丸政
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株式会社丸政(まるまさ)は、山梨県北杜市の駅弁業者。「高原野菜とカツの弁当」「元気甲斐」などで有名。駅内外の売店・みやげ物店・食堂なども経営している。
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[編集] 歴史
1918年(大正7年)に構内立売業者として発足。1929年(昭和4年)、小海線が開通したため、中央線と小海線の接続駅となった小淵沢に移転(社屋は、小淵沢駅の小海線ホームからよく見える場所にある)。1955年(昭和30年)に株式会社化。その後中央自動車道のサービスエリアなどにも販路を広げつつ現在に至る。
[編集] 主な商品
- 高原野菜とカツの弁当
- 1968年(昭和43年)発売。名前からもわかる通り、この地域の特産である高原野菜(生野菜)がふんだんに入った駅弁である。白いごはんにおかずはチキンカツおよび高原野菜など。食品衛生が厳しい駅弁の場合、生野菜は使えないことが多いため、生野菜がたくさんはいった駅弁というのはあまり例を見ないもので、なかなか強いインパクトがある。なお、カツがチキンなのは、この弁当が高原野菜のヘルシーさが売りのため、脂の強い豚はそれに合わないためとのこと。
- 元気甲斐
- 1985年(昭和60年)発売。二重の折を重ねた豪華な弁当。折それぞれに2種類の炊き込みご飯とおかず類が盛られている。もともとはテレビ朝日の番組「愛川欽也の探検レストラン」の企画から誕生したもので、折はそれぞれに京都と江戸の料亭が競って作り上げたものであるという。
[編集] 販売箇所
一部の特急あずさ・スーパーあずさ号車内販売でも発売しているが、人気なので売り切れの時もある。