宇宙刑事シャリバン
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『宇宙刑事シャリバン』(うちゅうけいじシャリバン)は、1983年(昭和58年)3月4日から1984年(昭和59年)2月24日にかけてテレビ朝日系で毎週金曜日19:30 - 20:00に全51話が放送された、東映製作の特撮テレビ番組、およびそれに登場したヒーローの名前。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
メタルヒーローシリーズ | ||
通番 | 題名 | 放映期間 |
第1作 | 宇宙刑事 ギャバン |
1982年3月 - 1983年2月 |
第2作 | 宇宙刑事 シャリバン |
1983年3月 - 1984年2月 |
第3作 | 宇宙刑事 シャイダー |
1984年3月 - 1985年3月 |
目次 |
[編集] 概説
『宇宙刑事ギャバン』に次ぐ「宇宙刑事シリーズ」三部作の第2弾であり、現在では「メタルヒーローシリーズ」の第2弾とされる。 企画段階では「Gパン」なる偵察用のロボットの登場が予定されていた。前作「ギャバン」の最終回で初登場という異例な形での登場となり本作の物語につながっている。
[編集] あらすじ
森林パトロール隊員・伊賀 電は、剣山で宇宙犯罪組織マクーのモンスター・バファローダブラーに襲われ、勇敢に立ち向かうものの重傷を負ってしまう。父親の捜索のため同じく剣山を訪れていた宇宙刑事ギャバン = 一条寺烈によって助けられた彼は、バード星で治療を受け、幸いにも回復。そして銀河連邦警察のコム長官に、マクーのモンスターにも臆せず立ち向かった勇気をかわれ、宇宙刑事にスカウトされる。「シャリバン」のコードネームを与えられた彼は、マクーとの最終決戦の際にギャバンを助けるため、コム長官に連れられ地球へと帰還。マクーとの戦いを終えたギャバンは太陽系全体を担当する銀河パトロール隊隊長へと昇格し、代わってシャリバンが地球地区担当の宇宙刑事に任命される(ここまでは前作『宇宙刑事ギャバン』第42話以降で語られている)。
本作品は、その後宇宙刑事としての特訓を受けるために銀河連邦警察本部を訪れていたシャリバン = 伊賀電が、地球での謎のエスパー集団・宇宙犯罪結社マドーの暗躍に関する情報を得て、リリィとともに再び地球に帰還し、地球を守るために戦うことになるところから始まる。前回のマクーがマクー空間を作るように、今回のマドーは幻夢界という一種のホワイトホールである亜空間を作り出す。この空間の中で、彼らが繰り出す魔界獣は4倍の力を発揮するが、シャリバンもまた、ギャバン同様に敢えて幻夢界に飛び込み、強化した魔界獣を撃破しマドーの野望を打ち砕いていく。
その戦いの中、シャリバン = 伊賀電は「イガ星」や「イガクリスタル」の存在を知り、自らの出生の秘密と、自らに託されていた使命をも知ることとなる。
[編集] 登場人物
[編集] シャリバン
「シャリバン」はコードネームで本名は伊賀電。元森林パトロール隊員で、ギャバンの後任として地球地区担当の宇宙刑事となった。普段は鈴木モータースで整備士として働いている。劇中、彼のルーツにまつわる秘密を知ることとなる。
[編集] コンバットスーツ
伊賀電がコード「赤射」(赤射蒸着)を発することによって、電送されてくる特殊合金グラニウム製のスーツ。地球の衛星軌道上で待機している超次元戦闘母艦グランドバースが太陽エネルギーを増幅し、ソーラーメタルへと転換することによって電送を実現している。ソーラーメタルの粒子は伊賀電の体に吹き付けられるようにスーツを構成していき、装着が完了する。この一連のプロセスはギャバンよりさらに短くなってわずか1ミリ秒(1000分の1秒)で完了する。赤色のソーラーメタルと銀色のメタル、黒いブラックシールドコーティングで構成されている。胸のディメンションコントローラーにより、異次元や宇宙空間でも活動可能。
赤射蒸着時の身長:210cm 体重:95kg ジャンプ力:150m(ブースターの補助で300m)
[編集] 必殺技
- エルボーハンマー
- 身体をよじりながら、後ろの敵に肘打ちを食らわす。
- シャリバンキック
- 空中で両足を交差させて、同時に2体の敵をキックする。硬い岩石も砕く。
- シャリバンパンチ
- 厚さ10cmの鋼鉄もぶち破るパンチ。
- マグナムチョップ
- ソーラーパワーをフルに発揮した水平チョップ。
- スパークボンバー
- ジャンプして体をドリルのように回転させながら両手パンチを繰り出す。
- シャリバンソーラーシュート(本編未使用)
