使徒座空位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
使徒座空位(しとざくうい、羅: sede vacante)は、教会法上の用語で、使徒座すなわちローマ教皇が死亡又は退位により空位であることをいう。
使徒座空位が生じてから、新たなローマ教皇が選ばれるまでの間は、枢機卿が集団指導体制のもとバチカン市国を統治する。枢機卿団の権限は使徒座空位の間に限った暫定的なものである。
使徒座空位に伴い、国務長官をはじめローマ教皇庁の各聖省の長官、評議会の議長はすべてその職務から解任される。ただし、カメルレンゴ、内赦院長、聖ペトロ大聖堂首席司祭枢機卿、バチカン市国総代理枢機卿が例外である。使徒座空位の間、枢機卿であるカメルレンゴを長とする使徒座空位期間事務局が置かれる。この間に、教皇を選出するためのコンクラーヴェが開催される。
使徒座空位の際には教皇の紋章に代わって、傘とベテロの鍵を組み合わせた使徒座空位の紋章が用いられる。
![]() |
この「使徒座空位」は、キリスト教に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています。(ポータル キリスト教/ウィキプロジェクト キリスト教) |