ルパン三世 PartIIIの登場人物
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『ルパン三世 PartⅢ』の登場人物はルパン三世 PartIIIで登場する人物を列挙している。
本項では、漫画家モンキー・パンチ原作の人気アニメ『ルパン三世』の第3シリーズで登場した様々な人物を列挙している。
また、本項目では、名前の判明している人物（一部例外を除く）のみを取り扱う。
[編集] 各話共通
以下の人物は、全ての回に共通して登場する（一部登場しない回もあり）。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 第1話「金塊はルパンを呼ぶ」
- 陳 怪（ちん かい）：富田耕生
- サンフランシスコ、チャイナタウン・マフィアのボス。アル・カポネがアルカトラズ島の連邦刑務所に服役した際に焼いた、彼の宝の隠し場所を記したタイルの5枚中3枚を所持している。不二子を利用して残りの2枚を手に入れようとしたが、いざ手に入れてみると1枚多く、しかも実は1枚を除いては全て偽物で、本物はまだアルカトラズ島に隠してあった。アルカトラズ島に乗り込んでルパンファミリーと対立するも、失敗してしまう。ルパンからは「ちんけ」と呼ばれていた。原作では、シークレット・セブンの一人。
- スターモー：若本規夫
- サンフランシスコを根城とするアウトロー。銭形に追われるルパンを殺そうとする。陳怪と組み、カポネの財宝を狙った。同じくカポネの遺産を狙うルパンファミリーと対立するも、アルカトラズ刑務所にて次元に逆モヒカンにされ玉砕した。原作である「サンフランシスコ編」に登場するジョン・スターモー警部とは、髪型と名前しか共通点はない。
- アル・カポネ：平林尚三
- 禁酒法時代のシカゴギャングのボス。1931年捕らえられアルカトラズ島に服役し10年の刑を終えて出所。1947年にマイアミの別荘で孤独な死を迎えた。自身が遺した大量の財宝の在り処を5枚のタイルに記したことが今回の事の始まり。囚人番号は41886（しかし、実際アルカトラズにいたときのカポネは囚人85号で扱われており、矛盾を指摘する声もある）。
- コンボイのおっさん：銀河万丈
- スターモーの車の対向車であったが、ルパンが罠から逃れる際に銭形の手錠とスターモーの拳銃をプレゼントした相手。しかも「ルパン三世、この男（スターモー）に変装」とスターモーの写真に添え書きまでしてあったことからスターモーをルパンと勘違いし、殺して賞金の10万ドルを手に入れようとした。しかし銃には弾が入っておらず、スターモーにボコボコにされる（この一連のネタは、原作「フリスコ無宿」のラストから）。なお、ＣＶの銀河万丈は冒頭部のナレーションもしている。
[編集] 第2話「大いなる罠を暴け」
- アラン・ボナパルト：中村正
- インターポール長官。不二子と組んで、銭形の提案したルパン逮捕作戦に使う金塊に強引に純金を使わせようとして、実際には自身で偽物に取り替えた物を銭形に渡して本物の金塊を横領。ルパンがそれを盗むことによって長官をクビになり、不二子と共に世界旅行に出ようとするが、ルパンの為に失敗。部下だった銭形に逮捕される。
[編集] 第3話「こんにちは地獄の天使」
- フローラ・ハースト：玉川紗己子
- マルコム・ハーストの娘。ハーストの死後、ハースト16番目の妻に塔に幽閉されていたが、エンゼル・コレクションを狙って忍び込んできたルパンについて脱出する。不治の病を煩っていて、ルパンと会った3日後までの命しかなかった。16番目の妻に撃たれて病の死が訪れる前に死亡。その死と共に仕掛けが作動してエンゼル・コレクションが姿を現した。
- マルコム・ハースト：（声の出演はなし）
- 地中海一体に根城を持つ大貿易商だが、裏ではあらゆる武器のブラックマーケットを牛耳る大ボス。世界中から天使の絵画をコレクションし、エンゼル・コレクションとして娘フローラに残す。生涯で16人の妻を持ったが、子供は第15婦人の生んだフローラのみのようである。
[編集] 第4話「テレパシーは愛のシグナル」
- シンドバット：松島みのり
- 女海賊のボス。不二子を人質にとってルパンから自身の先祖の遺産だというスパニッシュゴールドを奪い、さらに不二子は解放したと言ってルパンを味方に付けようとするが、不二子を氷付けにしようとしていたのがばれて、さらに不二子の言うがままにスケスケのドレスを着て丸腰になってしまったことが仇となり、見えない糸を使ってルパンにスパニッシュゴールドを奪われ、自身も見えない糸によってバラバラに崩壊したアジトのシャンデリアに頭をぶつけて気絶。
[編集] 第5話「五右ェ門無双」
- ラーセン：田中康郎
- 第二次大戦の終わり頃、ナチスドイツの金塊を積んで沈没してしまったUボートの海図を、同僚のナチス親衛隊のゲルマン・ミューラーを殺して奪った。ルパンに海図を売りつけようとしたところを、ミューラーの息子に殺される。
- コンドル使いの兄妹：島田敏/岡のりこ
