谷六朗
- 日本の私立探偵。フケ飛ばしまくりの青年で、ヘンデンブルグ号を「犬神家よりも大きい」と評している。山奥で生活しているためか、地面に足をつけていないと不安になるようである。ルパン逮捕のためにヘンデンブルグ号に乗り込むが、直後に五右ェ門と入れ替わってしまい、脱出後にはどこかへ雲隠れする。金田一耕助のもじり。
[編集] 第16話「二つの顔のルパン」
- 偽ルパン:樋浦勉
- ノーミル博士の相棒。自分の顔をルパンによく似た顔に整形し、周囲の人間に『ルパンはジキル博士とハイド氏のように多重人格で、夜中の12時になると変身する』と思わせて犯罪をして、その罪をルパンにきせてルパンを自殺させようとたくらんだ。が、不二子の機転によりトリックは暴かれ、本物のルパンとしてノーミルとワンセットで銭形に逮捕される。
- ノーミル博士:清川元夢
- 精神科医。偽ルパンを操る黒幕。ルパンと友人であることを利用してルパン・次元・五右ェ門・銭形たちに、ルパンは変身病であると思わせて、それを利用して偽ルパンに犯罪を続けさせる。が、逆にルパンにはめられ、変身した次元として偽ルパンとワンセットで逮捕される。
[編集] 第17話「オイルダラーを狙え」
- ローレンス三世:堀勝之祐
- アラビアの英雄ローレンスの孫といっているが、実は偽物。油田爆破取りやめとと引き替えに、国家に一億ドルを要求する。偽物であることが部下にばれて、爆殺される。
[編集] 第18話「ブラック・パンサー」
- コナイゾー警部:富田耕生
- ブラック・パンサーが盗まれるたびに捜査に乗り出して解決してきた専任警部。なぜか銭形に対抗意識を持っている。最終的にはルパン達を騙してブラック・パンサーを手に入れ不二子に取り入ろうとするがハゲイトーの乱入によって失敗してしまう。名前と風貌の由来は、アメリカの人気コメディ「ピンク・パンサー」に登場したクルーゾー警部。
- ハゲイトー:若本規夫
- コナイゾー警部の召使いの中国人。考えない人の像を壊してしまう。なぜか無意味に跳び蹴りなどをしてくる。頭が悪そうに見えるがなかなかの食わせ者。
[編集] 第19話「十年金庫は破れるか」
- 丸金(まるきん):及川ヒロオ
- しばらくルパンが日本にいない間、金庫づくりの名人として有名になっていた。自作の金庫をことごとくルパンに破られ、自らのプライドに掛けて、三ツ星銀行にある自信作の10年金庫で勝負を挑むべく新聞で挑戦を叩き付ける。自信と慢心に満ちていた丸金であったが、ルパン達のトリックを利用した芝居で、結局敗北。ノイローゼとなってしまう。そこで錠太郎という息子がルパンに復讐をしようとする。
- 錠太郎(じょうたろう):中尾隆聖
- 丸金の息子。父の金庫をことごとく破って見せたルパンに挑戦を仕掛ける。その金庫は卵形で上下前後が一切無く、開ける方法はただ一つ、「開けゴマ」というごくありきたりなおまじないを唱えるだけという奇抜なもので、しかもルパンに毒を飲ませて、その解毒剤を金庫の中に入れて苦しめるが、偶然にもルパンが「開けゴマ」と言ってしまったことで金庫が開いてしまい敗北。いつか必ずルパンに再挑戦すると言い残して去っていった。原作にも登場するが、そこでは「豹吉」になっている。
[編集] 第20話「追いつめられたルパン」
- ハトラー:辻村真人
- 某独裁国家の総統。背が低く、ちょび髭を生やしているなど、明らかにヒトラーをイメージしたキャラである。ゲルハルト民族至上主義で、国民に圧倒的な支持を得ているが、その一方で「あんたが大将」といわれて、喜んでいるというみっともない人物である。ルパンのせいでカツラであることが国民に知られてしまい、復讐のためにルパンを殺すようにヘスに命じる。
- ヘス:滝口順平
- 某独裁国家の司法長官。ハトラー総統に盲目的服従をしている。総統の悪口を言うだけで国家反逆罪、下手をすればその場で銃殺にしてしまう。趣味は殺人ではないかと言われるほど、誰でも死刑にしたがる。戦車や大砲を使ってルパンと不二子を自殺を決意させるまでに追い詰めるが、助けに来た次元と五右ェ門の乗っている気球に大きく描かれたハトラーの肖像を撃つことができずに取り逃がし、ハトラーに死刑を宣告された。
[編集] 第21話「五右ェ門の復讐」
- 自然 風太郎:千葉順二
- 五右ェ門が伊賀赤目で修行を積んでいたころの師匠で伊賀忍者の祖。伊賀忍法皆伝書を狙う、弟子の必殺人九郎に殺された。五右ェ門は死闘の末に人九郎を倒して仇をとる。彼の残した伊賀忍法皆伝書は「愚か者はこの蓋を取ってはならない」と注意書きが書かれており、しかも中身は「笑ふ門には福来たる」と書いた紙切れが入っているだけであった。しかし、これこそが最も師匠が教え子に伝えたかったことであったのだろう。
- 必殺 人九郎:渡部猛
- 五右ェ門と同門であるが、伊賀忍法皆伝書を狙い、師匠である自然風太郎を殺す。さらに、五右ェ門の復讐の手から逃れるために銭形と手を結び、刑務所に逃げ込もうとするが、その裁判で裁判長に化けたルパンが、証拠を片っ端からキャバレーの旗や検事の裸踊りの写真などといった、ふざけた偽物にすり替えたせいで無罪放免となってしまい、結局五右ェ門と対決をすることになってしまう。善戦するものの、最期は斬鉄剣を伝った落雷で焼死。
[編集] 第22話「謎の女人館を探れ」
- 女人館の主:此島愛子
- 妹を使って男を竜宮城のような自分の館におびき寄せ、徹底したサービスで骨抜きにして、ご用済みになった後は老化用ガスで「浦島太郎」のごとく老人にして帰してしまう。女性が飲むとその薬のとりこになってしまう幻覚剤のようなものを宝として所有しており、それを狙ってやってきたルパンを追い返そうとするが、まんまと薬を盗まれてしまい、老化用ガスによって老婆にされてしまう。
[編集] 第23話「第4次元の魔女」
- 峰 ぶじこ:桜京美
- 峰不二子の叔母と名乗るブサイクなおばさん。しかし彼女に対して「ブス」など侮蔑する表現を使うと殺される。ホログラムを利用してルパンをおびき寄せ、ロンメル元帥の遺産を探させようと画策した。実は不二子の変装。
[編集] 第24話「怪盗ねずみ小僧現わる」
- ねずみ小僧次郎吉(ねずみこぞうじろきち):樋浦勉
- ねずみ小僧の四代目。初代ねずみ小僧が、十代目石川五右ェ門と第一回国際泥棒選手権大会に出場するも、ルパン一世に敗れ去った。その後、十一代目石川五右ェ門と初代ねずみ小僧は義兄弟のちぎりを交わし、子孫に大会賞品を奪うように託した。そこで、この四代目のねずみ小僧は、十三代目石川五右ェ門と手を組み、大会賞品だった書類を賭けてルパン三世と争う。窓の修理屋や水道屋に変装して、書類のある警察署に忍び込んで書類を奪うのに成功するが、銭形に変装したルパンによって書類を奪われてしまう。その後、この書類の正体が「大江戸警備人別帳」という、今では全く役に立たないものだったことをルパンに知らされ、あまりの馬鹿馬鹿しさに大笑いしていた。
[編集] 第25話「必殺鉄トカゲ見参」
- アフリカ諸国刑務所所長:内海賢二
- 銀行強盗や万引きであっても自らの刑務所に来た受刑者は全員問答無用で死刑にする。受刑者の髪を入れ、そのニオイでどこまででも追いかけるという追跡ミサイル「鉄トカゲ」を開発し、刑務所から脱走する者を容赦なく殺す(そのためか、彼の刑務所の中は全くの無防備で、中で何をするのも許されている)非情な人物。だが鉄トカゲには「向かい合わせにぶつけると爆発して二度と使えなくなる」という弱点があり、ルパン達にそれを利用されて刑務所は爆破され、最後は不二子によって自分が鉄トカゲに追われるハメになる。
[編集] 第26話「バラとピストル」
- ホセ警部:肝付兼太
- スペインにやってきた銭形を迎えるが、銭形の投げ手錠の洗礼をうけて感心する。
- ヘルベルト・フォン・マイヤー:広瀬正志
- 密輸・スパイ・殺し、金になることなら何でもする悪党。ルパンに煮え湯を飲まされ続けてきたので、ルパンに復讐しようと試み、リンダと協力して次元とルパンを決闘させる。だが、次元の手により車ごと谷底に転落し、死亡したと思われる。
- リンダ:鈴木弘子
- フラメンコダンサー。ある組織を抜け出そうとして、組織のものから襲われたところを次元に助けられ、次元にぞっこんとなる。しかし実はマイヤーと始めからグルで次元とルパンを殺そうとしていたのである。次元の手により車ごと谷底へと落ち、死亡したと思われる。
[編集] 第27話「シンデレラの切手はどこへいった」
- アリス・ヘンダーソン:松島みのり
- 「持っているとお姫様になれる」というジンクスのある『シンデレラの切手』をほしがる少女。夢見がちだが、ルパンを手玉に取るしたたかな面もある。ルパンから執拗に離そうとする不二子に「おばさん、妬いてるの?」等と無邪気に訊いていた。ルパン達は彼女にさんざん振り回され、根負けしたルパンは「いつかアリスのお姫様になる夢が叶って、切手に用が無くなったときに取り返しに行く」ことを条件に、彼女に切手を譲った。再登場の可能性を残している人物。
[編集] 第28話「女刑事メロン」
- ガリマール・メロン:平井道子
- 通称刑事(デカ)メロン。5月12日生まれ。ルパン一世最大のライバルだったガリマール警部の孫娘(第1シリーズでもガニマール三世が登場しているが、どちらが年上かは不明)。パリ警視庁の全警察官の中からコンピューターが選び出した、もっとも優秀な捜査官。国立パリ大学を首席で卒業。頭脳明晰にして、武芸百般に優れ、捜査術・逮捕術の第一人者。祖父のカタキを討とうと、ルパン三世逮捕に燃えている。普段はぱっとしない格好をしているが、実は美女である。銭形の「ブス」の一言で美女に早変わりし、銭形に「女というのは恐ろしい」と言わせるほどである。美女としてルパンに再度近づくが、最初からルパンに見破られていた。
- 原作『新ルパン三世』では男で、ガニマールとは無関係。懺悔をしていた少年犯罪者を殺せるほど冷酷な人物だった。
[編集] 第29話「電撃ハトポッポ作戦」
- X8号:伊武雅之
- シンジゲートのボスであるバロンに雇われた男で、不二子のパートナーとなってルパンの空中浮遊術の秘密を突きとめようとする。バロンの送った偽ルパンと偽次元に高圧電流による拷問をうけた上に、母親の形見を破壊された事で、ルパンを恨むようになり、ルパンを殺そうとする。だが後にこれが「ルパンに対する復讐心を植えつけてルパンを殺させよう」というバロンの企みで、自分は騙されているのだと知った彼はバロンに復讐をしにいくが、その結末は不明。なお、「X8号」というのはコードネーム。
- バロン:塩見竜介
- シンジゲートのボス。パリ警視庁のルパンに対する認識の甘さに怒り、窮余の一策としてシンジケートを利用することにした銭形と組んだ。ルパンと次元のダミーを作ってX8号と不二子を襲わせ、X8号にルパンを殺させようとする。
[編集] 第30話「モロッコの風は熱く」
- 外人部隊司令官:雨森雅司
- モロッコの外人部隊もとい革命軍の最高司令官。戦闘能力の高い人間を誘拐し、勝手に自分の部隊の隊員にしている。ルパンと銭形警部を同時に誘拐し、ワンセットにする事で逃亡を阻止しようとするも、まんまと逃げられモロッコ中を追い回す。しかし、ルパンによってガソリンを積んだタンク車を爆発され吹っ飛んでしまう。
[編集] 第31話「白夜に向かって撃て」
- ラチカ:高島雅羅
- 某国の女スパイでルパンとは旧知の仲である。アニタとは双子だが、以前から啀み合っている。ルパンが味方になろうとするが、見事に騙される。背中に白夜の夜だけに浮かび上がる痣は、ブレンマットの宝の隠し場所が彫ってある。
- アニタ:弥永和子
- 某国の女スパイでルパンとは旧知の仲である。ラチカとは双子だが、以前から啀み合っている。白毛(ルパンの変装)を味方に付ける。背中にブレンマットの隠し場所が白夜の間だけ、浮かび上がる。原作では、リンダという名である。
- 白毛(しらげ):???
- 殺し屋。ナイフ投げにおいては超一流の腕を持ち、その腕前は、次元ですらも恐れていて、「かかわらない方がいい」とルパンに警告している。10万ドルを契約金にアニタと手を組んでいたが、実はルパンの変装で、ラチカとアニタ二人の背中に隠されている情報を盗み出す。劇中の会話から、白毛という殺し屋は、架空ではなく実在の殺し屋である事が分かる。
- ゲオルグ:???
