下の句かるた
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下の句かるた(しものくかるた)は、北海道で遊ばれる独特のかるた遊び。百人一首歌がるたの一種である。読み札は一般的な百人一首と同じく歌人の肖像・名・和歌が書かれた紙の札を用いるが、読み上げるのは下の句のみであるためこの名で呼ばれる。取り札はホオノキなどの木製で、独特な書体の変体仮名で下の句が書かれている。
[編集] 対戦方法
競技は1チーム3人の対抗戦で行われる。3人は攻め(突手)、中間(中堅)、守り(守備)に分かれて横1列に並び、攻めと敵チームの守りが向き合う。
各チームが50枚ずつ札を持ち、それを3人で分けて配置する。初期配置は、各5枚以上となっているが、攻め5枚、中間5枚、守り40枚の分け方が一般的である。持っている札が読まれ、持ち札が5枚未満になったら、読み上げの合間に札を横に送って5枚以上を保つ。また、チームの札の総枚数が14枚以下となった場合は各人3枚以上、8枚以下になった場合は各人1枚以上の札を持つ。
取ることのできる札は自分の持ち札と向かいの敵の札のみであり、横の札は取れない。敵の札を取ったときには味方の札を敵側に送る。お手つきの場合は敵から札を受け取る。
チームの残り札が2枚になると、持ち札がなくなったメンバーとその向かいの敵が抜けて2人対2人の対戦となる(敵方は抜けるときに自分の持ち札を横のメンバーに送る)。残り1枚になると同様に1人対1人の対戦となり、0枚になれば勝利となる。
[編集] 外部リンク
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