- ゲルマン・ミューラーの息子と娘。コンドルと鉄砲の弾丸をはじくブーメランを使う。ビルゲンスに協力して、父の仇であるラーセンを殺害し、さらにビルゲンスを妨害するルパン達をも殺そうとするが、実はビルゲンスにいいように使われていただけであり、用済みになった後ビルゲンスに殺されかけるが、五右ェ門により救出される。妹には、作中には出てこないが、ベルタという名前がある。
- オットー・ビルゲンス：北原義郎
- 元ナチス党員。常に最悪のケースを想定して行動する。ナチス復興のためと偽って、元親衛隊だったゲルマン・ミューラーの子供からナチスの財宝を積んだUボートの海図を手に入れ、ミューラーの子供とルパン達を焼き殺そうとするが、ルパンに裏をかかれて地図を奪われ、コンドルを味方につけた五右ェ門によって脱出用のロケットを真っ二つにされ爆死。
- ゲルマン・ミューラー：
- 元ナチス親衛隊。ナチスの莫大な財宝を積んだUボートの沈む場所を示した地図をラーセンと共に持って、連合国から逃げる。ナチスの復興を願っていたため、ラーセンに殺される。
[編集] 第6話「ルパンが戦車でやってきた」
- ギャランコ：小林修
- 次元の戦友で、別名『戦争請負人』。次元に銃の撃ち方を教えていた人物である（しかし先の第2シリーズでスペードのジョーという人物が撃ち方を教えていたという内容があるので、これには疑問もある）。かつて9年ほど前にドルミネアで次元と共に戦い、その頃は連戦連勝を起こす英雄として兵士から憧れの的となっていた。が、戦場で生まれ育ち、毎日のように戦争に明け暮れる生活に次第に嫌気がさしてしまい、この戦争を最後に引退を決意していたが、多額の報酬で国防軍のレプトル将軍と手を組んでゲリラ軍を裏切ってしまう。最終的に裏切ったレプトル将軍に撃たれて死亡。その意志を継いだ次元は、湖を爆破して鉄砲水を起こし、押し流す戦法で国防軍を壊滅させて仇を取る。湖の底に眠っていた財宝も、次元の意向で彼が率いていたゲリラに譲られることとなった。
- レプトル将軍：八奈見乗児
- とある国の国防軍の将軍。メガス王朝の財宝は実在すると子供の頃から信じてやまない。不二子にデレデレで、その様子を見ていたルパンから「うすら変態将軍」などとこき下ろされる。国防軍の将軍としてゲリラ軍と戦っているが、とんでもない野心家で、あわよくば大統領をも倒して自らが独裁者になろうとしている。財宝の在り処を見つけるためゲリラ軍のギャランコと手を組んで、その場所にはびこっているゲリラを一掃しようとし、しかも利用するだけ利用して用済みになるとそのギャランコをも射殺してしまう。そのギャランコの意志を継いだ次元の作戦による鉄砲水で戦車ごと押し流されてしまい水死。
[編集] 第7話「死神ガーブと呼ばれた男」
- ガープ：青野武
- 『死神ガーブ』の異名を持つ売り出し中の殺し屋。元はとあるギャング組織の用心棒で、不二子と組んで組織の金庫から売上金を強奪するも土壇場で不二子に裏切られ、置き去りにされた揚句ギャングの集中砲火を浴び死亡したと思われていた。ところが、その時受けた弾丸が頭蓋骨に残って視神経を刺激し、異常発達したことにより、次元のマグナムや五右ェ門の斬鉄剣も見切って避けることができる驚異的な動体視力を獲得した。不二子に復讐しようとするが、跳弾を利用したルパンと次元のコンビネーション攻撃で倒され、死亡。
[編集] 第8話「聖母マリヤの脱出作戦」
- ユンケル：北村弘一
- 口先三寸、股下八寸のケチな泥棒で、足が短いせいかいつもルパンに遅れをとって無駄足を踏んでいた。ナカトイ村の神官になって、村の守り神になっている黄金のマリア像（しかしこれは彼の作った発信機付きの偽物）をルパンが狙っていると偽って村の人間にルパン達を襲わせ、その間に本物の黄金のマリア像を自分の物にしようとするが、ルパンの奇策で失敗。ルパンに奪われる。
- ゴードン：玄田哲章
- ユンケルの相棒。ルパンに「オツムがパッパラパー」などと言われるほど、とにかくオツムが弱い。
[編集] 第9話「コピー人間は高くつく」
- バドワルサー教授：滝口順平
- ノーベル賞受賞の遺伝子の権威。「足の水虫の治療」と偽って、不二子と協力してルパンの全資料と皮膚を手に入れ、ルパンのクローンを作ろうとするが、ルパンの巧みな戦法でルパンの全資料は燃やされてしまい、実験体も処分されてしまう。その後ルパンの言うがままに鉄の鎧を着て現れた銭形と一緒に、ルパンが金庫の奥に仕掛けた磁石に張り付いてしまい、そのまま自分の金庫に閉じ込められてしまった。
[編集] 第10話「秘宝は陰謀の匂い」
- クソグモ：納谷悟朗
- 盗みの腕はからっきし駄目だが、指先の魔術師と異名をとる超能力者で、金庫でも何でも素通りして中の物を取り出すことが出来る。その力を借りる為、脱獄を手助けしようと試みるが、本物は既に別の刑務所に移送されており、ルパンが実際に脱獄させたクソグモは銭形の変装だった。しかし、ルパンはそれを見抜いた上で、自分を人気取りのために使うワイロー大臣を懲らしめるためにわざと銭形の芝居に騙されていたのである。原作では既に処刑されたことになっている。