- ラチカとアニタ・二人の父親に頼まれ、二人の背中に白夜の夜にブレンマットの宝の情報である痣が浮かび上がるよう、細工した科学者。いつまでもいがみ合っているラチカとアニタ二人を仲直りさせるのを条件にこの事をルパンに教えるが、ルパンが約束を破った為、あらかじめ手を組んでいた不二子と共に、二人を仲直りさせ、本当の宝の情報を教える。
[編集] 第32話「ルパンは二度死ぬ」
- ピューマ:玄田哲章
- 1960年代のある時期、中南米・アフリカ各国の要人を次々と暗殺。仲間を持たず、犯行の手口が巧妙なため、各国スパイ組織の必死の捜査にも関わらず、依然として行方がつかめておらず、ルパンの犯罪者、殺し屋ファイルにもその詳しいデータが載っていない。特技なしだが、これは彼があらゆる殺人術に長けているという事を意味する(以上、犯罪ファイルナンバー1058より)。ルパンが棺桶を用意したということからも、その腕前がよくわかる。また、顔を知られないようにする為に依頼料を受け取った後、依頼者をも殺してしまうという卑劣さを持つ。ルパンの命を狙い、不意打ちに成功するも、葬儀屋と結託して仮死剤で死んだフリをしていたルパンに騙され、最後は依頼主との取引を終えて銃殺した後、死んだと思っていたはずのルパンにダイナマイトを放たれ、うろたえた表情のまま爆死する。
- タイガー:加藤治
- ピューマにルパン殺害を依頼した老人。昔ルパンに出し抜かれて一文無しにされてしまった恨みからルパン殺害を依頼したものと思われる。ピューマに報酬を受け渡した直後、射殺される。
[編集] 第33話「オリオンの王冠は誰のもの」
- ジャガー:徳丸完
- 盗賊のトップ。左手が鋼鉄で作られた義手で、指の先から針が飛ぶようになっている。オリオンの王冠を盗み出し、竜巻に250万ドルで売るが、ルパンの妨害で竜巻と険悪な仲になってしまう。五ェ門に服を切り裂かれたあげくに気絶させられ、駆けつけた銭形達に逮捕される。
- 竜巻:塩見竜介
- 密輸組織のトップ。狡猾な男で、同じ手口は二度と使わない。ジャガーに絶大な信頼を抱いていて、ジャガーの主催するオークションでオリオンの王冠を250万ドルで落札するが、ルパンの妨害でジャガーと険悪な仲になってしまう。次元にボコボコに殴られて気絶し、駆けつけた銭形達に逮捕される。
[編集] 第34話「吸血鬼になったルパン」
- カミーラ:小谷野美智子
- 今から二千年前、マリアに二人の子が生まれ、一人がイエス・キリストだったが、もう一人の子には二本の牙が生えていた(吸血鬼だった)ために、父ヨセフがその子を山の上に捨ててしまった。その子がカミーラである。カミーラは狼とコウモリに育てられ、やがてキリストが命よりも大事にしていた黄金のマリア像を奪って、キリストの手を逃れるために佐渡島の平来(ヘブライ)村に渡り、二千年もの間仮死状態で眠っていた(彼女曰く、キリストも平来村に渡って死んだのだという)。だが、丸木戸博士に発掘されたことで復活する。噛み付いてルパンを吸血鬼にするが、それは吸血鬼用エリマキなどで周到に準備していたルパンがカミーラを信じ込ませるために吸血鬼のマネをしていただけのものだった。鏡に写ってしまうことでこの猿芝居はバレてしまうが、21話『五右ェ門の復讐』の必殺人九郎と同様、十字架を作った斬鉄剣を伝った落雷に撃たれ死亡。
[編集] 第35話「ゴリラギャングを追っかけろ」
[編集] 第36話「月影城の秘密をあばけ」
- 風魔 忍(ふうま しのぶ):北浜晴子
- 風魔忍者の頭領。月影城の財宝を狙い、ルパンに襲いかかる。風魔忍法七変化により不二子に変装しルパンを利用しようとするが、財宝の在り処の説明に一つだけ嘘を混ぜていたルパンによって偽の財宝をつかまされる。
[編集] 第37話「ジンギスカンの埋蔵金」
- ジンギスカン:相模太郎
- かの大帝国を築いたジンギスカンの末裔。ルパンに双頭の黄金獅子を盗まれる。ジンギスカン一族復興のために特殊兵器を開発したと言うが、それが単なる機関銃のようにしか見えないのはご愛敬。ルパン達を追ってジンギスカンの埋蔵金があることを知った彼は、その隠し場所である五重塔でルパン達を殺し、埋蔵金を奪おうとするが、五右ェ門に足場を崩されて転落する。
- 住職:神山卓三
- 平泉(現在の岩手県西磐井郡平泉町)にある寺の住職。竜神沼にあった源義経の埋蔵金(ジンギスカンの埋蔵金)をルパン達よりも先に掘り起こして五重塔の奥に隠し、静御前の亡霊になりすまして笛を吹き、その塔に誰も近づけないようにしていた。しかしルパン達によってその正体を暴かれ、五重塔の奥深くの金庫(それは一般の銀行の金庫だった)に隠してあった埋蔵金も奪われてしまう。ルパン曰く「糞坊主」
[編集] 第38話「ICPOの甘い罠」
[編集] 第39話「香港の夜空にダイヤは消えた」
- 胡珍古(こちんこ):今西正男
- 香港の密輸組織のボスで『香港の夜の帝王』という異名を持つ。ドラゴン・バーム・ガーデンと呼ばれる島の豪邸に住む。美しいもの、美味しいもの、強い男に目がない。かなりのナルシストで、自身の浴槽には自分を褒め称える声の録音された再生装置がある。また、かなりの美食家で「健全な肉体に健全な食欲宿る」という格言を残すなど相当なもので、普段も大好物の卵を生のままで食し、金庫には世界中の超一流レストランのメニューを保管している程である。彼の家の池には、凶暴なワニが棲んでいて、彼の意にそぐわない者はそこに落とされてワニの餌にされてしまう。島に世界中からあらゆる武道家を集めて、格闘技チャンピオンを決める大会を開く。しかしその舞台の裏では、宝石の闇取引を行っている。そのダイヤを鶏のエサに混ぜて卵に隠すなど、警備も万全である。ルパン達は猫を使ってその取引上の宝石を狙い、まんまと奪うのに成功するが、不二子によってワニの卵に刷りかえられてしまう。
- 大満貫(だいまんかん):
- 胡珍古に忠実に従う用心棒。火を吹くのを得意としているが、頭は極端に悪く、言語を理解できても、話す事は出来ないようだ。ただし、自身も超一流の武道家であり、怪力による肉弾戦のみならず、青龍刀と火吹きの攻撃を駆使する。胡珍古の意にそぐわぬ者は、容赦無くつまみ上げられてワニの池に叩き込む。屋敷に忍び込んだルパンと次元の二人の処刑を胡珍古に命じられ、更には五ェ門とも壮絶な激闘を繰り広げるが、五ェ門に巴投げでワニの池に叩き込まれ、そのワニと戦ってへばっていた所をルパンに囚われた大満貫は、ルパン達が逃亡用にこしらえた熱気球のバーナーにさせられた。
[編集] 第40話「ミサイルジャック作戦」
- トロンボ:緒方賢一
- コスタリカ警視庁の警備局長。プエルトリコに飛ばす900億円相当のダイヤを積んだミサイルの警備にあたっている。銭形の名を最後まで「ジョニガタ」だと思いこんでいた。
- 科学研究所所長:緑川稔
- ダイヤを積んだミサイルを発射する科学研究所の所長。ペットに虎の「シシマル」がおり、いつもボディーガード代わりに連れている。そのシシマルに変装したルパンによって服を奪われて縛り付けられ、ミサイル発射を失敗させられてしまう。
[編集] 第41話「かぐや姫の宝を探せ」
- かぐや:藤田淑子
- 隣の国の王子を新しい国王として迎えようとしたそのとき、王子は原因不明の奇病にかかり、十年以上も眠り続けている。その眠りから覚まさせる特効薬を作るために、ルパンに賭けで勝って雪男の涙を盗み出すように言う。さらに次元に、地中海の海の底にいる人魚の鱗を盗み出させる。さらには五右ェ門も単純な芝居でだまし中国の昆倫山脈にいる生きた龍の肝臓をとってくるように頼む。
- ラーフラ:鈴木れい子
- 世界中の花の花粉と、雪男の涙・人魚の鱗・生きた龍の肝臓を使い、かぐやの為に秘薬(強力な眠気覚まし)を作る。
[編集] 第42話「花嫁になったルパン」
- オナベス:大平透
- ビーナス号のオーナーである大富豪。今でこそ大富豪となった彼だが、過去はギャングでありその財宝は血と弾丸で築かれたものである。その血塗られた金で世界中の美術品を買いあさり、結婚相手を選ぶ為に世界中の美女ともにヴィーナス号に乗り込んだ。ルパンはそんなオナベスに一泡吹かせるために女装してミス・マリーと名乗り、ヴィーナス号に乗り込み美術品を盗もうとするが、不二子の邪魔もあった事で、オナベスがそのミス・マリー(ルパン)に惚れ込んでしまい、ルパンはオナベスと結婚式を挙げることになってしまう。この事で、ルパンを頼っていた不二子は怒って船を降りるが、その直後ルパンによって、ビーナス号を水浸しにされ、オナベスは美術品の入った沈没に備えた脱出装置付きの部屋ごとルパンに盗まれた。結局不二子はルパンに出し抜かれる結果で終わった。
[編集] 第43話「北京原人の骨はどこに」
- 洪 秀全:北村弘一
- かつては北京原人の骨を管理していたラーメン博物館の研究助手をしていたが、顔を大幅に整形して奇術師となり、陳東南を名乗る。博物館から盗み出した北京原人の骨を、戦死した夫の骨だと偽り香蘭に預けていたが、香蘭が行方不明になったために、ルパンに香蘭を探し出すように頼む。しかしその目的はその北京原人の骨を取り返すことで、ルパン達からまんまと骨を奪い取るが、あきらめないルパンに取り返されてしまう。しかし、骨は安置されていた寺の焼失で、中身が灰になってしまっていた。
- 春 蘭:松金よね子
- 普段はスリで生計を立てている香蘭の娘。カンフーの達人。
[編集] 第44話「消えた特別装甲車」
- ペンギン警部:肝付兼太
- シドニー警察の警部。いつも燕尾服を着ていて、まるで皇帝ペンギンのようである。「眠れる獅子」の警備に当たる。一度は装甲車を使ってルパン達を撃退するが、到着先の博物館で「眠れる獅子」を奪われ追跡するが、装甲車の中で酸欠状態に陥っていた銭形をルパンが装甲車を彼に引き渡すことで助けたことで、ルパンに義理を感じた銭形の妨害で失敗してしまう。
[編集] 第45話「殺しはワインの匂い」
- ムリガン:塩見竜介
- カジノ・ムリガンの経営者。ルパンに地下金庫の宝石をすべて奪われたために、ハングマンにルパンから宝石を取り戻すよう指示する。ペルシャ猫を大切にしているが、ハングマンに集中砲火されて猫は殺される。
- ハングマン:飯塚昭三
- 殺し屋。死体のような腐臭がする。自分をコケにした相手には、たとえ依頼者であろうとも発砲する短気な男。自分の殺す相手に死の宣告として、「死神」のタロットカードを送る。ムリガンから、ルパンが盗んだ宝石を取り戻すように指示される。ルパンが宝石を返すことを拒否したためにルパンを殺そうとするが、パチンコの要領でルパンに大量のワインを投げつけられ、おまけに火まで放たれて大火傷を負う。その後の消息は不明。ちなみにハングマンという名称は、大アルカナのタロットの12番目である「吊された男」からとっている。
[編集] 第46話「ルパンお高く売ります」
- キラー:弥永和子
- ウォンテッド・クラブのボス。ルパンを捕獲して、マッド博士に売りつけるが、銭形にそのオークションの様子を見られ、さらに彼に乱暴まではたらいたことで警察の知るところとなり、人身売買の罪で摘発され、銭形に逮捕される。
- マッド博士:大久保正信
- ウォンテッド・クラブのスポンサー。オークションでルパンを3000万(通貨は不明)で競り落とし、人工島でルパンを試すかのようにサイボーグに関する実験を行っている。人間を改造することに喜びを感じており、ルパンのことも純粋に「意欲をそそられる素材」としか考えておらず、ルパンが飛び降り自殺したときも、「ルパンのような奴は二度と手に入らんというのに」ともらしていた。しかしルパンは自殺などしておらず、死んだと思い込み落ち込んでいた所に麻酔弾を打ち込まれ気絶。気がついた時には実験場におり、自ら改造したサイボーグ達の集中砲火によって殺される。
- DX:松田重治
- マッド博士によって生み出されたサイボーグの中でも特に優れた存在。次元にそっくりの姿になっており、ルパンがその姿に油断していたところを鉄製のワイヤーで首を絞め、絞殺しようとしたが、ライターで顔を焼かれ、さらにサイボーグ共通の弱点である胸を撃ちぬかれ爆発する。
[編集] 第47話「女王陛下のズッコケ警部」
- ペッパー警部:永井一郎
- ロンドン警視庁の警部。ドーバー警部とコンビを組んでいる。ルパンに掛けられた懸賞金を狙い、その邪魔になった銭形を牢屋に入れてしまう。打算的な男だが、お化けを怖がっている。名前の通り、胡椒を使うこともある。一度はルパンを追い詰めるが、結果的に逃げられてしまう。
- ドーバー警部:雨森雅司
- ロンドン警視庁の警部。ペッパー警部とコンビを組んでいる。ルパンに掛けられた懸賞金を狙い、その邪魔になった銭形を牢屋に入れてしまう。食いしん坊で太っているので、やせ薬を毎日12時に服用している。
[編集] 第48話「非常ベルにルパンは笑う」
[編集] 第49話「可愛いい女には毒がある」
- ザクリーヌ:小原乃梨子
- 趣味はダイヤのコレクションで、あっちの大統領、こっちの金持ちと渡り歩いて、数千億の遺産を築く。実は、盗みに関しては何でもやるという犯罪組織「コブラ」のボスで、事故死に見せかけて遺産を手に入れている。実はインターポールも彼女がコブラのボスであることには気付いていないようだ。運転を誤って谷底に落ちたルパンを助け、そのルパンをも手玉にとってルパンの盗んだ宝石の数々を狙おうとするが、彼女自身の宝石をコブラが盗まなかったことで、正体がルパンに知られてしまう。ルパンを殺そうとするが、コブラを放たれ、悲鳴をあげながら車と共に海岸から転落死する。
- ザクリーヌの手下:笹岡繁蔵
- ザクリーヌの忠実な部下でコブラ組織の一員。ICPOにある資料にも彼の情報が載っている。ルパンや次元の行く先々で現れ、不二子をさらい、さらにザクリーヌをさらったように見せかけ、ルパンの盗んだ宝石の数々を狙いルパンを殺そうとするが、ルパンによってコブラのいる穴に落とされ死亡。コブラごとその死体を焼かれる。
- ソートン:???
