大江光
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大江 光(おおえひかり、1963年 - )は障害を持つ日本人の作曲家。大江健三郎の息子。
生まれつき障害があった状態で生まれた。知的発達が遅れ、幼児期には言葉によるコミュニケーションがほとんどなかった。音や音楽に関心を示したため、11歳のときピアノの教師、田村久美子からレッスンを受け始める。彼は言葉の代わりに音楽で気持ちを表現するようになり、13歳で作曲を始める。 1992年10月に発表した最初のCD「大江光の音楽」、1994年9月にリリースした第2集「大江光ふたたび」が日本ゴールドディスク大賞を受賞した。1996年には伊丹十三監督の「静かな生活」で、日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞した。 父大江健三郎は、光が生れた時の苦悩を、作品『個人的な体験』として昇華し、Personal Matterの題で英訳され、その人道主義的な内容は、『万延元年のフットボール』とともにノーベル賞受賞の道筋をつけた。健三郎はその後も、光をモチーフにした『新しい人よ眼ざめよ』のような作品を出し、『取り替え子』以降の三部作では「長江古義人」の息子「アカリ」として登場する、大江文学にとっても重要な存在である。
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