- リッチ・ワイロー：梶哲也
- 法務大臣。ルパン一世が彼の母に騙されたかどでルパン一世の秘宝を持っていて、大統領の立候補への人気取りのために自らの法務大臣の椅子を賭け、ルパンに少しでも動かせば発火して爆発する液体に入った秘宝を盗めるかどうかを挑戦させるが、五右ェ門が「スポ根まがい」の厳しい修行の末に修得した「秘剣・風船返し」によってまんまと盗まれて自分の屋敷を爆破してしまい、大統領選立候補も夢と消えるなど、さんざんな結果におわる。
[編集] 第11話「ルビーは血の汗を流す」
- ミズ・ドラキュラ：平井道子
- 殺し屋組織『ユニオン』のボスで、通称「ママ」。なかなかの美人だが、実は年齢が300数歳というとんでもない化け物。一回会っただけで相手を奴隷状態にしてしまう魅力の持ち主だが、ルパンには通用しなかった。100年に1度、飲むと100年の寿命と若さを得られる血の汗を流すルビー、『ドラキュランズ・ハート』の所持者で、その血の汗を飲むことで若さを保っていた。ルパンに山姥とこき下ろされた揚句邪魔されて血を飲み損ね、ミイラになってしまった。
- なお、CVの平井道子はこの回が放送される4日前に亡くなっており、これが彼女の遺作となった。
- ラッキー：塩屋翼
- 「ママ」の魅力に魅せられたユニオンの殺し屋。いい歳しておしゃぶりをくわえたアブナイ男。
[編集] 第12話「バルタン館のとりこ」
- ソフィー：鶴ひろみ
- ジャルジェの娘。子供の時に何度かルパンと会ったことがあり、ルパンを「魔法使い」だと思っている。ジャルジェの人質としてアンリ・バルタンに誘拐されるが、ルパンと入れ替わることで、ルパンとして銭形に逮捕され警察に保護されることによって脱出する。
- アンリ・バルタン：大平透
- 絵画のブローカーで画廊経営者。ルパンには「バルタン星人」などと馬鹿にされた。恐ろしく執念深い性格で、どれだけボロボロにされようとも追ってくるほどだが、その商売に反して美的センスはからっきしで、砂漠の真ん中に奇妙な形の城を築いて君臨している。実は彼の画廊から出てくる絵は全て巧妙な偽物で、いったん買い取った絵画を贋物とすり替え、本物を着服しているとんでもない食わせ物。ソフィーを人質にとり、ジャルジェに無理矢理偽物の絵を描かせていたが、ルパンに本物の絵を盗まれ、さらにはその罪で銭形に逮捕されてしまう（ちなみにこのエピソードは、『カリオストロの城』のオマージュである）。
- ジャルジェ：松岡文雄
- かつては偽造絵画の名人だったが、娘ソフィーのために足を洗った。だがアンリ・バルタンに娘を誘拐されて、無理矢理に偽造絵画を作らせられる。バルタンの絵を盗みに来たルパンに救出される。
[編集] 第13話「悪のり変装曲」
- マダム・ルイサ：宗形智子
- 謎の大富豪で、死の商人。貴婦人ばかりを集めてパーティーを開き、自らは不二子に変装してルパンをおびき出して捕らえ、ルパンが盗んだ貴婦人達の宝石類を奪い取った上で銭形の目の前で公開処刑しようとした。ところが、乱入してきたカラスの大群に襲われ、顔に重傷を負ってしまったうえに、宝石も身代金も奪われ、全ての策略が失敗に終わる。自分の美貌に絶対的な自信を持っていた彼女はその事に耐え切れず、真相を知るためにやってきたルパンに自らを殺させようとするが、結局ルパンに断られて自殺。ちなみに、ルパンを殺そうとした動機は『暇つぶし』で、ルパンを『虫けら』と呼ぶなど、人殺しを心底から楽しんでいる。
[編集] 第14話「誘拐ゲームはお好き」
- ミセス・アルダ：京田尚子
- 75億ドルの大富豪。不二子を自分の息子と結婚させるべく画策。狂言誘拐を働き、それをルパンのせいにして身代金を受け取る。賭けの対象であるルパンを警察に突き出して絞首刑にさせようとしたが、実際に絞首刑（ただし見せかけ）に処されたのは息子のロンの方で、ルパンに全財産を奪われてしまう。何処から如何見ても『馬鹿親』。
- ロン：沢りつお
- アルダの一人息子で、事あるごとに母であるアルダに泣きつくかなりのマザコン。75億ドルの遺産をエサに不二子と結婚したがっていたが、不二子は断固として拒否し続けた。そして、スキを突かれてルパンと入れ替わってしまい、しかも「自分はルパンである」という催眠術をルパンに掛けられて、ルパンに代わって絞首刑（実際はそう見せかけただけだが）に処せられてしまう。
[編集] 第15話「殺しが静かにやってくる」
- ローリー：平野文
- 次元・五右ェ門から特訓を受けて、ルパンと共にジョーダンの宝を探しに行こうとするが、実はローリー自身がルパンの首に掛かった100万ドルの賞金を狙ってかけた罠で、ルパンを殺そうとする。しかし、実は五右ェ門に教わったのは人を殺せない峰うちで、彼女の企みはルパンには見破られていたのである。
- ブルース：矢田耕司
- プロの殺し屋。ローリーと共にジョーダンの宝を探すルパンを執拗に狙うが、ローリーに射殺される。だが、実はルパンを油断させるためにローリーが雇った捨て駒だったのである。