- 敵の力を利用して、敵を放り投げる。
- シャリバンソバット(本編未使用)
- 岩石も砕く、後ろ回し蹴り。挿入歌には出てくるが、本編未使用。
- シャリバンプロテクション
- 0.5秒で前方に光の壁を作り出し、敵の攻撃を防ぐバリヤー。ドーム状タイプも存在する。
- シャリバン・クラッシュ
- レーザーブレードで敵を上から叩き切るシャリバン最大の必殺技。一見、単にシャリバンがレーザーブレードを片手でもって斬りつけるだけに見えなくも無いが、赤い太陽をバックに赤いシャリバンが斬りつける重厚且つ説得力のある絵柄で、エンディングの締めにも使われている。途中から複数回斬り付けているかの様な強化型の描写に改められている。
[編集] 銀河連邦警察
- コム長官
- 森林パトロール隊員だった伊賀 電を宇宙刑事に育て上げ、地球地区担当として任命した銀河連邦警察の最高責任者。前作から引き続き登場。
- マリーン
- コム長官の秘書。前作から引き続き登場。
- ギャバン
- 銀河パトロール隊隊長で元地球地区担当の宇宙刑事。地球地区担当当時、剣山でマクーの襲撃に遭った森林パトロール隊員の伊賀 電を救出した(宇宙刑事ギャバンも参照のこと)。シャリバンをサポートするためしばしば地球を訪れる。
- ミミー
- コム長官の娘でありギャバンの助手。レーザービジョンを用いてインコに変身したり、透視・予知する能力を有する。前作から引き続き登場。ギャバンに会いに行く途中、宇宙海賊に誘拐されてしまう。
- リリィ
- シャリバンとともに地球へやってきた宇宙刑事。武器はバードニアブラスター。
[編集] 民間人
- 大山小次郎
- UFO専門のルポライター。前作に引き続き登場。今作では超常現象に興味の範囲を広げている。
- 鈴木勝平
- 鈴木千秋
- 鈴木千恵
- 鈴木明
- 星野月子
- マクーとの戦いの後、幼稚園で勤務。のちに宇宙刑事となるためバード星へ。
- 伊賀電一郎
- 伊賀電の父親で植物学者。幼い伊賀電の前で、少女を救うためクマと格闘し、病院に搬送されるも絶命した。
- 伊賀優子
- 伊賀電の母親。
[編集] エスパー犯罪組織マドー
幻夢城を本拠に全世界の征服を企む組織。
- 魔王サイコ
- マドーを率いる超能力者。人工頭脳を用いて幻影を発生させることができる。その電子頭脳が弱点で、一度はレイダーによって機能停止に追い込まれるも…。
- ガイラー将軍
- マドーの戦闘指揮官。前線から左遷されて幹部の椅子の台座にされたり、ミミーの花婿になったりととかく浮き沈みが激しかった。第49話で単身幻夢界でシャリバンと対決し、シャリバン・クラッシュの露と消える。
- ドクターポルター
- マドー科学陣を率いる大幹部。当初はマドーの最高指揮官であったが、レイダーの登場以降は地位を脅かされる。幻夢界発生マシーンの作動も担当する。最終回シャリバンに切り殺される。
- レイダー
- 魔王サイコに実力を認められ、マドーの指揮官となった死霊界の軍師。エクトプラズムを発生させ、また操ることができる。ガマゴン大王とは盟友である。50話に本心を露にし一度は魔王サイコを葬るも、海坊主=サイコラーによって返り討ちに遭う。33話-。
- ミスアクマ
- 黒いミスアクマ1、赤いミスアクマ2の2人がいる。作戦活動を実行・補佐する。ミスアクマ2は50話でレイダーの口封じのためガマゴン大王に食い殺され、ミスアクマ1は最終回にギャバンに切り殺された。
- 海坊主
- シャリバンの活動を密かに監視するスーツ姿の男。
- 戦士サイコラー
- 魔王サイコと命を二分する化身。魔王サイコと命を分け合うことができるため、どちらか片方が倒されても、もう一方が生き残っている限り、すぐに生き返ることができる。
- 魔怪獣
- 核酸細胞の分裂と結合を繰り返すことによって誕生する生命体。
- ファイトロー
- 戦闘員。
[編集] 異星人
- ベンガルブラザーズ
- マジェラン星雲の宇宙海賊。兄であるベンガルタイガーと弟であるベンガルコブラからなり、犯罪エスパー組織マドーの乗っ取りを企てる。
- ベムサソリ
- マゼラン星雲に本拠地を構える宇宙海賊。ドクターポルターやガイラー将軍とは旧知の仲。
- ガマゴン大王
- ガマゴン星に宮殿を持つ異次元の支配者。
[編集] イガ星人
イガクリスタルを狙うマドーによって滅ぼされたイガ星の民。2000年前に新たな居住地を求めて様々な惑星へと旅立った。このうち地球にたどり着いた民の末裔は奥伊賀島で生活している。作品後半ではイガ戦士団を結成し、伊賀電とともにイガ星の再興を目指す。
- イガクリスタル親衛隊