- 一発逆転型だと言われるプロボクサー。冒頭に登場するが、本編には何の関係もない。
[編集] 第50話&第51話「私が愛したルパン」
- コーネリア:上田みゆき
- 1950年生まれ。父ドクター・ゼルの行う狂気の実験と資金集めに疑問を感じ、父の研究所に忍び込んだルパンと知り合い、手を取って逃げようとする。だが、追いつめられ射殺されそうになったルパンの身代わりになって、1973年死亡。だが父の死体催眠によってよみがえり、父に洗脳されてルパンを殺そうとしたところを次元に撃たれ、過去の記憶が蘇ったことで小型神経ユニットの死体保存能力が失われ、真の眠りにつく。
- ドクター・ゼル:田口昂
- 元ナチス親衛隊の将校で、数々の人体実験によって多くの人を殺したことで知られる狂気の科学者。ナチスドイツの敗北によって姿をくらましていたが、その手で集めた数々の美術品とともに南米のベネズエラに潜んでいた。実の娘コーネリアが、研究所に忍び込んだルパンと逃げだそうとしたためにルパンを射殺しようとするが、誤ってコーネリアを殺してしまう。そこで死体となったコーネリアに超小型神経ユニットを埋め込んで記憶を操作し、自らをコンピューターと同化しコーネリアをコントロールしてルパンを殺そうとするが、ルパンのために失敗。自爆する。
- セルジオ:真木恭介
- ドクター・ゼルの研究所の霊園の墓守。ゼルからコーネリアに過去の記憶を蘇らせてはならないと言われている(蘇らせると埋め込まれた超小型神経ユニットが死体の保存能力を失ってしまうため)。
[編集] 第52話「エマニエルは天使のささやき」
- エマニエル・ポアロ:小原乃梨子
- 名探偵エルキュール・ポアロの血を引くベルギーの名門の娘で、社交界きってのプレイガール。その灰色ならぬ、ピンクの脳細胞で男を手玉にとる悪女。不老不死の秘宝を手に入れるために、その隠し場所の書かれた古文書をスミス少佐から買うが、そのコピーを不二子にも売りつけていたことを知り、スミス少佐を殺害する。さらにルパンをも手玉にとり、不二子も殺そうとさせたうえで秘宝も盗ませようとした。ちなみに、肝心の経典は長い年月で灰と化していたが、そうだとは知らない彼女と不二子は、最後まで争い続けていた。
- スミス少佐:仁内達之
- カンボジア戦争から逃げ出したときに、不老不死の秘宝の隠し場所を記した古文書を持ち出し、それを買おうとした不二子にそのコピーを売り、エマニエルにも売りつけようとするガメツイ男。エマニエルにその裏切りを知られ殺される(ただし実際に殺したのは彼女の猫)。
[編集] 第53話「狂気のファントマ・マークⅢ」
- ファントマ・マークⅢ:滝口順平
- かつてヨーロッパ中を震え上がらせた正体不明の怪人、ファントマの三代目に当たる男。ウェスター島に本拠地を於くファントマ帝国の総統。不二子を人質に取り、ルパンの持つ世界最大のパンシャクサンの大ルビーを要求。ルパンから奪ったルビーを人工衛星に搭載したレーザー兵器の増幅装置として使用。南極の氷を溶かすことにより、世界中を水没させて世界征服を企んだ。厄介払いのため、ルパンと不二子を人工衛星「ファントマ・ワン」ごと宇宙に打ち上げるが、ご丁寧にも宇宙服を用意してあり、そのことが最大の敗因となってしまう。結局、作戦の成功直前にルパンにルビーを奪い返されて計画は失敗し、アメリカとソ連の連合軍により基地が発見されて組織は壊滅。最後っ屁にルパンを人工衛星ごと爆死させようとするがルパンに逃げられて失敗。性格などがミスターXにそっくり(声に至っては全く同じ)なので、一部のファンから「ミスターX・マークⅡ」、「ミスターX2号」などとも呼ばれている。
[編集] 第54話「半七刑事十年目の約束」
- 三河 半七:及川ヒロオ
- 東京・上野にある下町署の時代錯誤な刑事で、十手使い。かつて銀行強盗をしたルパンを追い雪山に乗り込むが、気を失ってしまいルパンに助けられる。そのときの凍傷が元で足がリウマチになってしまい、刑事業にも悪影響を及ぼして下町署ですらも邪魔者扱いをされるようになった。だが、銭形が今でも尊敬している刑事の一人でもあり、その銭形の推挙によりルパンの警備指揮者となるが、ルパン達の盗聴レコードに記録されていた上司達の本心を聞き、世知辛い日本で住み続ける事に嫌気が差した半七は、なんとルパンをも騙して、上司達の言っていた銭形達の悪口などが記録されていたルパン達の盗聴レコードを残して、黄金観音像を手に入れハワイに移住してしまう。また、ルパンが下町所に潜入した際には、かつての借りを返すべくワザと釈放したことも。
[編集] 第55話&第56話「花吹雪 謎の五人衆」
- 日本 駄目ェ門(にっぽん だめえもん):柴田秀勝
- 『青砥稿花紅彩画』に登場する白波五人男の日本駄右衛門の子孫で、白波五人衆のボス。剣道・柔道の名手。正々堂々とした義賊の様に見えるが、不二子を人質に取り用無しになった後焼き殺そうとしたり、自分達が勝てないからと五ェ門にルパンを殺させようとしたり、挙句の果てにはルパンが今まで手に入れた宝を横取りしようと目論む等、実際は器の小さいただの小悪党。裏切った菊子と、それを助ける五右ェ門を殺そうとするが、ルパン達に格の大きさの違いを思い知らされ、最後には部下共々降参してしまう。
- 弁天 菊子:堀絢子
- 白波五人男の弁天小僧菊之助の子孫。白波五人衆の一員。男だが女装をしており、白波五人衆でも女性でとおっている。本名は弁天小僧菊五郎。白波五人衆を抜け、さらに五右ェ門を仲間に引き入れて利用し、富岳三十六景を独り占めしようとする。五右ェ門に正体がばれた後、小太刀で勝負を挑むも返り討ちにあい、滝壺に落下して死亡する。
- 只乗 利兵(ただのり りへい):水鳥鐵夫
- 白波五人男の忠信利平の子孫。白波五人衆の一員。
- 赤恥 重傷(あかはじ じゅうしょう):緒方賢一
- 白波五人男の赤星十三郎の子孫。白波五人衆の一員。間抜け者で、犬よりもきく鼻を持っている。
- 南郷 まん丸:日高晤郎
- 白波五人男の南郷力丸の子孫。白波五人衆の一員。まるまると太っているが怪力の持ち主。
[編集] 第57話「コンピューターかルパンか」
- ハンター教授:辻村真人
- コンピューターを駆使した飛行機の持ち主。犯罪心理学の天才で、コンピュータには泥棒のことをすべて記憶させ、ルパンの頭脳を持つコンピューターに飛行機内を守らせている。初代銭形平次の使っていた投げ銭を持っているが、銭形は魔が差してそれを盗んでしまい、ルパンと協力して戻そうとする。ルパンはコンピューターに記録されていない銭形の行動パターンとハンター教授の心理をついて飛行機内の物を根こそぎ奪うのに成功する。
[編集] 第58話「国境は別れの顔」
- モニカ・イワノフ:池田昌子
- 『モスクワの華』と言われるプリマドール。「オーロラの滴」を盗もうとして追われる身になった次元を助け、さらに偽装結婚をして西側の国へ亡命しようとする。カタブツの次元でさえ気を許してしまうほどであったが、実は西への亡命ついでにオーロラの滴の運び屋として次元を利用しようとしていた。最終的に、本人は亡命に成功。宝石はルパンの策略で奪われそうになるが、次元の計らいで彼女の手に戻った。
[編集] 第59話「マダムXの不思議な世界」
- マダムX:鈴木弘子
- 蝋人形コレクター。ただし蝋人形といっても、本物の人間に蝋を被せたという「蝋人形の館」を彷彿とさせる残酷な物である。ルパン達もそのコレクションに加えようとし、異次元とも言うべき奇怪な世界をルパン達に見せるが、それはテレパシーを発する超能力少年を利用した幻覚だった。最後は五右ェ門による少年の死と共に崩壊を始めた屋敷の中で発狂し、その下敷きとなって死亡。
[編集] 第60話「インドに自殺の花が咲く」
- バサラ・ラバーン:大木民夫
- ろくでもない発明ばかりしている科学者だったが、学会から追放されてギャング「バサラ団」のボスとなる。浴びると自殺願望を抱き自殺してしまう(牛の糞が特効薬)自殺光線を発明し、それを利用してルパンがインドに隠している二万個のダイヤを手に入れようとするが失敗。最後は乗っていた気球のバルーンに火のついた丸太の杭を打ち込まれ爆死する。
[編集] 第61話「空飛ぶ斬鉄剣」
- アル・カモネ:加藤治
- アメリカのシンジゲートのボス。不二子が五右ェ門から盗み出した斬鉄剣を百万円で買い取り、死の商人シャーロックと組んで斬鉄剣を組み込んだリモコン兵器を用いて中央アフリカに戦争を起こし、一儲けしようと試みる。が、斬鉄剣の弱点であるこんにゃくを塗りたくったセスナ機(通称:コンニャクおでん車)によって斬鉄剣はルパンたちによって奪い返され、自身も銭形に逮捕される。第69話の「アル・カバネ」とよく混同されやすい。
- シャーロック:北村弘一
- 武器を生産している死の商人。斬鉄剣を利用した武器で中央アフリカに戦争を起こし、一儲けしようとたくらみ、アル・カモネと協力して五右ェ門から斬鉄剣を奪う。しかし、逮捕されたアル・カモネに全て白状されたことで銭形にも発覚し、リムジンで逃亡していた所を五右ェ門に斬鉄剣でリムジンごと真っ二つにされ爆死する。
[編集] 第62話「ルパンを呼ぶ悪魔の鐘の音」
- ラビーナ:谷育子
- 小さく平和な村・ゲマシャフトのシスター。だが、実は冷酷非道な心理学者で、某国の依頼により従順な兵士を作り上げるという実験を行っていたのだ。次元と五右ェ門を実験台として利用することで、その某国の「特別注文」であるルパンをおびき寄せ、さらにそのルパンまでも実験台にしようとするが、操っていた鐘を破壊されて失敗に終わる。自ら作った気泡で逃げ出すも、その慢心が仇となり、ルパンによって水素ガスを打ち込まれ、水素ガスとともに閉じこめられ、命乞いをしながら空高く舞い上がっていった。おそらく気圧の変化により窒息死したと思われる。冷酷非道な性格からか、ルパンが鼻の下を伸ばしたりなどを一切しなかった珍しい女性キャラ。
- ちなみにこの話の元ネタは、「プリズナーNo.6」というイギリスのドラマ作品。
[編集] 第63話「罠には罠を!」
- ドン・ケッチ:加藤精三
- アメリカ一の大金持ち。不治の病の宣告をされたため、資産全額(約1000億ドル、放映当時のレートで20兆円)を社会福祉のために寄付しようとするが、誤診だったことがわかって資産を寄付するのが惜しくなり、不二子と協力してルパンに金を盗まれたように見せかけようとする。だが復讐に燃えるルパンにものの見事にはめられ、寄付を余儀なくされてしまう。1セント玉を拾って子供のように喜んでいる「ガリガリ亡者」でもある。
[編集] 第64話「クリスマスは女神の手に」
- マルグリット・ティファニー:佐原妙子
- ティファニー宝石店のオーナーで、TVの司会もやっている。通称マギー。自分の宝石店にルパンが盗みに来たところをTV放映させようとするが、依頼したルパン達に断られたので、不二子を焚きつけて贅沢な買い物をさせた結果、マルグリットが全て支払うのを条件にTVに出演させる。万全な警備によってルパン達が絶対に失敗すると信じきっていたが、油断が仇となり、結局ティファニー宝石店の宝石全てをルパン達に取られてしまった上(これらの宝石はルパンが欲しくて盗んだものではないため、後にこの宝石のは取り分を除いてルパン自身の手によって返されている)に、宝石店もメチャクチャに破壊された。
- ゲボビー:宮内幸平
- インチキ科学者で名が通っていて、スター・ウォーズのライトサーベルを発明したのも自分だといっている。自ら発明した電光接着光線を使ってルパン達とともにティファニー宝石店から根こそぎ宝石を奪う。
[編集] 第65話「ルパンの敵はルパン」
- ミスターX:滝口順平
- 第1話で登場したものと同一人物。サーロイン号の爆破からかろうじて生き残った彼は、今度は自身をルパンそっくりに改造して三度登場しココダット王国のヤスミン姫を誘拐。ウォーターサーベルという変わった武器でルパンと対峙し、追い詰めるが、加勢に入った次元に見破られ(次元曰く「本物のルパンなら『せめてお前の手で』なんてもったいぶった台詞吐きゃしねえ」)、あっけなく銃殺される。ルパンに対するいわれの無い恨みを抱えたままその生涯を終えたが、最期にはルパンとの約束を守り、ヤスミンを解放する義理堅さを見せる。
- ヤスミン:中野聖子
- ココダット王国の王女。二十歳の誕生日の時にミスターXに誘拐される。その際助けに来たルパン達にミスターXは彼女の偽者達をを刺客に出す。ちなみにルパンからのセクハラ被害を受けた際、ルパンを一本背負いで撃退。次元曰く「こりゃあミスターXよりも手ごわいや」。
[編集] 第66話「射殺命令!!」
- ビューティー:保科三良
- かつてはニューヨークの鬼刑事で、次元がニューヨークで殺し屋をしていたころ、彼に狙われて逃げ出したことがある。その後ICPOの警部に出世し、ICPOより要請を受けてルパンを殺そうとする。44口径のコルト・パイソンとダムダム弾を愛用していて、その射撃の腕には次元も一目置いている。しかし銭形とはまったく相容れず、ルパンからも「炸裂弾を使うなんてビューティフルじゃない」「馬鹿デカ」などとこき下ろされている。ルパンを追いつめるが、次元の接着弾が一瞬早くて倒し損ね、最後は次元とのコンビネーションで、ルパンは自身で作り上げた水銀弾を捨て身で放ち、ビューティーは銃と靴を残して跡形も無く吹き飛んでしまう。
[編集] 第67話「ルパンの大西遊記」
- 金閣:渡部猛
- 棋魔山国のマハラージャ。モデルは、「西遊記」の金角・銀角である。自分と同じ姿の巨大なロボットに乗り込み、棋魔山国に忍び込んだ人間をあたかも小人の様に扱う。人間を駒にした人間将棋を好む。ルパンの棋魔山国脱出の際ルパンに射殺される。
- 銀閣:飯塚昭三
- 金閣の弟。返事をすると吸い込まれる硫酸入りの瓢箪を持っており、次元達を吸い込むが、五右ェ門の奇策によって失敗。逆にルパンに返事をさせられて吸い込まれ、硫酸に落ちて死亡。
- ジョー:???
- ギャング。棋魔山国の財宝を狙って忍び込み、捕まる。
- ドム:???