[編集] 第16話「黄金のリンゴには毒がある」
- アダム王子：安西正弘
- 一言で言うとマセガキ。イブのリンゴの持ち主。不二子に気があるようで、彼女とのキスを条件に「ニューヨーク・マラソン」に参加し、ルパンの妨害によって博物館になだれ込んだ他のランナーをよそに、一人だけ完走を果たす（不二子とのキスは果たされなかったが）。
[編集] 第17話「結婚するって本当ですか」
[編集] 第18話「ショータイムは死の香り」
- ジェニー：島津冴子
- ルーレットのカジノのダンスガールをしている。ブロードウェーのミュージカルスターを目指していて、名前を売るためにルーレットの命令でルパンに近づく。しかし、ルーレットは彼女もろともルパンを殺そうとし、リズムに乗って発射する銃を向けられるが、ルパンとジェニーは巧みなステップで銃弾をかわして命は助かった。最後にはミュージカルスターの第一歩となるオーディションにまでこぎつける。
- ルーレット：今西正男
- ニューヨーク・マフィアのボス。盛大なパーティーを開き、ルパンがそのパーティーに忍び込むようにしむけて、ルパンを殺す様子をパーティー出席者に見せようとする。だが、結局ルパンにパーティーの祝い金を全て盗まれ、次元によって吊るし上げにされてしまう。
[編集] 第19話「裏切りの荒野を走れ」
- パーカー：加藤精三
- 世界中を渡り歩く泥棒で、メキシコ国境の監獄に収監されていた。以前ルパンと組んで、アンデス文明の財宝を手に入れたが、直後にルパンを裏切り金庫を奪って財宝を独り占めした。とにかく嫌いなものだらけで、口癖は「～は嫌いだ!!」である。財宝の在り処を聞き出すためにルパンによって脱獄させられるが、とても強情でなかなか口を割らなかった。刑務所から出所し、不二子と組んで金庫の中身を山分けにするというが、その不二子も殺して独り占めしようとする。しかし、うその場所を教えたはずのルパンに奪われてしまう。怒ったパーカーはロープウェーからルパンを追撃するが、誤ってロープウェーの支柱を破壊してしまい転落。ちょうど起こった火山の噴火で発生した落石から、銭形と一緒に逃げるハメになってしまう。
[編集] 第20話「過去を消した男」
- 東屋 鬼兵（あずまや おにへい）：緒方賢一
- 次期経団連会長とも目されている経済界の大物。以前は『マムシ太夫』という名前のケチな詐欺師・こそ泥だったが、5年前にルパンを騙して大量のダイヤモンドを手に入れ、それを使って整形し、東屋鬼兵と名を変えて、現在の地位を築き上げ、ついには次期経団連会長候補にまでなる。週刊誌などでその過去に疑惑があることについて聞かれ続けることに嫌気のさしていた彼は、記者会見でキッパリと疑惑を否定し、その上で過去にこそ泥だったことをもみ消すために、不二子を通じてルパンを操り、その証拠となる（マムシ太夫だった頃の写真が隠されている）『小林りしゅう』という画家の安物の絵を盗ませて処分し、自分の過去を完全に消し去ろうとした。しかし、銭形に変装したルパンに巧みに暴かれて、自身で隠し場所であるエンゼル島におびき寄せたルパンに縛り上げられてダイヤモンドを全て奪われ、縛られたまま飛行する隠れ家に取り残されてしまう。
[編集] 第21話「さらば黄金伝説」
- オウ・タイゼン：加藤治
- シンガポール華僑の大ボス。黄金郷の場所を知るために楊教授とくむ。楊教授を追って砂漠のオアシスの中に黄金郷を見つけ、ルパン達を出し抜いて昆倫の玉を手にしようとするが、自分のものだと主張する楊教授と取り合いになって壊してしまい、崩れる黄金郷と共に砂に埋もれてしまった。
- チン・ヨウエイ：中庸助
- 人民工作部主任。オウ・タイゼンの部下。楊教授を追って砂漠のオアシスの中に黄金郷を見つけ、ルパン達を出し抜いて昆倫の玉を手にするが、楊教授達が壊してしまい、崩れる黄金郷をよそにルパン達と組み合うが、黄金郷の崩壊でおこった激流に押し流されて砂に埋もれてしまった。
- 楊教授：八奈見乗児
- 古墳を研究している教授。50年に及ぶ古代中国研究の結果、3つの水晶に昆倫の地図が隠されているのを発見した。黄金郷を発見するためなら誰にでもつくお調子者に見えるが、実は最初からオウ・タイゼンとグルである。ルパン達についていき、ついに砂漠のオアシスの中に黄金郷を見つけて昆倫の玉を手にするが、よこせと言い出したオウ・タイゼンとの取り合いで壊してしまい、オアシスと共に砂に埋もれてしまった。
- リー伍長：若本規夫
- 中国人民工作部の伍長。チン・ヨウエイの部下で、小心者。3つの水晶の最後の一つを手にするため遺跡に潜り込むが、自分の部下達が仕掛けに次々と飲み込まれて、最後に残った自分と部下に変装したルパンとで水晶を見つけるが、ルパンに出し抜かれて奪われてしまう。
[編集] 第22話「ダイヤに炎は似合わない」
- セシル・ローズ：村松康雄
- ダイヤの原石を扱う会社の社長。ダイヤの値段を上げるために偽のダイヤの原石を燃やして、それをルパンの犯罪に仕立てようとする。しかし結局ばれて、銭形に逮捕される。
- モハメド：
