ルンド大学
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ルンド大学(スウェーデン語:Lunds universitet)は、スウェーデンのスコーネ県のルンド市の大学。創立は1666年であり、現在のスウェーデン領土内の大学としては2番目に古い。古名:アカデミア・カロリーナ (Academia Carolina)。
メインキャンパスはルンド市内にあるが、同じスコーネ県内の都市であるマルメとヘルシンボリにもキャンパスをもつ。スウェーデンの他の大学と同様、学費は無料。ウプサラ大学と共にスウェーデンでもっとも評判のよい大学。
日本との交換留学の協定校は早稲田大学、立命館大学、慶應義塾大学、岐阜大学、東北大学など。
目次 |
[編集] 略歴
北方戦争の際、1658年にデンマークのロスキレでロスキレ条約が結ばれ、ルンドを含むスコーネ地方がスウェーデンに譲渡された。同年カール10世グスタフがルンドを訪ね、ルンドのビショップに会い、スコーネ地方での大学設立を申し出た。しかしカール10世グスタフが躊躇したために、後継者のカール11世による独裁政体の始まりまでその成立は遅れることとなった。1666年12月19日にルンド大学が創立されたが、公式な開会式は1668年1月28日に行われた(カール11世の聖名祝日)。 1676年にスコーネ戦争が発生するにつれてルンド大学が1682年まで停止していた。
[編集] 教育および研究
ルンド大学の講義などは大体スウェーデン語で行っているが、留学生などのための英語で行っている授業も少なくはない。スペイン語で行っている授業もいくつかある。[1] 大学院では、英語で教えられているインターナショナル・マスターは19種類もある。
[編集] 組織
[編集] 学部
- 法学部
- 文学部
- 産業社会学部
- 経済経営学部 (Lund School of Economics and Management)
- 自然科学部
- 医学部
- 工学部 (Lund Institute of Technology)
- 芸術学部
- イングヴァル・カンプラード・デザインセンター
[編集] 学生生活
[編集] ネーション
ルンド大学の学生たちは「ネーション」と呼ばれる学生クラブに入ることが、成績などを登録するために必須とされている。ネーションは元々、同じ地方出身者の集まりとして形成されていたことから、それぞれスウェーデンの県から名付けられていた。現在では、出身などとは関係なく、どの地方のネーションへも参加することが出来る。ネーションは日本の大学サークルとは異なる。ネーションでは、クラブ活動のようなことも行われる一方で、ナイトクラブやパブなどといったイベントが盛んに催され、こうした活動が主体となりつつある。現在ルンド大学には13のネーションが存在する。
[編集] 学生住宅
ルンド大学はAF住宅という組織により大学生向けの寮を11棟備えている。この全ての寮を合わせると部屋数は約5700にのぼるが、ルンド大学の4万人以上の学生に比べれば不足しているため、部屋名簿に名前をいれてから実際に入寮するまで3~6ヶ月待つ必要があるケースも一般的である。
[編集] 主な出身者
- エサイアス・テグネール
- アービド・カールソン
- マンネ・シーグバーン
- ラース・ホゥールマンデル
- ヨハネス・リュードベリ
- クヌート・ヴィクセル
- エリーアス・マグヌス・フリース
- サムエル・フォン・プーフェンドルフ
- ラース・ヘルマンダー
- ハーンス・アルフレッドソン
[編集] 日本関係ルンド大学出身者
[編集] 外部リンク
- ルンド大学公式サイト(スウェーデン語、英語、中国語)
ヨーロッパ研究大学連盟 (LERU) |
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