- 殺し屋。ジョー同様、棋魔山国で捕まる。
[編集] 第68話「カジノ島・逆転また逆転」
- ニーナ:小山茉美
- ドミノの娘。セントチューリッヒ大学に通い、そこの犯罪学同好会に所属するルパンファンである。ルパンとともにカジノパラダイスの金庫破りをしようとする。
- ドミノ:吉沢久嘉
- カジノパラダイスの経営者で、大統領選に出馬しようとしている。ルパンにカジノパラダイスの5億ドルを盗まれたように見せかけて保険金100億ドルを手に入れようとするが、選挙参謀のロバートに裏切られて失敗。5億ドルもルパンの手によって全てニーナの手に渡ってしまう。
- ロバート:筈見純
- ドミノの選挙参謀。非常に打算的な男で、ドミノの選挙に協力する振りをしてドミノとその娘のニーナを殺し、カジノパラダイスの保険金100億ドルを手に入れようともくろむ。が、1セントも得られぬまま銭形に逮捕される。ドミノの評価によると「ユーモア小説も書けるんじゃないか」との事。
[編集] 第69話「とっつあんの惚れた女」
- ローラ・ジョーズ:木村有里
- 世界的大富豪で政治フィクサーでもある、故ポマード・ジョーズの妻。夫が彼女の声で開く金庫を作り、その中に各国首脳のスキャンダルを納めて死んでしまったために、アル・カバネ率いるニューヨーク・マフィアに追われる身となる。しかも、彼女の体には「裏切り防止」のためだという高性能爆弾が心臓に埋め込まれていて、ポマードの声で安全装置を解除せずに金庫を開けると、1分以内に爆発するという仕掛けになっているのだ。彼女の命を守ろうとする銭形と懇意になるが、カバネの手下の一人に射殺されてしまう。
- ポマード・ジョーズ:前沢迪雄
- 世界的大富豪。各国首脳のスキャンダルをファイルして、世界政治にも影響を及ぼしていた。そのファイルを妻であるローラの声でしか開かない金庫に納めていたが(詳しくは前述のとおり)その金庫をマフィアに奪われ、さらに事故に見せかけて殺害されてしまう。
- アル・カバネ:加藤治
- ニューヨーク・マフィアのボス。非常に荒々しい性格をしているが、慢性盲腸炎を患っており、鎮痛剤を常用している。ポマード・ジョーズの金庫を盗むべく、彼を事故に見せかけて殺害。金庫を盗み出した後、その鍵となるローラの声を手に入れようとする為に、銭形とローラの二人を付けねらい、更にはコンピューター金庫を狙うルパン達には、不二子を金で雇い妨害させる。ローラの声を入手するのには成功したが、ルパン達に散々もてあそばれた挙句、ルパンが鎮痛剤に混ぜて飲ませた高性能爆弾により、金庫を開けた直後に爆死。名前が似ているせいか、第61話のアル・カモネと混同されやすい(声は両者とも加藤治)。
[編集] 第70話「クラシック泥棒と九官鳥」
- クライド・バロー:槐柳二
- かつてボニー・パーカーとコンビを組み、金庫破りの天才と呼ばれていた。また、小鳥屋をやっていたこともあるという。その後FBIに拘留されていたが、ルパンは脱走を手伝いナショナル・スーパー銀行の特殊金庫を開けさせようとする。
- ボニー・パーカー:桜京美
- 1930年代にクライドとコンビを組んで、銀行ギャングで荒らし回っていた。マシンガンで蜂の巣にされた筈なのだが、何故か生き残っていた。ルパンがクライドと一仕事をしようとしたために、ルパン達を出し抜いて金を独り占めする。ルパン達の前に現れてクライドに協力したボニーは不二子の変装。
- 詳しくはボニーとクライドの項目も参照。
[編集] 第71話「ルパン対新選組」
- 近藤 勇(こんどう いさむ):今西正男
- 新選組、近藤勇の三代目。津軽海峡に沈む船にある、額にすると70億にも80億にもなるという黄金大砲をルパンを使って引き揚げ、用済みになったルパン達をジョン達殺し屋を使って殺そうとする。実業家で、その黄金大砲を資金として新たに事業を興そうとするが、あくまで新選組としての考えを通そうとする沖田に刺殺される。
- 沖田 総司(おきた そうし):安原義人
- 新選組、沖田総司の三代目。草笛を用いて大だこを操る。同志達と共に新選組を復興して北海道を独立国にしようと思っている誇大妄想の持ち主。近藤勇の部下だったが、近藤が新選組としての夢を捨ていたため近藤を刺殺。五右ェ門との戦いに挑み、一度は五右ェ門の着物の肩口を切る腕を見せるが、打ち合ったときに刀の差が出て刀を折られて敗れ、その五右ェ門によって大だこも失って黄金大砲とともに自爆。黄金の花火となった。
- ジョン:玄田哲章
- 近藤から2億でルパンを殺すように依頼されたアメリカの殺し屋。沖田の同志によって刺殺される。
[編集] 第72話「スケートボード殺人事件」
- ボロンコ:小原乃梨子
- 刑事コロンボの息子。コロンボが手こずった事件はたいていボロンコが解決しているという。その生まれながらに高い捜査能力故に、銭形やルパン等大人を見下した目で見ている傾向がある。ソロモンの瞳を狙うルパンを偽物で欺き続けるが、油断していたのが仇になり、最終的にはルパンにソロモンの瞳を盗まれてしまう。屈辱に満ちたボロンコは、躍起になってスケードボードでルパンの後を追い、ソロモンの瞳を取り返しはしたものの、ルパン逮捕の失敗に悔しい思いをしていた。
- Mr.クイーン:上田敏也
- エラリー・クイーン財閥の総帥でラグビーの大ファン。ソロモンの瞳の持ち主であるが、彼が信奉するラグビーチーム「レッドイーグルス」に全財産を残すと遺言状に書いたせいで夫人とジョージに殺されかけるが、ルパンによって首を吊られていた縄が切れたため、一命を取り止めている。しかし、再び命を狙われることを予期したボロンコによって、その生存は最後まで伏せられていた。
- マーガレット:吉田理保子
- クイーンの娘。ジョージと結婚を前提につきあっている。
- ジョージ:キートン山田
- レッドイーグルスの一員。マーガレットと結婚したいとマーガレットの父クイーンに申し込んでいる。ソロモンの瞳を狙っており、夫人と組んでクイーンを殺し、その罪をソロモンの瞳を狙って現れたルパンに着せてソロモンの瞳を手に入れようとするが、ボロンコの推理とルパンの目撃情報によって失敗してしまう。
[編集] 第73話「花も嵐も泥棒レース」
- ファントマ・マークⅢ:滝口順平
- 第53話に登場したものと同一人物。ミイラ男の如く包帯を巻いた姿となり、両目も義眼となった。ルパンに復讐するために、国際泥棒選手権を開催するも、五ェ門によって、隠れ家にしていた灯台ごと斬鉄剣で真っ二つにされ海中に消えた。
[編集] 第74話「恐怖のカメレオン人間」
- ギネス:八奈見乗児
- ギャング。カメレオンの分泌液を用いた薬品『カラーチェンジ薬』により、体色を自在に変える能力を身につけている(この『カラーチェンジ薬』には生きた虫しか食べられなくなるという恐ろしい副作用があるが、時間の経過かダイヤに含まれる炭素の効能で元に戻る)。ダイヤ鉱山の社長と組み、ルパンを罠にかけた。最後は、カメレオンの変色能力を持たせた特殊合金製の戦車でルパンを追撃するが、自分が奪うはずだったダイヤモンドをカッティングして作った弾丸を打ち込まれ戦車は大破、自身も火達磨に。
- ダイヤ鉱山社長:寺島幹夫
- ギネスのボス。二千カラット・時価一億ドルの価値があるダイヤの原石をわざとルパンに盗ませて、ルパン達に加工させた後で再び取り戻そうとする。
- ムンバ博士:藤本譲
- 黒人の科学者。アパルトヘイトにより冷遇される黒人達の状況を嘆き、その打開策として自在に体色を変えられる『カラーチェンジ薬』を開発した。ところが、それをギネスに目を付けられ薬を奪われた上に殺されてしまう。殺されたのは本編より以前で、作中に出てきたのはギネスの変装だった。
[編集] 第75話「不二子に花嫁衣装はにあわない」
- ウィリアム・ハフナー:家弓家正
- イギリスの貴族。なかなかのプレイボーイなのだが、何故か彼と結婚した女性は数週間以内に不審な死を遂げている。また、独占欲の強い性格であり、婚約者に他の男がつきまとうのを極端に嫌う。相当なサディストで、実は結婚した女を殺し剥製にして『永遠のハーレム』と称する部屋に飾っていたのだ。彼のハーレムを見ると、不二子は100人目の妻だった事もわかる。宝石のコレクターとしても有名らしく、剥製にされた女性の指輪などにして収めてある。そんな彼の宝石コレクションに目をつけた不二子はその隠し場所を知るためにハフナーと結婚するが、剥製にされる手前までいってしまう。自分が仕掛けた盗難予防装置の銃に撃たれて死亡。不二子はその唯一の未亡人として莫大な遺産を相続した。
[編集] 第76話「シェークスピアを知ってるかい」
- アンジェリカ:松島みのり
- 元はイタリア大富豪の令嬢。8年前、マフィアに追われる次元と出会い、その後しばらく一緒に暮らすうちに次元に惚れてしまう。初めて次元に会った際ロールスロイスを壊されるが、本人がそれを気にする様子はなかった(ただ、次元はそれが「借り」だと言っていた)。次元が「薔薇の花園」から去った後は「神に愛を求める」ためにシスターとなってアフリカに渡り、オセロ博士とともにボロディアス連邦国の黒人政府樹立を目指していた。博士の国外救出をルパン達に依頼し、共に残った次元とともに黒人達を助けようとするが、不発弾を踏んでしまい、次元の腕の中で死亡。カタブツのイメージが強い次元と両思いだった、シリーズでも珍しいキャラクターの一人。
- ブレナン長官:平林尚三
- 某大国のGIB長官。不治の病に冒されていたと偽って、ボロディアス連邦国の黒人反乱軍を内部から攪乱するために肌を焼いて黒人になりすまし、黒人解放を叫ぶ「オセロ博士」として乗り込む。しかし、指紋を利用して次元達に正体を見破られ、シェイクスピアの『オセロ』を引き合いに糾弾された後、逃げ込んだヘリコプターごと撃墜されて爆死。
- 大統領:大木民夫
- ヨーロッパ某国の大統領。ルパンに黒人解放を叫ぶオセロ博士の救出を依頼するが、大統領自身は黒人の独立国家は望んではおらず(むしろ白人の利益を守ることに力を注ぐ人物である)、その本当の目的はオセロ博士に化けていた自分の部下のブレナン長官を本国へ召還するためだった。最後はゴルフ場からヘリコプターで逃亡を図るが、次元に撃墜されてしまい爆死。
[編集] 第77話「星占いでルパンを逮捕」
- マリアンヌ:小沢寿美恵
- 神秘のベールに包まれた謎の女予言者。その占星術による予言はコンピュータ以上に正確であり、100%の的中率を誇る。ICPO計画の「ルパン逮捕アストロジー作戦」のために来日する。だが実は、自分の予言を念力を使って自ら実行していたマッチポンプ式のインチキ占い師で、ICPO推薦というのも真っ赤な嘘だった。ルパンを殺してポセイドンの炎を奪おうとするが、それを見破った次元によって失敗。奪ったポセイドンの炎も偽物であるなど散々な結果に終わる。その後、念力の影響か、彼女にメロメロになってしまったルパンに強引にプロポーズされることになる。
[編集] 第78話「ロボットの瞳にダイヤが光る」
- ガボット:樋浦勉
- ブロードウェイの三流ヤクザで、ギャングのボスでもある。バー・ガボットを経営している。ポット博士の発明した、ダイヤモンドの涙が出るロボットを狙う。かつては「ミネソタのティラノサウルス」と呼ばれた重量級のハードパンチャーだったらしいが、そのパンチをポット博士に余裕でかわされるなどその面影は最早ない。ルパンと張り合って大けがをして3ヶ月の入院生活後、ベイビーにも捨てられ、ギャングを廃業。サンドウィッチマンになってしまった。
- ベイビー:向井真理子
- ガボットの女。ひたすらにあさましい、欲の塊みたいな女。昔はとある遊園地のホットドックの売り子で、それをガボットが見初めたようである。ルパンと張り合った後、片耳のジョーと駆け落ちする。
- 片耳のジョー:緒方賢一
- ガボットの部下。ガボットにこき使われており、その度にベイビーに泣きついている。ルパンと張り合った後、ベイビーと駆け落ちする。その名の通り、片耳しかない。
- ポット博士:肝付兼太
- 時々ルパンに奇妙な兵器を売りつけにくる変な博士。電池を逆にセットした電機大磁石や自動鼻かみ器など、ろくでもない物ばかり発明している。ウェイターロボット(もともとこのロボットはガボットのバーに売られる予定だったロボットであり、その後時給2ドルでガボットの店に『就職』している)を作っているときに、偶然ダイヤモンドの涙が出るロボットを発明。
- タクシードライバー:矢田耕司
- 作中、3度銭形が止めるタクシーに乗っている運転手。「ルパンを追ってくれ」という銭形の要求に対し、1度目は短パンシャツ姿で走り出し(銭形に号砲用のピストルを鳴らさせている)、2度目は同じ姿で銭形をおぶって走り、さらに3度目にはスーパーマンになって飛んでいってしまう。
[編集] 第79話「ルパン葬送曲」
- モーマニット・キョウランスキー:市川治
- 音楽の魔術師との異名を持つ国際フィルハーモニーの指揮者。ダイヤモンドの指揮棒を振ることでも世界的に有名。だが、この指揮棒で聴覚を刺激する音にならない音波(超音波)を発生させることによって、催眠術のように人間を操ることができる。父モーマニット・マルチーは宝石商だったが、ルパンに殺されている。父の敵を討つべく、その指揮棒を操ってルパンを殺そうとするが、トリックを見破っておたまを指揮棒にしたルパンとの指揮対決に破れ、ルパンに操られた銭形のはなった戦車の砲撃によって木っ端微塵に吹き飛び死亡。そしてルパンからそのレクイエムにベートーヴェンの交響曲第3番「エロイカ(英雄)」第2楽章をおくられた。おそらく名前の由来は狂乱から。
[編集] 第80話「最後の差し入れはカップラーメン」
- シルバー:槐柳二
- 昔ルパンと一緒に現金輸送車を襲ったが、成功間近の土壇場で裏切って金を隠し、刑務所に逃げ込んだ。出所後ルパンに捕まり、ルパンと協力して、隠し場所に建てられた刑務所内の現金を掘り出すが再び裏切り、そのために現金は刑務所の敷地に戻ってしまう。そして自身も刑務所の敷地に飛び込んでいった。
[編集] 第81話「不二子!男はつらいぜ」
- クロード:田中秀幸
- ヴェルデンベルク王国の王子。この国は元々征服王朝であるために、イギリス人である国王と彼は本物のミストレルの鐘の場所を知らないので、不二子に接近してルパンに本物の鐘の位置を探させようとする。いかにも不二子が惹かれそうなイケメンで、不二子と思い両思いになった為、不二子はルパンの了承を得て彼と結婚するが、現実はそんなに甘くなく、ミストレルの鐘を奪われてしまい、翌日、ヴェルデンベルク国も崩壊したと思われ、不二子にもあっさりと捨てられた。