- アラビア人。セシル・ローズから10万カラットのダイヤの原石を買い取ろうとするが、ルパンに金を奪われる。
[編集] 第23話「ベイルート移動銀行強奪作戦」
- アブラダ・オイル：山田康雄
- 大富豪。スイス銀行ベイルート支店に受付番号LX1008の口座を作り、1万ドルを預ける。だがこれは銀行に侵入するためのルパンの変装だった。
- バンコ：宮川洋一
- スイス銀行ベイルート支店の支店長。機械を盲信している。しかしルパンに騙されて金庫室に潜入され、預金を燃やされてしまう。
[編集] 第24話「友よ深く眠れ」
- 青龍（せいりゅう）：森功至
- 五ェ門とともに密教南山寺で加羅忍法を不空道師より学んでいた。かつて両親を日本人に殺され、龍方文机台をルパンたちから守れば敵討ちに力を貸すとの谷山の言葉を信じて、五ェ門から文机台を守るが谷山に射殺される。実は両親を殺したのは他でもない谷山である。
- 谷山 ごうぞう：滝口順平
- 生涯をかけて龍方文机台を手に入れて、輸送中の護衛に青龍をつける。だが五ェ門から文机台を守った青龍を射殺する。青龍の両親を殺したのも谷山であり、青龍にそれがばれるのをおそれたためである。文机台を手にして悦に入りながら車で移動中のところを五右ェ門の斬鉄剣で真っ二つにされた。
[編集] 第25話「俺たちは天使じゃない」
- ハッチャー：翠準子
- とある国の首相。スプーンランド共和国に軍隊を送ってスプーンランド紛争を起こした張本人で、紛争のどさくさに紛れ、スプーンランドの国宝である『鳩の卵』を戦果として持ち帰らせ、自分の所有物にした。ルパンの犯行阻止に自信があったようだが、結局自慢のクオーツ金庫を、どんちゃん騒ぎに混ぜて放った高周波を使って破壊されてルパンに破られ宝石はもっていかれる。モデルはイギリスの『鉄の女』ことマーガレット・サッチャー首相で、紛争のモデルは当然フォークランド紛争。
- ダビドフ：槐柳二
- スプーンランド共和国の牧師。偽物とすり替えられた鳩の卵を、国の子供達のためにハッチャーから取り戻してほしいとルパンに頼むが、実はダビドフは鳩の卵売りで、鳩の卵は商売道具だったのだ。
[編集] 第26話「ニューヨークの幽霊」
- リリー：幸田直子
- 元々は大農場のお嬢様。実は五つ子である。彼女たちの誕生を喜んだ父親が作らせ、同時に父の形見である黄金のピンボールをジャコブから奪い返そうとしている。そのため、姉妹であるのを利用し、「自分は幽霊である」ということを五ェ門に信じ込ませ、斬鉄剣を盗み出した。
- カウマイン・ジャコブ：飯塚昭三
- ニューヨークでカジノを経営するマフィアのボスで、世紀のオイルダラーといわれている。ラスベガスのイカサマ賭博でテキサスの大牧場主（リリーたちの父親）から黄金のピンボールを手に入れ、さらに取り返そうとした牧場主を殺した。
[編集] 第27話「暗号名はアラスカの星」
- ニハロフ：富田耕生
- ソ連の対米諜報局の局長。アラスカの星をねらってジョージ・クーガーを追っている。
- バーバラ・クーガー：沢田敏子
- ジョージ・クーガーの妻。アラスカの星を輸送中に夫が死に、その後次元と再会したところを何者かに銃撃されるが、胸にかけていたペンダントに当たり、一命をとりとめる。だが、その弾丸の中にはアラスカの星が入っていて撃ったのはなんと夫のジョージで、ルパン達にアラスカの星の運び屋をさせようとしていたのだ。
[編集] 第28話「アラスカの星は地獄への報酬」
- この話は27話の続編であり、27話に登場した人物は引き続き登場。
- ジョージ・クーガー：青野武
- 元CIAの工作員。次元が駆け出しの頃の相棒で、左利きであることから「レフティー・ジョー」とも呼ばれていた。だが殺し屋の世界に同じ腕の者は2人もいらないとのルールの元に次元と果たし合いをし、次元は銃を撃たずに負けた（その時、次元がその果し合いに勝っていたら、バーバラは次元の妻だった可能性もある）。その後アラスカの星をこの世から抹殺するようにとCIAから命ぜられるが、香港で売りさばこうともくろみ、CIAを裏切る。バーバラが次元達と共に行動しているのを見た彼は、銃弾にアラスカの星を入れてバーバラのペンダントを撃ち、ルパン達にアラスカの星の運び屋をさせる。だが、そのやり方を知った次元に「もし万が一弾が外れた時のことを考えなかったのか」と糾弾され、再び次元と決闘することになる。その中で次元に撃たれるが、彼は「次元にやられるなら本望だ」と満足げだった。
[編集] 第29話「月へハネムーンに行こう」
- マワルド・グルリット：神山卓三
- ロケット工学の博士。強力なロケット燃料を発明するが、兵器への転用を憂いてそれを秘密にし、アミアン刑務所に閉じこもってしまう。
- クラーク・ノイマン：城山智馨夫
- 大国の諜報機関の下請けをしている。マワルド・グルリット博士の発明したロケットエンジンを手に入れようとするが、返り討ちにあってしまう。
[編集] 第30話「カクテルの名は復讐」
- ジャック・メトゥーサ：矢田耕司
