レギオン第14軍団ゲミナ
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レギオン14軍団ゲミナ(Legio XIIII Gemina)、正式には『レギオン14軍団ゲミナ・マルティア・ウィクトリクス(Gemiona Martia Victrix)』と呼ぶ。帝政ローマのローマ軍団のひとつで、共和政ローマ末期にオクタウィアヌスによって紀元前41年設立された。「ゲミナ」という名はラテン語では「双子」を指し、もともとこの軍団は2つあったものが1つに統合されたものと考えられ、恐らくそのひとつはウェルキンゲトリクスのアレシア攻防戦に参加したユリウス・カエサルの第14軍団ではないかと推測されている。「マルティア・ウィクトリクス」という名はブーディカの反乱鎮圧の活躍によりネロによって名付けられた。軍団の紋章は、後にアウグストゥスとなったオクタウィアヌスが設立した他の軍団と同様一角獣となっている。