[編集] 第82話「とっつあん人質救出作戦」
- ナポレオン十一世:山内雅人
- ナポレオン・ボナパルトの子孫で、ナポレオン帝国の復興を目指すが、ICPOに逮捕される。そのため手下達が銭形を人質に、彼の返還を求めている。眠り病という奇病で一日に三時間しか起きていられず、世界征服をしようとしたのも世の中が騒々しくてゆっくり眠ることができないからであった。その後、手下達と共にICPOに再逮捕され、自ら「理想の地」だと言っている刑務所の牢獄に入れられた。
[編集] 第83話「ルパンの大西部劇」
- スミス:渡部猛
- 殺し屋のトップシェアーを誇るスミス・コンツェルンの社長。下がり続けるシェアーを取り戻すために、不二子と協力してカルロ・ポンチと名乗り、ワノワナブラザーズ映画の西部劇と偽りルパンを俳優に仕立ててルパンを殺し、その画像をCMとして使用しようとする。ルパン達を縛り首にするところまでいくも、失敗。逆に自分たちが逆さ吊りになってしまう。
[編集] 第84話「復讐はルパンにまかせろ」
- スペードのジョー:久松保夫
- かつて世界一の殺し屋と呼ばれたガンマン。駆け出しだった頃の次元の射撃の先生でもあり(のちに同じ射撃の先生としてギャランコ大佐が登場するので、これには疑問もある)、射撃以外にも次元に様々なことを教えた師匠のような男。その後殺し屋から泥棒に転向し、物質電送機を使ってニューヨークの自分の家に転送させるという方法で様々な宝石を盗んでいた。その上で商売敵となった次元とルパンを殺そうと一芝居をうつ。次元が送りつけたダイナマイトで爆死。息子はハーバード大学卒のNASAの科学者で物質電送機の発明者。
- マリア:此島愛子
- ジョーの情婦。バーを経営している。一年中、雪の降らない町で過ごすのが夢だったようである。次元にジョーを助けるように言うが、実は始めから彼とグルで、ニューヨークのジョーの家に移住してしまう。しかし、次元がジョーに送りつけたダイナマイトの爆発で行方不明に。
[編集] 第85話「ICPO(秘)指令」
- ジャスミン:平井道子
- ICPOの捜査局長。ルパン逮捕を期に結婚退職をしようと考えるが、なんとその相手は銭形である。しかも、その銭形と恋人同士になりすました演技でルパン逮捕に成功する。銭形に情熱的に迫り、いいところまでいくのだが…。
[編集] 第86話「謎の夜光仮面現わる」
- コナン・ドリル:北村弘一
- 有名なミステリー作家。夜光仮面逮捕のためにICPOの顧問として協力してルパン三世の犯行と断定するが、実はコナン自身が夜光仮面の正体で、殺された父親スターンの復讐を果たすためにル・モンド伯爵、ヨハネス伯爵、ドルメン教授を殺そうとした。ドルメン教授殺害の実行を次元による替え玉によって妨害され、銭形によってタモーともども逮捕された。コナン・ドイルのもじり。
- タモー:山下啓介
- コナンの秘書。いつもコナンの言葉に感じ入っているが、彼もまた夜行仮面で、ヨハネス伯爵殺しの真犯人。不二子に捕まえられ、銭形によって逮捕された。
- ル・モンド伯爵:村松康雄
- 夜光仮面(コナン・ドリル)に刺殺され、パレン家の秘宝の秘密が隠されたサファイアを奪われる。ルパンは彼の残した日記から、夜行仮面の正体、パレン家の秘宝の秘密を知ることとなる。
- ヨハネス伯爵:上田敏也
- フランスの有名な伯爵。夜光仮面が自身の持つサファイアを狙っていると知った彼は、自身の娘のマーガレットと使用人の服を入れ替えて、使用人の服を着たマーガレットにサファイアを持たせることで(マーガレットの格好をした使用人は偽物を持っている)カムフラージュを試みるが、夜光仮面の正体であるドリルがその場にいたことで筒抜けとなってしまい、ドリルにマーガレットを刺殺されてサファイアを奪われてしまい、彼もまたタモーに刺殺された。
- ドルメン教授:岡部政明
- セシボンヌ大学の教授。夜光仮面(コナン・ドリル)に殺されそうになるが、その直前に次元と入れ替わったことで助かる(次元は防弾チョッキを身に付けていたため殺されなかった)。
[編集] 第87話「悪魔がルパンを招くとき」
- メフィストフェレス/ピーター・ヤコブ:青野武
- ドイツを代表する悪魔で、ゲーテのファウストにでてくる事で有名。しかしその正体は、かつてナチスに、ドイツに住む大金持ちでユダヤ人である父トーマス・ヤコブと母を殺された息子のピーター。家宝である『フェニックスの涙』と『ドラゴンの涙』を奪われたことから、ルパンをヒプノティ・パペットで操って取り返そうとする。だが、ドラゴンの涙を盗み出す際に不二子達に見破られ、今度は家族を殺された憎しみから、元ゲシュタポやナチス親衛隊をベルリンオリンピックスタジアムに集めて巨大アドバルーンもろとも爆死させようとするも、再びルパンに見破られて失敗。アドバルーンを支えていた杭が刺さって死亡。そのまま虚空へ消えた。まるで悪魔が裁かれるようなラストであった。
[編集] 第88話「ルパンの南極北極大冒険」
- 赤い旅行団団長:梶哲也
- イタリアの軍事団体。北極にあるローマ法王の宝冠をルパンが狙っているという話を聞いて、不二子と組んでルパンを先回りし、その再建のために自分たちで手に入れようとするが、ルパンによって南極から連れてこられたペンギンに邪魔をされ、さらに潜水艦も破壊されて失敗に終わる。
[編集] 第89話「ドロボウ交響曲を鳴らせ」
- 世界犯罪予防装置協会会長:宮内幸平
- 世界犯罪予防装置協会(罪防協)の会長。犯罪者を人間として認めてはいない。原子力金庫と呼ばれる殺人金庫を開発し、その中に世界中の金庫の設計図を入れ、罪犯協の地下数百メートルに設置した。そのシステムは、金庫室全体が超感度マイクになっていて、少しでも物音がすると原子炉が作動し、盗みに入った者はひとたまりもなく死んでしまうという恐ろしいもので、しかもこの金庫にたどり着くためのエレベーターは一台しかなく、書類一枚でも持ち出して行きと帰りの重さが違うと、エレベーターは大爆発を起こしてしまう(服のボタン一つでも無いと反応する)というかなり周到なものである。しかし、ベートーヴェンの交響曲第3番「エロイカ(英雄)」を流すとなぜかマイクは反応しなくなってしまい、その事を利用されたルパンに金庫の設計図を全てカメラ撮影で盗まれ、罪防協の建物も爆発で破壊されてしまう。
[編集] 第90話「悪い奴ほど大悪党」
- チコ:野沢雅子
- ちびっ子ギャング。「アイスクリーム・チコ」とも呼ばれている。「ハーレムでは誰も信じるな」をモットーに、こよなくソフトクリームを愛する少年。ライフルでルパンを脅してソフトクリームをおごらせたり、銭形にルパンの居所を白状するのをソフトクリーム1年分で了承するなど相当なものである。別れ際、ルパンと10年後に決闘することを約束した。本放送から10年以上経過していることなどから、再登場やルパンとの再会及び決闘を願うファンもいる。
- マルカーネ:小林修
- ハーレムの大金持ちでハーレムから犯罪者を締め出す運動をしているが、実はギャングの元締めである汚い男。犯罪者を捕まえて、彼らを射的の的にして金持ち連中から金を取り、まるでショーの如く殺させるという卑劣かつ汚いやり口の金儲けをしている。ルパンを捕まえて射的の的にしようとするが、最後はスーパーマン気取りのルパンに二階の窓から放り投げられ、そのまま表に居た銭形に逮捕される。
[編集] 第91話「時を駆ける少女」
- イアンヌ王女:岡本茉利
- ギラニーに追われているところをルパンに助けられる。最初は自分の名前すら思い出せない記憶喪失だったが、ギラニーの記憶を呼び戻す装置によって、自分がダリウス大王(ダレイオス三世)の娘で、いつか現れるペルシャ帝国を復興する英雄と会うためにタイムカプセルに入って、現代によみがえったと語っている。ギラニーに撃たれるが、彼女の棺にある宝石「永遠の虹」が外されない限り死ぬことがないという。ペルシャ帝国の財宝を受け継ぐべき英雄と出会ったため、不老不死の術が解けて死亡。
[編集] 第92話「マダムと泥棒四重奏」
- マダム・ピッコロ:沼波輝枝
- ルパンの盗みの先生であった男ピッコロの妻。しかし彼女は夫であるピッコロのことをずっと音楽家だと信じており、ルパン達のことも音楽家だと思っている。夫が死んだときに全財産が警察に没収され、ルパンも捕まってしまうが、恩返しのためにルパンはマダム・ピッコロを呼び出して、彼女の前でミュージカル仕立てにそれを取り返す。
[編集] 第93話「万里の長城インベーダー作戦」
- 張廷(ちゃんてぃ):内海賢二/小宮和枝(女性変装時)
- 中国科学研究員第一部長だったが、追放されてギャングになる。ルパンの性格を利用し、論語を浸した『即効学習液』という薬を飲ませて孔子にし、ルパンが故宮博物院から盗んだ翡翠の麻雀パイを横取りしようとした。が、論語と一緒にモーリス・ルブランの本を飲んでいたルパンに薬は効かず、見事に騙されてしまう。それに気づいた張廷は、インベーダーそっくりの兵器を持ち出して抵抗するが、それもかなわず学習液で赤ちゃんにさせられた。『即効学習液』を説明する時に、関西弁の本を漬けて飲んでしまったためか、しゃべりが関西弁になってしまっている。
- 『即効学習液』とは書物をその液体に浸したものを飲ませると、相手は浸された本の内容どおりになってしまうという代物で、それを用いて文化大革命を起こしたとのこと。次元曰く「日本の受験生に売れそうだな」。
[編集] 第94話「ルパン対スーパーマン」
- ジオ・マクリード:北村弘一
- ニューヨーク市警の警部。まるでカウボーイのような時代錯誤きわまる格好をしている。銀行強盗の盗品を取り返したスーパーマンに対抗意識を燃やし、馬に乗って犯人を追う。のちに発売された『ルパン三世 コロンブスの遺産は朱に染まる』にも登場している。
- スーパーマーケット店長:
- ニューヨークの小さなスーパーマーケットの店長。不二子の提案に加担して、スーパーマンを利用した強盗計画の実行犯となる(実際にスーパーマンになっていたのも彼の息子である)。店が潰れかかっている為、第8銀行と協定して新しく建設された大型スーパーマーケットを恨んでいるが、実際に店が潰れかかっている理由は店長本人が賞味期限が切れている食品(五右ェ門が買おうとしたカップそばも賞味期限が3年前の物)ばかりを展示しているのが原因で、つまりは完全な逆恨みである。おまけに性格もかなり悪く、五右ェ門が商品購入を拒否した際には、大型スーパーマーケットで自分の店の悪口を言おうとしていると呆れた被害妄想ぶりを見せる。警察を欺くために、下準備として第1銀行から第7銀行まで順番に強盗に押し入り(警察がその次に襲われるのは第8銀行だと思わせるため)、実行の日に第8銀行の隣にあるその大型スーパーマーケットをめちゃめちゃに破壊してトドメの時限爆弾を仕掛けようとした時、ルパンに忠告された銭形とマクリードによって息子ともども逮捕される。
[編集] 第95話「幽霊船より愛をこめて」
- ジャンヌ:小山茉美
- 海賊船の船長。ストーンチャイルドを一つ所有しており、メトロポリタン美術館からストーンチャイルドを盗み出したルパンを捕まえて、三体目のストーンチャイルドの在処を聞き出そうとする。
- ヒース:大木民夫
- アメリカでも指折りの船会社、ホワイト海運の社長。かつてジャンヌの父を殺して、三体目のストーン・チャイルドを手に入れた。銭形からルパン逮捕の協力を要請され、以前から狙っていたストーン・チャイルドの二体目を手に入れるチャンスと考えて応じる。次元が仕掛けた時限爆弾の爆発に巻き込まれて死亡。
[編集] 第96話「ルパンのお料理天国」
- グルメール男爵:雨森雅司
- 世界的な美食家。ルパン三世の脳味噌を食べるために、時価7000万ドルのダイヤコレクション(実は総入れ歯に仕込まれている)をエサに不二子からルパンを手に入れて太らせ、ルパンの脳味噌を取り出して食べようとするが、石入りのただの味噌を食わされた上に、不二子達のパイ攻撃によって失敗。入れ歯のダイヤコレクションを全て奪われてしまう。
[編集] 第97話「ルパン一世の秘宝を探せ」
- シャーロック・ホームズ三世(2):田中信夫
- 第15話に登場したものとは別人。シャーロック・ホームズの孫。不二子と協力してルパン一世の財宝を手に入れようとする。さらに、国家的財産もそこに含まれているために米・英・ソも協力するが、実はルパン一世の財宝は墓のある地元の原住民達に差し押さえられており、国家的財産も初代ホームズがルパン一世の仕業に見せて盗み出した物で、そのことを米・英・ソのエージェントに知られてしまい坊主頭にされる。
- ナポレオン・ゼロ:仲木隆司
- アメリカの親善大使の名目でパラダイス号に乗り込むが、実はアメリカを代表する殺しのエージェントで五右ェ門の命を狙う。特製のカメラにのせたフラッシュで相手の目をくらませる。ルパン一世の財宝の中にあるという国家的財産「ワシントンの斧」を探している。名前はナポレオン・ソロのもじり。
- ジェームズ・ドボン:若本規夫
- イギリスの親善大使の名目でパラダイス号に乗り込むが、実はイギリスを代表する殺しのエージェントで、次元の命を狙う。特殊な果物の種で敵を攻撃する。この種が肌に付くとトロトロに溶けてしまう。ルパン一世の財宝の中にあるという国家的財産「アーサー王の耳かき」を探している。名前はジェームズ・ボンドのもじり。
- ラスプータン:田口昂
- ソ連の親善大使の名目でパラダイス号に乗り込むが、実はソ連を代表する殺しのエージェントで、ルパンの命を狙う。自ら開発した巨大化する特殊な人形を操る。ルパン一世の財宝の中にあるという国家的財産「エカテリーナのブラジャー」を探している。名前はグレゴリー・ラスプーチンのもじり。
[編集] 第98話「父っつあんのいない日」
- トリュフォー警視:加藤精三
- パリ警視庁の警視。ソルボンヌを出た出世街道まっしぐらのエリート警視で、出世のためなら何でもする汚い男。ICPO総監の座を狙い、部下に命令して銭形を射殺させてその罪をルパンに着せ、秘密保持のためにその部下を射殺した上で、銭形の遺体を取りに来たルパンを殺そうとするが失敗。実は麻酔銃で撃たれて眠っていただけの銭形に「貴様は警官のクズだ!」と罵られ逮捕される。
- トリュフォーの部下:???