- ロサンゼルス銀行イギリス支店のオーナー。ロスのちっぽけな会社だったロサンゼルス銀行をその手腕で大会社に成長させた男。だが実際にはセーラの父を殺して会社を奪っていた。さらに不二子と組んでルパンを利用し、保険金詐欺を企てようとするが、実は不二子はルパンとグルで、保険金詐欺を企てていることや、「人間は汚く生きたほうが勝ちだ」などと言っている映像を隠しカメラでバッチリ撮られてしまい、それを証拠に銭形に逮捕される。
[編集] 第31話「逆転 逆転また逆転」
- ゲラン：阪脩
- メキシコの大金持ちで、またの名を「メキシコの死の商人」。儲けた金で盗品の名画を買いあさっている。だが、絵画を全てルパンに奪われてしまう。
[編集] 第32話「1000万ドルの鍵」
- ローガン大統領：（声の出演はなし）
- アメリカ大統領。「戦車並み」と言われるほどの専用車を所有している。ジョン・デッカとクオートに暗殺されそうになったところをルパンの協力で銭形がくい止め、互いに「ロン」「ゼニ」と呼び合う仲になる。モデルは時のアメリカ大統領ロナルド・レーガン。
- ジョン・デッカ：今西正男
- コロラドの石油王。目障りになった大統領を暗殺するためにルパンを利用しようとするが、銭形に逮捕される。
- クオート：池田勝
- ジョン・デッカの用心棒。大統領専用車の鍵を奪い、さらにローガンを暗殺しようとする。ルパンの作戦で銭形に逮捕される。
[編集] 第33話「天才少年の危険な遊び」
- ミハイル・カザノフ：藤田淑子
- IQ200の天才。ヴァイエル共和国の反体制科学者で海水を真水に変える方法を発明したウラジミールの息子。ウラジミールがその方法をミハイルに託して死んでしまったため、その技術を独占しようとするマッキントッシュ財団に追われているところをルパンに助けられる。ルパンの大ファンで、ルパンに弟子入りしようとまでするほどである。
- ウラジミール・カザノフ：（声の出演はなし）
- ミハイルの父親。ヴァイエル共和国の反体制科学者。海水を真水に変える方法を発明する。処刑される直前に、その方法をマイクロ・フィルムにしてミハイルのブレスレットに埋め込む。
- マッキントッシュ：梶哲也
- マッキントッシュ財団の総帥。海水を真水に変える方法を知るミハイルを捕まえて、その技術を独占しようとする。
[編集] 第34話「マンハッタン・クライシス」
- エド：納谷六朗
- ニューヨーク・マフィアの一員だったが、組織を裏切ったために追われる身となる。故郷であるアフリカ行きの航空券と引き替えにルパンにニューヨーク・マフィアの隠し金の在処を教え、逃亡。狙っていたマフィアに射殺されたように見せかけるなど用心深い性格。
- ピーター：速水奨
- スプレーで壁に絵を書く芸術家。不二子はこの男を相棒にマフィアから金を奪おうとする。
- オルテガ：大平透
- ニューヨーク・マフィアのボス。ルパンに800万ドルを盗まれたように見せかけて、ニューヨーク中のマフィアに狙われるように仕向け本部への上納金をかすめ取ろうとする。
[編集] 第35話「ターゲットは白銀のはてに」
- スポルディング：北村弘一
- フォントベール銀行の頭取。ジョンとメリーに銀行から5000トンの金塊を盗ませて、その罪をルパンにきせようとするが、自分で騙したはずの不二子にジョンとメリーに裏切られたと思わされて金塊を奪われ、銭形に逮捕されてしまう。
- ジョン：麦人
- メリーと組んで世界をまたにかけて強盗をしている。若いが腕は相当なもので、変装も得意。スポルディングと組んで、5000トンの金塊を盗んだ罪をルパンにきせようとするが、ルパン達の芝居でスポルティングに裏切られたと思わされて金塊を奪われ、銭形に逮捕されてしまう。
- メリー：頓宮恭子
- ジョンと組んで世界をまたにかけて強盗をしている。ジョン同様、若いが腕は相当なもので、変装も得意。スポルディングと組んで、5000トンの金塊を盗んだ罪をルパンにきせようとするが、ルパン達の芝居でスポルティングに裏切られたと思わされて金塊を奪われ、銭形に逮捕されてしまう。
[編集] 第36話「鷲の舞い降りる時」
- コーデスト・ファロン王子：堀勝之祐
- 「泥棒貴族」という二つ名を持つ怪盗。ルパンも顔と名前を知っているところを見ると、泥棒の技術もかなりの腕前とみられる。アラバットから何者かに盗まれたヘラザードの鷲を取り返して元にあった神像の元に返し、伝説を実現化してトルファー大佐の暗黒政治に終止符を打とうとする。そのためのキーアイテムである「ヘラザードの鷲」をルパンが狙っていることから、不二子を騙して上前を掠め取ろうとするも、いつの間にか不二子と本気で愛し合うことになる。自らヘラザードの鷲を神像の元に返してトルファー大佐を倒す頃には、互いに両思いの関係になっていたが、不二子が絶え間なく変化を求めている女性だと知った彼は、自ら不二子を手放した。
- トルファー大佐：辻村真人
