多和田葉子
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多和田 葉子(たわだ ようこ、1960年3月23日- )は日本の作家。東京都中野区生まれ。 東京都立立川高等学校、早稲田大学第一文学部ロシア文学科卒業。書籍取次会社に入社してドイツ・ハンブルグに研修に行ったことがきっかけでドイツに魅せられるようになり、ハンブルグ大学大学院の修士課程を修了する。1982年よりハンブルグ在住。1987年、ドイツにて二ヶ国語の詩集を出版してデビュー。1991年、書類結婚の相手を異国に訪ねた女が味わうミステリアスな体験を描いた『かかとを失くして』で群像新人文学賞受賞。1993年『犬婿入り』で第108回芥川賞を受賞。1996年ドイツ語での文学活動に対し、バイエルン芸術アカデミーからシャミッソー文学賞を授与される。文学博士(チューリッヒ大学)。
一級建築士で写真家の稲葉なおとは東京都立立川高等学校のクラスメート。
現在、群像新人文学賞選考委員も務める。
[編集] 受賞歴
- 1991年、第34回群像新人文学賞(『かかとを失くして』)
- 1993年、第108回芥川賞(『犬婿入り』)
- 2000年、第28回泉鏡花文学賞(『ヒナギクのお茶の場合』)
- 2002年、第12回Bunkamuraドゥマゴ文学賞(『球形時間』)
- 2002年、第38回谷崎潤一郎賞(『容疑者の夜行列車』)
- 2002年、第14回伊藤整文学賞(『容疑者の夜行列車』)