- ICPOに赴任したての頃の銭形の射撃の先生であり、ライバルでもあった人物。銭形曰く「彼は心優しい警察官だった」。トリュフォーに銭形抹殺を命じられるが、良心のために実弾は使わず、麻酔弾を撃っていた。のちに証拠隠滅のためにトリュフォーに殺されてしまう。
[編集] 第99話「荒野に散ったコンバット・マグナム」
- ストーンマン:小林勝彦
- かつて殺し屋として売り出していた時に次元と果たし合いをしようとしたが、都合(次元が来る途中に車が故障してその場に行けなかった)によりすっぽかされてしまい、五年後にブランコ公国にやってきた次元に再び決闘を申し込む。次元と戦うが、ルパンが次元のマグナムをバラして国境への道しるべとしていったため(国境が午後4時に閉まってしまうため)次元は大苦戦。次元はストーンマンの弾をよけながら、マグナムの部品を拾い組み立てるというサーカス芸をやってのけ、国境のすぐ手前で銃を組み立てあげてストーンマンを撃ち殺す。五右ェ門が何度か彼に勝負を挑もうとしているが、その度に次元に止められている(ストーンマン自身も、五右ェ門を相手にはしていない)。
[編集] 第100話「名画強奪ウルトラ作戦」
- アリババ・ナイババ:神山卓三
- アラビアの石油会社の社長で、ナイババ村の村長。妻は整理して12人ほどで、息子は17人、娘は20人ほどはいるという。村のラクダ小屋を改良して作った美術館に展示するために、ルパン一世の描いた「汚れなき青春」をオークションで50万フランで落札する(これ以外にも数々の絵を落札したようである)。輸送を息子達と銭形が護衛するが、次元たちが、襲撃すると見せかけて輸送する列車に次々と酒を投げ込んだことで息子達はベロベロに酔ってしまい、偽の駅を作って出迎えたルパンに絵を奪われてしまう。少々ホモの気があり(もちろん女嫌いという訳ではない)、銭形のお尻がいたく気に入ったようで、最後は彼の尻だけを追い回していた。
[編集] 第101話「ベルサイユは愛に燃えた」
- オスカル:二木てるみ
- 「ベルサイユのばら」に登場するオスカルと同一人物である。ルパンにマリー・アントワネットの宝冠の所在を教えてルパンが盗み出し、折半にするという約束をするが、ルパンを裏切って、貴族社会の復活をたくらむ「黒百合党」と呼ばれる秘密結社とも決別し、宝冠を独り占めにしようとする。実はその宝冠についている青真珠に封入された石になる薬を飲んで、すでに石になってしまった永遠の恋人アンドレの元へ行こうとするためだったのだ。ルパン達はこれを了承し、最後はアンドレの石像にキスをするようなかたちで石となった。ルパン達は最後の方まで、オスカルを男だと思っていたようである。アニメのルパン三世シリーズで、唯一ともいえる友情出演キャラクターである。よく声がオリジナルと同じ田島令子であるとされるのは巷間に名高いが、これは誤報であり、実際は田島では無く二木である。(実際、ENDロールテロップにも田島の名前は出ない)
[編集] 第102話「ルパンはシャネルがお好き」
- ウイルヘルム・ブリリア:吉田理保子
- 日本文学を専攻する学生で、シャネルの香水を愛用している。亡くなった父が残した黄金の拳銃にかかる税金があまりにも高いので博物館に寄贈するために、銃の入った金庫を開ける鍵となる100丁の拳銃をジム・弁慶に化けて集めようとし、99丁目となる次元のマグナムまでは集めたが、100丁目のルパンの銃で失敗。だが理由をルパンに話し、無事金庫は開いた。銭形の銃が彼女にクズ扱いされていたこと(コルトM1911ガバメント。その知名度・評価は決して低くはない)に疑問を呈するファンも多い。作中、銭形の銃、投げ手錠、警察手帳をゴミ箱に捨ててしまってもいる(その後、ゴミ収集車に運ばれてしまった)。
[編集] 第103話「狼は天使を見た」
- ハリー・ザトラー:木村幌
- 通称マシンガン・ハリー。ベトナム戦争から帰ってからは銃とは縁を切っていたが、目の見えない娘エリーの手術代を稼ぐ為に、横取りを提案した不二子を利用して、ナショナル・バンクから宝石を盗み出したしたルパンを襲撃。マシンガンやバズーカ、アパッチを駆使してルパンに挑むが、空から降りてきた五ェ門を天使と錯覚し、動揺していた時に手榴弾を暴発させてしまい、死亡する。
- エリー・ザトラー:よこざわけい子
- ハリー・ザトラーの一人娘。目が見えず、盲導犬のジョンを常に連れていないとまともに歩けないようである。五右ェ門の袖を羽と思い、五右ェ門を天使だと信じ込む。ハリーとの壮絶な激戦の後にルパン達は、ナショナル・バンクから盗み出した宝石を換金して、エリーの目の手術代にした。
[編集] 第104話「もっとも危険な黄金ベッド」
- モーガン:大木民夫
- テキサスの大金持ち。連合軍の総司令官バーナード・モントゴメリーの軍事顧問をしていた男で、相当な切れ者。黄金ベッドの持ち主で、これを盗もうとするルパン達を完璧な防衛装置で迎え撃つ。その防衛装置とは、レーザー光線に始まり、濃硫酸を満たした箱にベッドを落として触れないようにし、揚句の果ては逃げた敵をリモコンで自動制御されている戦車で追撃すると言うとんでもないもの。例え、戦車を突破されても石像にカモフラージュさせた45インチ砲をお見舞いする。屋敷の地下は広大な司令室となっており、そこから戦車や大砲を操っていた。この防衛システムでルパンを二度までも撃退するも、三度目に45インチ砲の砲弾を利用したトリックで硫酸の入った箱ごとベッドを盗み出されてしまう。その際、箱から硫酸が漏れ、地下にいたモーガンはそれにやられた上司令室の爆発に巻き込まれて死亡。
[編集] 第105話「怪奇鬼首島に女が消えた」
- たいら ごろはち:山下啓介
- 鬼首島派出所巡査。ルパンを追ってやってきた銭形にこき使われる。
- 玄白:千葉順二
- 平家の生き残りらしい老人。じいとよばれている。何としても平家の跡継ぎを産ませたがっているが、当の若様は気にしていない。なお、「玄白」という名は作中には出てこない。
- 元麻呂:大泉滉
- 平家の末裔らしい若様。女性をまるでチョウのようにしか思っておらず、標本にしてヘラヘラ笑っている精神異常者としか思えないような人物。子どもを産む方法を「コウノトリの卵を移植する」と誤認している。不二子を自身の標本に加えようとするが、ルパンによって麻酔で眠らされてしまう。だがその後も不二子を追ってくるなど、執念深いところもある。玄白同様、作中に名前は出てこない。
[編集] 第106話「君はネコぼくはカツオ節」
- ビビアン・リー:向井真理子
- ルパンを利用してブロードウェイで大スターになろうとし、偽の記者会見を開く。ルパンとのどさくさ劇の後、猫使いのダンサーとして、サーカスの前座で大人気に。
- バッキー:樋浦勉
- ブロードウェーのごろつき。ブッチャーを相棒にし、何とか金儲けをしようとする。ルパンとのどさくさ劇の後はごく普通の野良猫を「鉛筆(実はカツオ節)を食べる猫」として50セントで売る商売を始めた。ちなみに128話でミュージカルのポスターを街頭の人々が見ているカットに登場しており、どうやらまだその時点ではまだバレずにブロードウェイにいるようである。
- ブッチャー・T・マーチン:和久井節緒
- ブロードウェーのごろつき。バッキーの相棒。銀行強盗をしたときに、奪った金の領収書を捺印入りで置いてくるほど(それを証拠に4時間後に逮捕されてしまった)の間抜け。
[編集] 第107話「結婚指輪は呪いの罠」
- ホープのダイヤの悪魔:???
- 44.5カラットはあるというダイヤ「ホープのダイヤ」に取り付いた悪魔。過去700年もの間、ルイ14世、ルイ15世、マリー・アントワネットなどといったこのダイヤの所有者を不幸に陥れている。そのため、この「ホープのダイヤ」は呪われているとされている。展示された博物館に現れたルパンや不二子を様々な方法で苦しめる。
[編集] 第108話「哀しみの斬鉄剣」
- 浜中 奈美:岡雅子
- 北海道、霧多布高校の二年生。刀鍛冶の祖父、浜中鍛冶兵衛が斬鉄剣を越える剣を作ろうとするのを、身を挺して手伝う。
- 浜中 鍛冶兵衛:槐柳二
- 霧多布に住む刀鍛冶。浜中奈美の祖父。刀鍛冶として末代まで名を残すため、斬鉄剣を超える刀を作ろうと執念を燃やす。その執念を見たルパンは五右ェ門の斬鉄剣と彼の鍛えた剣とをすりかえて、鍛冶兵衛の剣が斬鉄剣に勝ったと思い込ませることで、彼の願いを叶えてやる。そして思い残す事が無くなった鍛冶兵衛は、奈美の腕の中で息を引き取った。
[編集] 第109話「ルパン史上最大の苦戦」
- オールマイティー:今西正男
- 不二子と「ルパンが世界で一番強いか」賭けをし、自ら雇っている殺し屋のタイガーにルパンを殺させようとする。
- タイガー:仲木隆司
- オールマイティーに雇われた殺し屋。何処へ逃げようとも、何処まで逃げようとも現れる恐ろしい能力の持ち主で、ルパンも危うく殺されそうになった。しかし、その『能力』の正体は、「テレパシーで通じ合っている一卵性双生児の双子(弟)が共犯者」という非常にチープなもので、それに気づいたルパンに逆利用されてお互いを射殺してしまう。元殺し屋の次元も聞いたことがないくらいなので、そんなには売れてないのだろう。
[編集] 第110話「激写これが不二子だ」
- ガッペルト長官:池水通洋
- 某独裁国家の長官。この国では、人権に対しての意識が薄く拷問が容認されている。犯罪者の取り調べを簡単にするために、ハイデルベルグに過去を写すカメラを作らせるが(実際には未来を写すカメラになってしまった)、何者かに盗まれて、ルパンの仕業だと思いこんで銭形に協力を要請する。赤ん坊の時にネズミに鼻をかじられたため、深層心理でネズミをおそれている。
- ハイデルベルグ:寺島幹夫
- 科学者。過去を写すカメラを作るように指示されるが、間違えて未来を写すカメラを作ってしまう。人権を全く無視したガッペルト長官に嫌気がさし、逃げ出したところをルパンに助けられる。
- ボスマルク保安大臣:飯塚昭三
- 某独裁国家の保安大臣。口を開く度に「国家のため」と叫んでいるが、実はロボットでガッペルトの操り人形である。ロボットがむき出しになると狂ったように「国家」や「国家のため」のセリフを繰り返し暴れ出す。
[編集] 第111話「インベーダー金庫は開いたか?」
- キャサリン・モロ:谷育子
- 次元がニューヨークのハーレムで腐っていた頃の知り合い。当時はブロードウェイのワンサガールでスターになるのを夢見ていたが、宝石加工会社の社長と結婚し先立たれて未亡人となる。その後次元と再会したが、インベーダー金庫にしまわれている自分の140カラットの宝石が盗むように挑発する。だがこれは、血が足りなくなるという不治の病にかかったキャサリンが、少しでも次元と関わっていたいが為にしたことだった。次元が宝石を盗み出した直後に安楽死。
[編集] 第112話「五ェ門危機一髪」
- ウルフ:坂口芳貞
- ローズとコンビを組んでいる殺し屋。ターゲットを確実に抹殺する為に、ターゲットの身近にいる人間を徹底的に拷問して弱点を聞き出し、実行に移すという卑劣漢。ルパンを殺すことによって世界一の殺し屋になるために、五右ェ門を拷問にかけてルパンの弱点を聞き出そうとする。重症となっている五右ェ門と剣で一騎打ちの対決をするが、油断していたのが仇となり、五右ェ門に斬鉄剣で心臓を突かれて死亡する。
- ローズ:一城みゆ希
- ウルフとコンビを組んでいる殺し屋。頭にバラをさしているが、そのピンには猛毒や痺れ薬等が塗られている。ルパンを殺すことによって世界一の殺し屋になるために、五右ェ門を拷問にかけてルパンの弱点を聞き出そうとする。ウルフと比べると攻撃的で短気な性格。いくら拷問をかけても口を割らない五右ェ門に痺れを切らし、不二子に変装し単独でルパンの抹殺に向かうが、すぐにばれてしまった上、アジトに撤退した時にピンに発信機を付けられてしまったという失態を犯す。相棒のウルフが五ェ門に敗れ死んだのを見て、自らも猛毒のついたピンで胸を突いて自殺。
[編集] 第113話「作戦名は忠臣蔵」
- 早野 勘平:八代駿
- 大阪花月署の刑事。首になった浅野警視総監の敵討ちのために、ルパンを逮捕する忠臣蔵作戦に参加するが、その動機は忠や義ではなく銭のため、出世の糸口をつかむためであった。名前の由来はもちろん忠臣蔵の早野勘平であろう。
- 堀部 安兵衛:安原義人
- 下町の本所署の刑事。「ツッパリ」という言葉しか合わないほどのリーゼントの男。首になった浅野警視総監の敵討ちのために、ルパンを逮捕する忠臣蔵作戦に参加するが、その理由は人殺しを合法的にできるからという、66話のビューティーに似た短絡的かつ享楽的な理由であった。作戦を練ろうとする銭形を「ダサイ」と批判し、気が合う刑事同士で勝手にルパンを殺しに向かうも、ルパンの作戦に引っかかってあっさり爆死し、ルパンの変装に使われてしまう。自分がもっともダサイ奴であった。名前の由来はもちろん忠臣蔵の堀部安兵衛武庸(ほりべやすべえたけつね)であろう。
- 吉良 上野介:槐柳二
- 忠臣蔵で有名なあの吉良上野介本人で、幽霊として登場する(しかしルパンだけは、彼を幽霊とは思っていないようである)。忠臣蔵を嫌いだというルパンの元に現れ、生前自分に送られた賄賂をつぎ込んで作った何者にも代え難いという宝(実は特注の入れ歯)を盗み出すように頼む。
[編集] 第114話「迷画最初の晩餐の秘密」
- ノヴァ:弥永和子
- イエス・キリストをローマに売り飛ばした反逆者、イスカリオテのユダの子孫。キリストの財宝のありかを示すヒントが隠された名画-「最初の晩餐」の半分を持っている。残り半分が隠されているルパン一世の隠れ家・奇岩城の場所を知るために、銭形に色仕掛けで接近して透視目薬を与えて利用しようとした。結局、自らの持つ半分もルパンに奪われてしまう。
[編集] 第115話「モナリザは二度微笑う」
- フェイカー教授:真木恭介
- ルーブル美術館の管理責任者。モナリザの微笑みに魅せられて、何かに取り付かれたかのように何十年もの間、モナリザを模写し続けていた。その為に、フェイカーの複製したモナリザは、「本物過ぎる」までの出来となっており、ついには自分も本物を判別できなくなってしまった。ルパンには、本物だと確信した画を渡すといったが、ルパンは、フェイカーの作品はすべて本物と答え、画を一枚も持ち出す事はなかった。
[編集] 第116話「108つの鐘は鳴ったか」
- アントニオ・ウルフ:小野丈夫
- 7年前の大晦日にニューメキシコのサンタフェ教会にあるキャッツアイをめぐってルパンと次元の二人と争い、両耳を吹き飛ばされたが、読唇術で相手のいっていることを理解できるようになった。マフィアからナンバー1のスナイパーとして黄金の宝船の警備に招かれて、同じ大晦日の日にルパンを殺そうとするが、逆にルパンと次元に肩を撃たれて死亡。
[編集] 第117話「チューインガム変装作戦」
- バッキンガム:肝付兼太
- ルパンに頼まれて5万ドルで変装用ガムを作る。作中のいたるところで登場し、最後には自分が不二子に変装してストリップするイタズラシーンもある。106話のバッキーとブッチャー同様、128話にも登場。
- ガスパー:雨森雅司
- 安酒場のオーナー。かつては結婚詐欺師で銭形に逮捕されたことがあり、銭形には弱い。アモーレに手を出そうとした男は容赦なく撃ち殺す。アモーレに投げキッスをしたルパンを、ミュージカルの切符を提供する条件で買収したアメリカ陸・海・空軍を使って捕まえて殺そうとするが銭形に止められて失敗。懲りずにルパンを今度はアモーレを使って結婚詐欺にはめようとするが、チューインガム弾とアメリカ軍を買収され返され(ガスパーが提供していたミュージカルの切符はA席だが、ルパンが提供したのはS席)たことでまたもや失敗。アモーレと一緒に銭形に逮捕されて警察署に行くことになってしまう。