- クーデターを起こしてヘラザート国の実権を握り、十年以上独裁政権を強いてきた。ヘラザートの鷲の伝説を嫌っており、ヘラザードの鷲を盗み出したのもおそらく彼だと思われる。居城を最新鋭のコンピューターシステムと武装ヘリで防備して人民解放軍を抑圧してきたが、ルパンたちによってシステムは徹底的に破壊され丸裸の状態にされてしまう。銭形の協力でルパンたちを後一歩のところまで追い詰めるも、ファロン王子が盗まれたヘラザートの鷲を神像の元に返したために、伝説の通りに落雷で死亡。
- ダルカス：千葉順二
- ヘラザード共和国でかつて神官を勤めていた男。ファロン王子の支持者。
[編集] 第37話「父っつあん大いに怒る」
- アン：堀江美都子
- ルパンに代々伝わる家宝を盗まれ、それが原因で両親が死んでしまったので、復讐のためにルパンを殺したいと銭形に話した直後にルパンに射殺されたが、これは不二子と共謀したアンがルパンの性質を利用して祖父の遺産を独り占めするために、銭形にルパンを殺させるように仕組んだ自作自演であった。見た目は普通の女の子だが、狡賢さに関しては不二子以上であり、目的達成の為ならば殺人も平然と行う。だが、結局ルパンに見破られ遺産の金塊を盗まれてしまう。
- カルロス：（声の出演はなし）
- 金庫破りの人間国宝といわれる男で、アンの祖父。ルパンとスイスのナショナルバンクから金塊を盗み出したが、ルパンを裏切って持ち逃げした。ルパンが金塊を取り戻しにカルロスのいる刑務所に忍び込むが、カルロスはその日の朝に死亡していた。
[編集] 第38話「俺を愛したレティシア」
- ノーマン：神山卓三
- コペンハーゲン市の観光局長。典型的な小役人。無くなったリトル・マーメイドの腕を探すようにルパンに頼む。
- ウオーレンス：曽我部和恭
- ノーマンの秘書。その立場を利用して博物館から人魚の心臓を手に入れようとしてルパンを利用するが、結局ルパンに奪われてしまう。
[編集] 第39話「ライバルに黄金を」
- ギース大佐：加藤精三
- 某国軍隊の大佐。かつて、外人部隊で次元と一緒になったことがある。モロッコへ運ばれようとした３トンの金塊を軍隊ぐるみで盗み出し、その金塊でアフリカを統一してアフリカ合衆国を作ろうと試みるが、金塊を戦車に偽装して空輸しようとするところをルパンに撃墜されて、銭形に逮捕される。
- ダンディー軍曹：飯塚昭三
- ギース大佐の部下。軍隊ぐるみで金塊を盗もうとしていることに気づいた銭形を暗殺しようとするが、逆に返り討ちにされ逮捕される。
[編集] 第40話「一枚のお宝で大混戦」
- トニー・ラッキーノ：青野武
- ロット協会会長。アメリカン宝くじの主催をしており、5000万ドルの当たりくじを身内に当てさせる八百長をしようとするが、ルパンによってニセの当たりくじにすり替えられて当たり番号を「1234567890」から「1023948820（トニーさんくじはハズレ）」に無理やり変えさせられてしまい、さらに全く同じニセのくじを銭形にも与えて混乱させられて、同じ番号の本物を持っているルパンにその賞金を奪われてしまう。
[編集] 第41話「戒厳令の夜」
- アーノルド大佐：銀河万丈
- 某国軍隊の大佐。クーデターを起こした。裏切ったドミンゴを射殺しようとする。
- ドミンゴ：上田敏也
- 大統領秘書官。大統領を毒殺して金庫室の宝を盗み出す。アーノルドと組んでいたが、アニタにアーノルドを殺させて財宝を独り占めしようとし、さらにアニタも殺そうとする。その裏切りを知ったアーノルドに逆に射殺されかけるが、ルパンが助けたことで助かる。しかしアニタも殺そうとしてルパンにも銃を向け、財宝を独り占めしようとするが、五ェ門によって失敗する。
- アニタ：弥永和子
- チェコに住んでいたが、両親を軍隊に殺されて某国に連行される。アーノルド大佐を殺せばチェコに連れていくとドミンゴに言われてアーノルドを射殺しようとするが、実際に彼女が撃ったのはアーノルドに変装した次元で、次元は肩を負傷してしまう。それを知った彼女は今度こそアーノルド大佐を殺そうとするが、ドミンゴに裏切られ、アーノルドも射殺できず結局帰ることは出来なかった。
[編集] 第42話「ピラミッドの保険金を奪え」
- ゴーン伯爵：勝田久
- イギリスの保険成金。戦争屋のウェイブ卿と組んでイカサマの保険屋をしている。エジプトのハッサン遺跡局長をイカサマ保険にはめようとするが、局長そのものがルパンの変装であったうえに、保険金がかかったグフフ王のピラミッド自体が氷でできた偽物だったので、一夜にして逆にルパンに5000億ポンドを騙し取られてしまう。
- ウェイブ卿：大木民夫
- イギリスの退役軍人。根っからの戦争屋で、ゴーン伯爵と組んでイカサマ保険屋をしている。10万ポンドの保険金がかかったグフフ王のピラミッドをルパンが盗むというので、私設軍隊で警備に当たる。
- ハッサン局長：キートン山田
- エジプトの遺跡局長。ルパンはこの男に変装して、自分たちででっち上げたグフフ王のピラミッドに10億ドルの保険金をかける。ルパンに振り回され、あげくにはルパンとして銭形に逮捕されてしまう。
[編集] 第43話「さらばシンデレラ」
- グレンチェン王妃：山本圭子
