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呉蘭(ごらん、?-219年?)は後漢末期の武将。字は不明。
正史によると、218年に雷銅と共に漢中攻防戦で魏将の曹洪に破れ、陰平に逃れるが氐族の酋長の強端の伏兵に遇い、斬り殺された。その首は魏に送られた。
三国志演義によると劉備が、蜀に攻めて来た時に呉懿に援軍を求められ、雒城に向かい、冷苞を救出しようとしたが黄忠により敗退した。だが劉備の隙をついて敵を追いつめたが逆に攻撃され劉備に降伏した。その後、馬超の部下として下弁で魏軍と戦うが、敗れ去る。後に漢水で曹操の次男の曹彰と戦い、殺された。