井上正兼
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井上 正兼(いのうえ まさかね、文政6年(1823年)8月 - 明治11年(1878年)8月)は、江戸時代の大名。常陸下妻藩の第13代藩主。遠江浜松藩主・井上正甫の八男。官位は従五位下、伊予守。
文政6年(1823年)8月生まれ。幼名は門次郎。安政3年(1856年)、先代藩主の井上正信の死去により、その養嗣子として後を継ぎ、同時に叙任した。元治元年(1864年)、水戸藩の天狗党の反乱鎮圧を務めたが、逆に天狗党に敗れて下妻陣屋を焼かれるに至った。慶応2年(1866年)11月23日、次男の井上正巳に家督を譲って隠居し、明治11年(1878年)8月に56歳で死去した。墓所:東京都台東区の谷中霊園。
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