- カジノで栄えるモナカ王国の王妃。かつてはハリウッドの名女優であり、ルパンも熱狂的なファンで、不二子とは親友の間柄である。良き王妃として暮らしていたが、ジュリアと結婚しようと考える国王に命を狙われる。だが、不二子の身代わりで助かり、復讐のためにモナカ王国の全財産を不二子と共に奪っていく。そのモデルはモナコ公国皇妃となったグレース・ケリー。
- 国王：永井一郎
- 関西弁の国家モナカ王国の国王。ジュリアを気に入って、后であるグレンチェンを殺してジュリアを妻にしようとする。しかし、不二子の身代わりでグレンチェンを殺すことはできず、全財産を不二子と彼女によって奪われて、ジュリアにも逃げられてしまう。
- カシム：滝雅也
- モナカ王国の執事。
- ジュリア：三輪勝恵
- モナカ王国の国王に気に入られて、国王は后のグレンチェンを殺してジュリアを妻にしようとする。国王がルパン達にに全財産を奪われると国王のもとを去ったので、ジュリアは単に金目当てだったようだ。
[編集] 第44話「ボクたちのパパは泥棒」
- マーク：深見梨加
- ルパンのもとに現れて、ルパンをパパと呼ぶ。ルパンは仕方なくマークを連れて歩くが、実はマッケーがルパンをはめるためにアクターズスタジオの子供に演技をさせていたのだ。
- ビビアン：近藤玲子
- 子供Ａ：TARAKO
- 子供Ｂ：池本小百合
- マーク同様、ルパン、次元、五ェ門をパパと呼ぶ、アクターズスタジオの子供達。
- マッケー：安原義人
- 宝石展示会を主催した宝石商。不二子に5000万ドルの宝石を盗まれるが、実は宝石は全て偽物で保険金を最初から騙し取るつもりだったのだ。さらにアクターズスタジオの子供を使ってルパン達を騙すが、逃亡の際に本物の宝石と宝石にかけた保険金を奪われてしまう。
- キャラハン刑事：小室正幸
- ニューヨーク警察の刑事。宝石を盗んだ不二子の取調べをする。
[編集] 第45話「コンゲームに乾杯」
- カルロス：富田耕生
- ピンカートンの弟。字の読み書きが一切できない。自分が兄の財産の正当な相続人だとしてピンカートンの鍵と金庫を奪おうとするが、ルパンの前にはかなわず失敗する。
- ドロン：納谷六朗
- 強力な電流にも耐えられる特異体質。その体質をいかして、ルパンがピンカートンの鍵を手に入れるのに協力する。だが不二子と組んでルパンを鍵の持ち主であるカルロスと戦うようにし向けて、その不二子をも騙して金庫の中身を独り占めしようとする。
[編集] 第46話「俺の翼はスクラップ」
- バラクーダ：槐柳二
- ハジキからミサイルまで、金になる物なら何にでも手を出す国際的なブローカーで、最終的に日本とアメリカを手にしようと思っている。不二子と組んで、国家間の不正が書かれた領収書が隠された雛人形を手に入れて、日米を脅迫しようとする。47人も妻がおり、不二子を48人目の妻として結婚しようとするが、オンボロ零戦でやってきたルパンに妨害され、領収書も奪われる。
- スージー：
- ダイアナ：
- いずれもバラクーダの妻であり、ダイアナが18番目、スージーが23番目の妻である。
- メリー：
- 米副大統領の長女。
[編集] 第47話「一枚の迷画」
- ケポッチ：辻村真人
- マフィアのボス。マフィアの中でももっとも極悪非道で残忍であるとされ、莫大な財産を狙ってケンの父を殺した。さらに五ェ門とケンを捕らえて拷問にかけ、財産のありかを聞き出すが、その地図の見方を間違えたために死の山に行ってしまい、自滅した。
- ケン：頓宮恭子
- ジン・ローゼン病という奇病に冒されている。父をマフィアのボスのケポッチに殺され、五ェ門に復讐の手助けを求める。
[編集] 第48話「ハディスの涙」
- マリア：小山茉美
- キングランドの諜報部員。ハディス像を守る命を受けルパンと行動を共にするが、実際にはサマノフ共和国のスパイを引きつける囮にされていた。
- ゴードン：大平透
- ケール財団会長。ルパンを騙して揺動作戦に利用し、プルトニウムを隠したハディスの像を他国に売りつけようとする。
[編集] 第49話「父っつあんが養子になった日」
- マダム・テキーラ：桜京美
- メキシコのテキーラ財団会長。女手一つで財団を作り上げた。偽のメヒコの黒豚をルパンに盗ませて、百億ドルの保険金を手に入れる。ルパンからメヒコの黒豚の警備にやってきた銭形に惚れ込んで、彼を養子に迎えようとする。しかし、ルパンがメヒコの黒豚と保険金を奪いにやってくると、爆弾で屋敷ごと爆破させてしまい、メヒコの黒豚も保険金も燃えてなくなってしまった。
[編集] 第50話「原潜イワノフの抹殺指令」
- マインゴビッチ：滝口順平
- ソ連（当時）の国家保安部主任。盗まれた国家の最重要機密である原子力潜水艦イワノフをルパンから取り返そうと躍起になるが、五ェ門にイワノフを真っ二つにされてしまう。
- ロバート：古川登志夫
- CIAの主任。ルパンが盗み出したイワノフを狙って、マインゴビッチらと争奪戦を展開した。スパイとはとても思えないほどに明るい性格で、毎晩のようにバカ騒ぎをしている。