- アモーレ:沢田和猫
- ガスパーの女で、ガスパーの店で踊り子をしている。ガスパーの指示でルパンと結婚式を挙げるが、ガスパーと一緒に銭形に逮捕されて警察署に行くことになってしまう。
[編集] 第118話「南十字星がダイヤに見えた」
- 君広一飛曹:保科三良
- 元ラバール海軍航空隊所属で、キャプテン・クックの秘宝のあるソロモン群島の秘宝を死守するように、既に戦死している山本五十六に命ぜられていた。第二次世界大戦が終わってから数十年たっても戦争が続いていると思っていて、キャプテン・クックの秘宝を探しにやってきたルパンを零戦で攻撃する。ビキニ環礁で原爆実験が行われた際、原爆を一個奪取しているが、かつての上官の鮫島中佐に利用されたルパンに奪われ、鮫島にキャプテン・クックの秘宝の在り処を自白強制剤で吐かされてしまう。その後、その秘宝が十字状に咲いたブーゲンビリアの群生帯と軍用機の墓場であると知った彼はようやく大戦の終わりを悟り、戦場で散った仲間たちを弔うためにソロモン諸島に居続けることを自分の使命とし、日本に帰ることはなかった。
- 鮫島中佐:今西正男
- かつての山本五十六の副官で、君広の上官にあたる男。山本が自分にだけキャプテン・クックの秘宝について話さなかったのを逆恨みし、戦後ソロモン群島付近で観光会社を経営しつつ宝を探し続けていた。たまたま、キャプテン・クックの秘宝を探しに来たルパンを利用し、君広の持つ原爆を奪い、キャプテン・クックの秘宝を自白強制剤で聞き出して手に入れようとする。名前通り、サメが彼のプールを泳いでいる。
[編集] 第119話「ルパンを殺したルパン」
- ヘルガー:小林修
- 科学者崩れの悪党。昔はナチス党員で、ヒトラーの護身用に変身人形ミノタウロスを発明した。不二子にルパンの宝の隠し場所の在処を聞き出させて、手に入れようとする。
[編集] 第120話「フランケンシュタイン ルパンを襲う」
- ミラーカ:小谷野美智子
- 赤い幽霊団の霊媒師。組織を探りに来た五右ェ門をとらえ、さらに初代五右衛門の霊魂を五右衛門の肉体に憑依させ、ローゼンクロイツの黄金の壺の隠し場所を聞き出す。弾薬庫で爆死。声がカミーラと同じで、かつ「ミラーカ」を並べ替えると「カミーラ」になることから、カミーラとの親戚関係が噂されている人物。
- Dr.フランケンシュタイン十五世:加藤治
- 赤い幽霊団のボス。怪物フランケンシュタインの体を再び作り上げ、復活させる。だが斬鉄剣の力で制御できなくなったフランケンシュタインに弾薬庫で襲われて、おもわず銃を乱射してしまい爆死。
[編集] 第121話「オレの爺さんが残した宝物」
- グレゴアール三世:青野武
- アルセーヌ・ルパンに次ぐ大泥棒、ジョニー・グレゴアールの孫。アルセーヌ・ルパンが祖父に預けたオパールのヴィーナス像を取り返しに来たルパン三世に対し様々な攻撃を仕掛けて、最終的な防衛装置であるバリヤーが完成するまで、「私はここの守衛マント・ケヌーマ」だと言ってとぼけるなどして時間稼ぎをしようとした。父のグレゴアール二世がヴィーナス像にバリアを張ったときに、ルパンにその中に入れられてしまい、永久にバリアから出ることが出来なくなってしまった。
- グレゴアール二世:前沢迪雄
- オパールのヴィーナス像を取り返しに来たルパンに対し、バリアを完成させる時間稼ぎのために妨害をする。ドイツの電子学者、スイスの物理学者、イタリアの工学博士達に作らせた電子バリアを、ルパン三世ごとヴィーナス像に被せる。だがルパンだと思っていたのが実は息子のグレゴアール三世で、息子が永久にバリアに閉じこめられてしまった。
[編集] 第122話「珍発見ナポレオンの財宝」
- ジスボーイ・ドターン:大木民夫
- ECC(現EU)議長。フランス人であるため発音にはうるさく、彼の前では名前の母音を鼻にかけるようにして発音しなければならない(銭形曰く、「蓄膿症の森進一で喋ればいいんだな」)。ルパン逮捕にやってきた銭形に連続パイ投げ銃とパイ剥がしスプレーを与え、逮捕されたルパンにナポレオンの財宝の隠し場所を解かせようとする。その後、ルパンと不二子をミサイルの砲身に閉じ込め、そのままミサイルを発射すると言うとんでもない方法で処刑しようとするが五ェ門の妨害で失敗。ルパンに渡された地図も真っ赤な偽物で、洞窟におびき寄せられたドターン議長は、制御不能に陥った自身の打ち上げたミサイルの直撃による落盤で生き埋めになり死亡する。なお、ナポレオンの財宝の本当の隠し場所はビキニ環礁であり、アメリカがそこで行った水爆実験で吹き飛んでしまっていた。
- チョーレンパオードードメンタンピン:山田康雄
- 歴史学者と名乗ってハプスブルグ城を訪れるが、実はルパンの変装。
[編集] 第123話「泥棒はパリで」
- フランソワ:一龍斎春水
- 世界的宝石鑑定人ボネの娘。ルパンに憧れていつもルパンの家を覗き、飼っている犬もルパンと名付けている。ルパンと共に過ごしたいために、父の鑑定した宝石をすり替えて、ルパンに父の名誉が傷つかないように元に戻してほしいと頼む。
- ボネ:阪脩
- 世界的宝石鑑定人。フランソワの父。娘がルパンに興味を持っていることを快く思っていない。
[編集] 第124話「1999年ポップコーンの旅」
- パンチョ夫妻:神山卓三(パンチョ教授)/高村章子(パンチョ夫人)
- 恋愛結婚をしたおしどり夫婦で、小学校の先生をしている。静かな所でないと研究に集中できない。食べ物も食べられない貧しい人を助けるために人生を賭けてきた。そして、ついにポップコーン製造器を完成させる。そのポップコーン製造器で月に行こうと計画したルパンに彼ら夫婦の合意のもとで誘拐される。研究の末ついに月へ行くロケット製造の公式を完成させるが、パンチョ夫人が塩と砂糖を間違えてしまったためにロケットは逆に地中に潜ってしまった。
[編集] 第125話「オイルダラーの大謀略」
- ギアーナ姫:久村栄子
- 幼いながらもイララン国の指導者。医者も見放した不治の病で、明日死ぬともわからぬ状況。ルパンに死ぬ前に雪がみたいと頼み、ルパンは特殊兵器スノー・カノンで雪を降らせるのに成功するが、その直前にギアーナは死んでしまう。しかしこれはすべて演技で、イララン国を農業国にするためにカシム大臣の計画した物だった。
- カシム大臣:宮内幸平
- イララン国の石油大臣(後に農業大臣に転向)。イララン国の石油が、枯渇寸前まで掘りつくされていることに気づき、国を農業国にする事を計画。不二子と組み、ルパンに秘密結社『スパイダー』からスノー・カノンを盗み出させた。
- イブ・タンピン:常泉忠通
- 科学者崩れの秘密結社・スパイダーのボス。蛇のように執念深いと言われている。人工的に雪(もちろん本物)を降らせる装置『スノー・カノン』を発明し、それを使って各国を脅迫しようと計画した。ところが、実行前にルパンに乱入され、機械を奪われた揚句坊主頭にされてしまう。
[編集] 第126話「地獄へルパンを道づれ」
- レディ・ブラック:三ツ矢雄二
- かつて子供だった頃、自分の母親がルパンとつきあっており、母親をルパンにとられると思いこみルパンを恨むようになった。その後、成人した彼は女装してルパンと張り合うようになり、ルパンを殺せるかどうかという最後の大バクチを不二子と打つ。その憎しみたるや、ルパンを殺すためだけの目的でクフ王のピラミッドの実物大レプリカまで作ってしまった程。そのレプリカを制御するコンピュータールームに、不二子が仕掛けた爆弾の爆発により死亡、最期までルパンを殺せると信じていた(実際、このピラミッドの殺人システムは完璧で、どこにも出口が無く、五ェ門がいなかったら確実に死んでいただろう)。
[編集] 第127話「直撃!デッドボール作戦」
- ラーゴ:辻村真人
- アメリカン・マフィアのボス。ルパンに賭博の上がりをごっそりと奪われたために、ニューヨーク・イヤンキースの選手を催眠術で操って歯痛に苦しむルパンを殺させようとするが、選手にとって催眠術より絶対な存在である審判に変装した次元によって失敗してしまう。
[編集] 第128話「老婆とルパンの泥棒合戦」
- ミセス・ドコンジョ:堀越節子
- ドコンジョ新聞の編集長を務める婆さんで、新聞作りをすべて一人でこなしている。新聞の売り上げ増加のために自作自演の事件を起こし、その罪をルパンにきせたためにルパンは怒るが、婆さんの泣き落としに負け、ルパンは「記事をさらに面白くしてやろう」と記事作りに協力する。しかし散々振り回した挙句、乱闘の末に息子のベンソンのバイクがタイプライターに激突し、炎上。作り上げた記事はすべて跡形も無く燃えてしまった。ショックのあまり、翌日の新聞は全面「GEYOGEYO(ゲヨゲヨ)」で埋め尽くされてしまった。
- ベンソン・ドコンジョ・Jr:たてかべ和也
- ミセス・ドコンジョの息子で、口癖はゲヨゲヨ。ブロードウェイを疾走する暴走族の親分。警察の賭けた賞金100万ドルを目当てに、ルパンを捕まえようとするが失敗。今度はルパンが貼った偽の手配書を見て銭形を捕獲し、バイクに乗せて連れ回す。さらにドコンジョ新聞の記事となる事件を起こすために、ブロードウェイでルパンと大乱闘をするが、バイクをタイプライターに激突させてしまう。
[編集] 第129話「次元に男心の優しさを見た」
- サンドラ:高島雅羅
- 父はクーデターで殺された前ジャナイカ国大統領で、父の生前に直前に「裸のヴィーナス」を譲り受けていた。その絵が、新たに起きたクーデターの戦火で灰になってしまうと危惧して、大統領邸に忍び込んで盗み出そうとしたために国家警察に追われているところを次元に助けられる。
- ガイラ:???
- 山岳帯で政府に抵抗を続けているジャナイカの反政府軍の人民議長。サンドラと婚約をしている。
[編集] 第130話「ルパン対奇人二面相」
- ムッシュ・ダレ:北村弘一
- シュール・レアリズムの世界的大作家だが、平たく言えば、頭のイカれた危ない芸術家である。ダレの作品は破格な値段であるが、常識人から見れば気持ちの悪い作品ばかりで、高額な値段をみた不二子は盗もうと言わんばかりであるが、ルパン達3人が全員反対する程である。平凡でありきたりで通俗で凡庸な形をしているシュー(ル)クリームを極端に嫌う(見るだけで蕁麻疹ができるほど嫌っている)。ルパンを捕まえて薫製にし、生涯最高の作品となる人間風見鶏にしようとする。しかし失敗してシュークリーム漬けにされた挙句、自分が(薫製にはならないが)風見鶏にされてしまう。
- ちなみに、彼の作品は全てサルバドール・ダリのパスティーシュとなっている。
- マグレ警部:北村弘一
- ダレの作品を盗んだルパンの担当となった警部。実はダレの変装で、そうだと知らなかったルパンは彼に変装して捕まってしまう。だが、学歴・国籍などの経歴が一切不明になっていることから、銭形に怪しまれる。
[編集] 第131話「二人五ェ門斬鉄剣の謎」
- 二駄ェ門:加藤治
- 先祖が初代五ェ門と火花を散らすほどのライバル。斬鉄剣の雌刀を持っていて、斬鉄剣の切れ味が鈍ったのをきっかけに五ェ門の雄刀を狙う。五ェ門達と共に斬鉄剣の添い寝式に立ち会うが、ルパンの策略で斬鉄剣の雄刀を取り返されて逆上。雌刀を持って強引に奪い取ろうとするが、次元に足場を崩され、自らが用意した硫酸のプールの中に雌刀と共に落ちてしまい、死亡。
[編集] 第132話「霊山ヒマラヤの泥棒教団」
- ファンダー:及川ヒロオ
- ネパールにあるという聖地「ファンダーラ」に総本山を持つファンダー教の教祖だが、実際には泥棒教団のボスである。嫌いな物は、蛇・ミミズ・餃子・そしてドジ。信者が盗んだナポレオン紙幣を取り返すために教団本部に忍び込んだルパンを自分の部下にしようとするが失敗。体に巻き付けたダイナマイトで、集めた宝ごと自爆。
- ガチョ:広瀬正志
- ファンダー教の信者(もといファンダーの部下)。ファンダーに毒殺されるが、その理由は定かではない。
- アッシー:塚田正昭
- ファンダー教の信者。ルパンのコレクションであるナポレオン紙幣を盗んだためにルパンに捕まってしまう。ファンダーの嫌いなドジを踏んだためにファンダーに射殺される。
- ヒデキ:笹岡繁蔵
- ファンダー教の信者。ルパンはこの男に変装してファンダー教本部に忍び込む。
- ルシア:尾崎圭子
- ファンダー教の信者。ファンダー教本部に侵入したルパンに自分達の仲間になるのを強要するため毒リンゴを食わせるが、死亡したように見せかけていたルパンに騙され、気絶させられてしまう。
[編集] 第133話「熱いお宝に手を出すな」
- クラウディア:吉田理保子
- FBIの捜査員で、自分の住んでいた村が全員マフィアであり、そのアジトを探るために祖父に取り入ってルパンを罠にはめようとする。
[編集] 第134話「ルパン逮捕頂上作戦」
[編集] 第135話「毒薬と魔術とルパン三世」
- ルクレチア・ボルジア四世:沼波輝枝
- 先祖秘伝の毒薬を何種類も使うボルジア家の子孫で、終身刑で入獄している稀代の毒殺魔。唸るほど持っている宝石は、すべて世界の金持ちを毒殺して手に入れたという。だが、甥のガルタンにボルジア家の真の財宝の在処を喋るように強要されたために、刑務所に逃げ込んだ。しかし、あきらめようとしないガルタンによって刑務所から脱獄させられ、財宝の在処を喋らされてしまう。長年刑務所にいたため刑務所の方が居心地がよくなってしまい、その後刑務所へと戻っていった。顔が銭形に似ており、ルパンを震え上がらせた(そのためか、薬で女性化してしまった銭形をガルタンが彼女と間違えてしまう場面もある)。ルパン二世のファンだったらしい。
- ガルタン・ボルジア:土師孝也
- 先祖秘伝の毒薬を何種類も使うボルジア家の子孫で、インド魔術を究めた男。不二子と結託して、自らの宝石コレクション「毒のトリオ」を餌にルパンをおびき寄せ、刑務所に逃げ込んだ叔母のルクレチアを刑務所から出すように依頼するが、最初から約束を守るつもりなど無く、まんまとルクレチアを連れ去りルパン達を出し抜く。ルクレチアに毒による拷問で財宝の在り処を吐かせ、隠し場所である灯台に登るが、灯台の壁に貼り付けられていた宝石を外した途端に防犯装置が作動。塔ごと空の果てに打ち上げられて爆死する。ルクレチアの話を、最後まで聴かずに宝探しに行った事が仇となった。
[編集] 第136話「ゴールドバタフライの復讐」
- F・マニアック:小林勝彦
- 世界有数の富豪で私設軍隊を所有している。お金になる物ならどんな物でも集め、欲しい物を得るためには手段を選ばない。莫大な金鉱の在処を示すヒントが隠されているゴールド・バタフライを9,999,999フランで競り落とし、その金鉱を探すためにゴールド・バタフライの生息地周辺の自然を破壊する。それに激怒したルパン達と銃撃戦を繰り広げるが、戦力の殆どがルパン達に殲滅され、ゴールド・バタフライの復讐により激流の谷底に落とされ死亡。
[編集] 第137話「華麗なるチームプレイ作戦」
[編集] 第138話「ポンペイの秘宝と毒蛇」
- ルチア:藤田淑子
- 自分の所属する修道院にあるポンペイの秘宝を手に入れるのが長年の夢で、ルパンに協力すると見せかけてルパンから秘宝を奪う。修道女だが、ボンゴーレ、ラザーニア、マカローニと三股をかけているのは、さすがイタリア人である。しかし、先手を打ったルパン達によってまんまと騙されて、ポンペイの秘宝を取り返されたルチアは最後、銭形に逮捕される。
- ボンゴーレ:キートン山田
- ルチアに情熱的にアタックするが、ルパンと銭形の追いかけっこに邪魔される。
- マカローニ:小林福一郎
- ルチアに情熱的にアタックするが、ルパンと銭形の追いかけっこに邪魔される。
- ラザーニア:???
