大分県立日田林工高等学校
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大分県立日田林工高等学校(おおいたけんりつ ひたりんこうこうとうがっこう)は、大分県日田市吹上町30番地、月隈山麓にある明治34年県立農林学校から創立100年を迎えた工業高校。凡そ21000人が卒業している。略称は林工。
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[編集] 教育目標
「勤勉・敬愛・創造の校訓の下、自由明朗の校風を樹て、個々の特性を開発伸長しつつ、人間尊重の原理にたって積極的な強調連帯の精神を養い、気品のある生活行動をとおして自主自立の心を育成する」
[編集] 学科
建築・林業・林産工学・土木・電気・機械の6学科からなる。
- 林業科 頭文字をF(英語のForestry)とする。
- 実習・教科を経て林業に関する基本的知識技術を学ぶ。
- 林産工学科 頭文字をT(英語のTimber technology)とする。
- 実習・教科を経て木材工業、インテリアに関する基礎的知識、技術を学ぶ。
- 機械科 頭文字をM(英語のMachinery)とする。
- 実習・教科を経て機械に関する基礎知識、技術及びメカトロニクスの知識等を学ぶ。
- 電気科 頭文字をE(英語のElectricity)とする。
- 実習・教科を経て電力分やエレクトロニクス分野の業務等に関する基礎知識、技術を学ぶ。
- 建築科 頭文字をA(英語のArchitecture)とする。
- 実習・教科を経て、建築関係のすべての業務の基礎的知識、技術を学ぶ。
- 土木科 頭文字をC(英語のCivil engineering)とする。
- 実習・教科を経て、土木の設計、建設などの基礎的知識、技術を学ぶ。
[編集] 部活動
運動部
- 野球、ソフトテニス、陸上競技、サッカー、登山、柔道、剣道、卓球、バレーボール、バスケットボール、バドミントン、相撲、ソフトボール、空手道(同好会)、弓道(同好会)
文学部 吹奏楽、写真、美術、放送、無線、囲碁、JRC、パソコン、建築(同好会)
[編集] 沿革
- 明治34年10月1日 林科、蚕業科を併設した大分県立農林学校として創立。
- 明治36年5月3日 新校舎竣工。同月二十日開校式を挙げる。
- 明治37年2月8日 林科を森林科、蚕業科を養蚕科に改める。
- 明治39年1月26日 当時の文部省告示第八号を以って本校卒業生は文官任用令第三条により認定される。
- 大正10年4月30日 森林科を林業科に改める。
- 大正12年4月15日 大分県立日田農林学校と改称。林業科を林科とし、養蚕科は廃止する。
- 大正14年3月20日 大分県立日田山林学校と改称する。
- 昭和5年3月31日 土木科を設け、大分県立日田林工学校と改称する。
- 昭和13年3月31日 建築家具科並び第二本科、建築家具科を増設。
- 昭和15年3月30日 第二本科、土木科増設。
- 昭和18年3月11日 家具科を木材工芸科に改める。
- 昭和23年4月1日 学制改革により新制高等学校となり大分県立日田第二高等学校と改め林業、土木、建築、木材工芸の4科を置く。
- 昭和24年5月1日 定時制課程(農業・工芸・家庭)を併設。
- 昭和25年4月1日 別科設置。
- 昭和26年4月1日 再編成により大分県日田月隈高等学校と改称。
- 昭和28年4月1日 大分県立日田林工高等学校と改称。
- 昭和29年3月31日 定時制課程及び別科を廃止する。
- 昭和33年6月10日 「大分県立学校規則」の一部改正す規則に基づき「電気科」を新設。
- 昭和36年4月1日 木材工芸科を産業工芸科と改める。
- 昭和38年4月1日 「大分県立学校規則」の一部改正す規則に基づき「機械科」を新設。
- 昭和40年3月31日 産業工芸科を廃止する。
- 昭和44年2月21日 「大分県立学校規則」の一部改正す規則に基づき「林産工学科」新設
- 平成3年9月27日 台風19号により三花演習林倒木被害
- 平成13年10月1日 創立百周年記念式典行事を行う。