- ルチアに情熱的にアタックするが、ルパンと銭形の追いかけっこに邪魔される。
[編集] 第139話「ルパンのすべてを盗め」
- スチール:槐柳二
- 体内の臓器を全て人工臓器に変えて生きながらえてきたが、生命エネルギーが尽きて残り一週間の命となってしまい、生きながらえるためにDr.チェンジャーの発明した脳組織交換手術でルパンの体と入れ替わる。しかし、ルパンのスライド方式入れ替え作戦によって、最終的には銭形の身体の中に入ってしまう(銭形はスチールの身体の中に入った)。脳組織交換装置も次元によって破壊された。
- Dr.チェンジャー:???
- 『脳組織交換手術』を発明した医者。スチールの主治医であり、彼を生きながらえさせる為ルパンの誘拐を仕組む。
[編集] 第140話「狼は走れ豚は転がれ」
- マダム・ド・ブース:京田尚子
- パリで開かれたホイッチニー・オークションでホワイト・ムーンを200億フランで落札するが、ホイッチニーの操る野ネズミに盗まれてしまう。名前通り(?)のブスで、警備に来た銭形曰く「言い得た名と言おうか、名は体を表すと言おうか、実に結構なお名前。ご安心を、ド・ブスさん」。
- サーモン・ホイッチニー:雨森雅司
- 美食家で有名な野ネズミ研究家。カナディアンダイヤモンド鉱山の社長だが、その『鉱山』とは客が落札した宝石を訓練した野ネズミに盗ませ、さらにこれも訓練した鮭(この鮭はサメ以上に凶暴で、鉄をもかみちぎってしまう)の帰巣本能を利用して取り返すという無茶苦茶なリサイクル鉱山である。ルパンの指紋を利用して、永遠に追い続ける巨大な雪玉でルパンを押し潰そうとするが、ルパンが救出していた野ネズミによって難を逃れられ、逆に自分が雪玉に追われるハメになってしまう。
[編集] 第141話「1980モスクワ黙示録」
- ナターシャ:信沢三恵子
- 国家機密機関スーケーベーの一員。ダイヤのシャンデリアを盗み出しに来たルパンの変装を見事に見破る。さらに五ェ門の斬鉄剣にも物怖じせず斬鉄剣とマグナムを没収する。実はダンチョネの娘で、不二子と共にルパンを利用して、シャンデリアについたダイヤ286,789個を奪って資本主義諸国に亡命しようとしていたが、ルパンの妨害によって3人で1つずつのダイヤしか手に入らなかった(残りのダイヤは次元によって拾い上げられていたが、全部で6トンもあるため、あまりの重さにひっくり返ってしまっている)。
- ワイルニャ・オカチメンコ:青木和代
- ルパンを追ってきた銭形を大いに気に入ったモスクワ警備長官が、銭形をモスクワオリンピックのVIPとして招待するためにコンパニオンとしてつけた女性。銭形をして、オエーと言わしめる美(?)貌。
- ダンチョネ:八奈見乗児
- クレムリン宮殿のダイヤのシャンデリアからダイヤ2~3個を盗もうとして捕まったが、大変な技術者で未完成のシャンデリアを完成させるために首がつながっている。ルパンと協力してダイヤを全て盗み出すが、裏切って不二子と娘のナターシャと共に、全てのダイヤを持って資本主義国へ亡命しようとするが、ルパンに気づかれて失敗、たった1個のダイヤを手に入れるだけに終わる。
[編集] 第142話「グランドレース消えた大本命」
- ウェザー公爵:阪脩
- 名馬レッド・アローの持ち主。キャラクターデザインがカリオストロ伯爵と酷似している。次元の古くからのギャンブル仲間。ルパンにレッド・アロー号を盗めるか挑戦させてルパンを殺そうとしたので、次元は友達の縁を切りルパンを全面的にバックアップする。
- レッドアロー号
- ウェザー公爵の馬。ルパンはウェザー候の挑戦を受けて、グランド・レースの最中にこの馬を盗み出してみせる。しかし、その後ルパン達がエサを与えすぎたため、最早走ることもままならないほどに太ってしまった。
[編集] 第143話「マイアミ銀行襲撃記念日」
- ハムエッグ:緒方賢一
- マイアミ銀行の副頭取。倒産寸前のマイアミ銀行に残った唯一のガーリックの部下。マイアミ銀行再建のために奔走する。
- ガーリック:富田耕生
- マイアミ銀行の頭取。1セントも預金が無くなって倒産寸前の銀行をルパンにおそってもらい、「世界的大泥棒のルパンに1セントも盗ませなかった銀行」として銀行に迫をつけようとする。それで殺到した預金者の預金をルパンに奪われるという手違いはあったものの、彼とハムエッグは一躍人気者となり、その一年後にはフロリダ一の銀行に成長。ルパンが襲撃した日を「マイアミ銀行襲撃記念日」と定めて、毎年その日に銀行を襲撃するようルパンに依頼している。
[編集] 第144話「不二子危機一髪救出作戦」
- ナンジャ・モンジャ兄弟:北村弘一(ナンジャ)/和久井節緒(モンジャ)
- モケール大臣の依頼で、不二子を誘拐してルパン三世が救出するところを観光客に見せようとする。初代アルセーヌ・ルパンのライバルでルパン三世が子供の頃から知っており、ルパンの手の内をことごとく見抜いてみせる。だが、モケールが裏切ったことを知り、観光収入をごっそり奪っていく。口癖は「ゾイゾイ」。泥棒の養老院を作ろうとしている。
- モケール大臣:???
- カルカチーナ共和国の観光大臣。ナンジャ・モンジャ兄弟に不二子を誘拐させて、ルパンの救出を数十万の観光客に見せることによって、多額の観光収入を得る。だがナンジャモンジャ兄弟を裏切り、その金を独り占めにして次期大統領選の資金にしようとしていたため、それを知ったナンジャ・モンジャ兄弟に収入を全て奪われる。
[編集] 第145話「死の翼アルバトロス」
- ロンバッハ:根元嘉也
- 別名『死の商人』。『ロンバッハ航空ミュージアム』を所有している。超小型の原子力爆弾(原爆)の発火プラグを開発し、大型飛行艇『アルバトロス』号に載せて闇ルートで販売しようとするが、ルパン達によってアルバトロス号はめちゃくちゃに壊され、作り上げた原爆と銭形と共にアルバトロス号から飛び降りていった。
- ???:徳丸完
- ???:郷里大輔
- ???:山本敏之
- ???:笹岡繁蔵
[編集] 第146話「ルパン華麗なる敗北」
- ロマノフ:菅谷政子
- 子供ながらロシア科学アカデミーのドクターで、博士号を十も持っている。ソ連からアメリカに亡命。自分以上の天才がいないことを確認するためにルパンに盗みの挑戦を仕掛けるが、ルパンはロマノフの命が長くないのを知り、わざとロマノフに負ける。
[編集] 第147話「白夜に消えた人魚」
- ニガール刑事:真木恭介
- 頑丈そうな体をしていて、いつも怒ったような顔をしている。真面目だが、融通が利かない。銭形と共に大水晶の人魚像の警備にあたる。だが、まんまとルパンに盗み出されて市長にクビを宣告され、泣き出してしまう。
- J.ビンゲル:松岡文雄
- ノルウェーを代表する彫刻家。不二子をモデルにして大水晶の人魚像を彫る。完成後、彫刻は不二子にプレゼントする約束だったが、ベルゲン市の市長に大金を積まれて売ってしまう。
- ???:広瀬正志
- ???:山本敏之
- ???:田中幸四郎
[編集] 第148話「ターゲットは555M」
- ミス・オリビア:巴菁子
- 保険会社の社員で、銭形(ルパンの変装)にマリンタワービルの警備システムを説明する。しかし、実はこれは不二子の変装であり、本物は箱の中に閉じこめられていた。
- 警官:田中亮一
- ???:楠正通
- ???:井本はつみ
[編集] 第149話「ベールをはいだメッカの秘宝」
- パトラ・ローレンス(不二子の変装:上田みゆき、ルパンの変装:鈴木れい子)
- メッカ特別警察の長官。かのアラビアのローレンスの娘と言われている。ルパンからメッカの秘宝を守ろうとするが、実は不二子が南極油田国際石油公団事務局から請け負って、変装をしていた。しかし、パトラは1918(大正7)年生まれであるため、そんなに若いはずがないと言うことでルパンにあっさりと見破られ、不二子は分け前を取られてしまうのだった。
- ???:幹本雄三
- ???:笹岡繁蔵
- ???:郷里大輔
[編集] 第150話「ピアノ交響曲「動物園」」
- ケレンスキー:安原義人
- チェコの生んだ天才ピアニストだが、性格が悪い。アメリカに亡命し、不二子と協力してルパンに自らの設計した音楽の殿堂からジョビッチのグランド・ピアノを盗ませる。その後、ケレンスキーは、銭形達を呼び出し、グランド・ピアノを手に入れた事で、もはや用済みになったルパン達を逮捕させようとするが、ルパンによってピアノのネジを外されていた事で、ジョビッチのグランド・ピアノは目の前でメチャクチャに壊れてしまった。
- ???:藤本譲
- ???:田口昂
- ???:楠正道
[編集] 第151話「ルパン逮捕ハイウェイ作戦」
- ???:広瀬正志
- ???:中田順一
- ???:川上八郎
[編集] 第152話「次元と帽子と拳銃と」
- ドン・ハゲロ:加藤精三
- ビックマック・カンパニーの副社長。死んだ社長ガッポリーニが、世界一の拳銃の名手を次の社長にするという遺言を残したため、世界中の拳銃の名手をミネソタ・ファッツに殺させる(ファッツは報酬以外のものは受け取らない主義なので、自分が社長になれるから)。
- ミネソタ・ファッツ:渡部猛
- ビリヤードの達人だが、裏では殺し屋もやっている。自らの発明したビリヤード銃を使う。報酬以外のものは一切受け取らない主義で、ドン・ハゲロの依頼で次元を殺そうとし、次元の弱点である帽子を全て焼いてしまう。すっかり銃が使えなくなった次元を雪山に追いつめるが、消音器をつけずに銃を撃ってしまったために雪崩にあって死亡。
- ガッポリーニ:水鳥鐵夫
- 世界でも5本の指に入るほどの貿易会社ビックマック・カンパニーの社長。拳銃マニアで、1ヶ月前、「会社の後継者は世界一の拳銃の上手い男にする」という突拍子もない遺言を残して世を去った。
- 顧問弁護士:肝付兼太
- ビッグマック・カンパニーの先代社長ガッポリーニの顧問弁護士。次元vsミネソタ・ファッツの対決の立会人を務める。ファッツ同様、雪崩に巻き込まれたが、次元の足にしがみついて無事脱出した。
[編集] 第153話「神様のくれた札束」
- ジョアンナ:高島雅羅
- フランスの小さな村にある、廃墟同然と化した教会のシスター。教会のトラックを盗みにやってきたルパン達を、新しい礼拝堂を作るために集まった善意のボランティアだと思いこむ。お人好しだが、誰がなんと言おうとも人間の善意を信じようとする等、芯の強い女性である。ルパン達は、盗んだ札束を隠すのも兼ねて教会の修復を行い、生まれ変わった礼拝堂を見たシスターは感動する。その夜、嵐によって屋根に隠していた札束があらわになるが、彼女は、人間の善意によって生まれた奇跡だと思い込んでいる。札束も寄付金に使われたと思われる。札束を取り返さねばクビになる銭形にとっては、不運であるが…。
- ???:山本敏之
- ???:北村弘一
[編集] 第154話「ヘクサゴンの大いなる遺産」
- アルバート・エッシェンバッハ:緑川稔
- ライカ銀行頭取。かつてはナチス党員で、ヒトラーの命令でUボートに金塊を入れて沈め、その金塊をライカ銀行の金庫室に納めてナチス再興に利用しようとしていたが、ルパンの『金塊・煉瓦入れ替え作戦』によって見事に全て盗まれてしまう。ルパン一味を川へ転落させようとしたが、その前にルパンの時限爆弾が破裂し、死亡。
- ???:矢田耕司
- アドルフ・ヒトラー:小比類巻孝一
- 言わずと知れた、ナチス総統。本編に登場するのはルパンの変装。
[編集] 第155話「さらば愛しきルパンよ」
- 小山田 真希(おやまだ まき):島本須美
- 永田重工でロボット兵ラムダ・シグマを開発した小山田鉄一の一人娘。父の有能な助手だったが、ロボット兵の恐ろしさを知り、ルパンと協力し、東京をロボット兵で襲うことでロボット兵の開発をやめさせようとする。だがそのルパンは偽物で、全ては永田重工の陰謀。彼女はロボット兵の宣伝に利用されていたのだ。用済みになり殺されるところを銭形警部に変装していた本物のルパンに助けられ、協力してようやく研究所を爆破。最後には、自らの罪滅ぼしのため、帰国してきた銭形に自首するのだった。
- 小山田 鉄一(おやまだ てついち):(声の出演無し)
- 小山田真希の実父でロボット兵ラムダ・シグマの開発者。ロボット兵開発しか眼中になく、とうとう資金に詰まってしまう。永田重工の提携の申し出に飛びつくが、研究所を追われ、全てのパテント・研究データを奪われ、1980年に死亡。ロボット兵の軍事利用には反対していたという。
- 警視総監:上田敏也
- 銭形の上司で、帰国してきた銭形(実はルパンの変装)にラムダや小山田親子の秘密を話す。いつになくテンションの高い銭形を、変装と見抜けなかった。
- 社長:大宮悌二
- 永田重工の社長。国防省に依頼され、小山田鉄一博士に装甲ロボット兵『ラムダ』と『シグマ』を開発させる。息子達をルパン、次元、五右ェ門に変装させて小山田真希をロボットの宣伝に利用した張本人。その後、用済みになった真希を殺そうとしたが、銭形に変装したルパンによって真希は助け出され失敗。乗り込んできたルパン一味に追い詰められ、息子達はあっと言う間に倒されてしまう。社長は最後の手段としてラムダの改良型であるシグマを起動させるが、制御装置を外されたシグマによって研究所は爆発炎上し、帰国してきた銭形に息子達と共に逮捕される。
- 偽ルパン:山田康雄
- 永田重工の重役の一人。作中の会話から、社長の息子であることが分かる。ルパンに変装して真希を利用し、殺そうとした。が、本物のルパンの妨害で抹殺は失敗に終わり、ルパンの靴を顔面に喰らって倒され、最終的には銭形に逮捕される。作中の会話から、変装の腕はかなりのものと思われる。使用拳銃も本物と同じワルサーP38である。
- 偽次元:小林清志
- 永田重工の重役の一人。次元に変装して真希を利用し、殺そうとした。が、本物のルパンの妨害で抹殺は失敗に終わり、本物の次元の横ストレート1本で倒され、最終的には銭形に逮捕される。使用する拳銃は次元のコンバット・マグナムと同じ(コルト・パイソンだとする説もある)で、腕もかなりのものであった。
- 偽五右ェ門:井上真樹夫
- 永田重工の重役の一人。五右ェ門に変装して真希を利用し、殺そうとした。が、本物のルパンの妨害で抹殺は失敗に終わり、本物の五右ェ門に斬鉄剣で滅多切りにされ、最終的には銭形に逮捕される。前者の二人に比べ、タバコを吸ったり、銃を武器にする(斬鉄剣らしきものを所持してはいるが)等、本物との違いがかなりある。
- ???:郷里大輔
- ???:笹岡繁蔵
- ???:広瀬正志
- ???:山本敏之