- イガクリスタルを守ることを使命とする少女たち。(19-20話、31話、49-51話)
- みゆき
- イガクリスタル親衛隊のリーダー格。
- マリオ
- マドーへの反逆を企て投獄された両親のもと、暗黒刑務所で産まれ育ったイガ星人。27話。
- ベル姉弟
- 両親をマドーによって殺された姉弟。姉のヘレンと弟のビリーからなる。
- ベル・ヘレン
- ストーリーに最も深く関ったイガ戦士。(36話、38話、39話、42話)
- ベル・ビリー
- 向こう見ずな性格が災いして命を散らす。(36話)
- ジャック
- ヘンリー
- カーク
- マリヤ
- 4人はイガ戦士であり最終話シャリバンの応援に駆けつけた。(51話)
[編集] オルガナイザー
マドーの壊滅を目的に活動する自由主義者の集団。雄志を求めて惑星を旅している。
- リタ
- 27話、36話、50話。
- キース
- 27話、50話。
- ムーア
- 27話。
[編集] 死者
- レイサ
- レイダーによって死霊界より呼び出された女剣士。42話。
- 中原ユウコの母 フサコ
- レイダーによって死霊界より呼び出された現世に恨みを持つ女。43話。
[編集] メカニック
- クライムバスター
- シャリバンが所持する小型のビームガン。ダイヤルを切り換えることにより通常の破壊ビーム、熱で溶かす溶解ビーム、麻痺させるショックビーム、貫通光線のキラービーム、治療ビームと、さまざまな光線を発射できる。グリップ部分には輸血も可能な応急処置用の医療キットも内蔵。
- 高次元ソナー
- あらゆる次元の音波、電波、念波の通信や分析ができる。
- サーチャースコープ
- あらゆる波長の光をキャッチ、隠れた敵を探し出す。
- 聖なる剣
- イガ星の守り刀で、別名・伊賀獅子の剣。シャリバンの呼び声と共に現れ、レーザーブレードとの二刀流で戦う。
- レーザーブレード
- シャリバンの主要武器である片手持ちの剣。ソーラーエネルギーを注入する事で3倍の切れ味を発揮する。これを使って必殺技「シャリバン・クラッシュ」を繰り出す。
- プリズム・ゴーグル
- 全宇宙でも希少価値とされるプリズムレンズを、リリィが加工して完成した照準用ゴーグル。レイダーがグランドバースの周囲に引き起こしたエクトプラズム現象により、狂ってしまった照準を補正するために使用。
- グランドバース
- シャリバンの活動拠点となる超次元戦闘母艦。設定上、旅客船を急遽改造して作られたことが明言されている。人型形態バトルバース・フォーメーションに変形して支援攻撃を行う。戦艦時の武装は、艦橋部分より発射する「バースビーム」。機首部が格納庫になっており、モトシャリアンとシャリンガータンクを発進させる。人型変形時の武装は、肩に装備された2連ビーム「グランドバスター」と、腰の部分に装備される、ホシノスペースカノンを応用して開発された主砲「プラズマカノン」。また、双方を同時斉射するプラズマカノン TYPE-II 「プラズマジェッター」がある。
- 全長:410m 全幅:357.5m 重量:65000t
- モトシャリアン
- グランドバースに格納されているオートバイタイプのシャリバン専用マシン。モトシャリアンビームとモトシャリアンロケッターが武器。毎回幻夢界に突入する際に使われるほか、サイコゾーンの突破にも使われる。シャリバンの声が全く届かない空間へも自動操縦で駆けつけるシャリバンの頼れる愛車。
- 全長:2.5m 重量:320kg 速度:700km/h
- シャリンガータンク
- グランドバースに格納されている超次元戦闘車。上下2機に分離できる「セパレート・フォーメーション」と呼ばれる機能を有し、上部は飛行メカ(Aメカ)、下部は地上メカ(Bメカ)として別個に行動できる。武器はシャリンガービームとシャリンガーロケッター。自動操縦も可能で、救助用マジックハンドも装備。
- 全長:37.5m 重量:3500t 速度:500km/h
- モグリラン
- シャリンガータンク下部に格納されているドリルタンク。機首に装備されているドリルは一基。武器はレーザートーチとモグリランロケッター。
- 全長:15m 重量:150t
[編集] 用語
- 幻夢界
- 幻夢界発生マシーンを用いることによって魔怪獣の能力を4倍に増幅する「幻夢界」というホワイトホールの一種を創りだすことができ、そこに相手を引きずり込むことで戦闘をより有利に展開しようとする。シャリバンは装備やメカニックを駆使して、あえて幻夢界で戦い、それによって実世界の破壊と被害を最小限にとどめている。
[編集] キャスト
- シャリバン/伊賀電:渡洋史、スーツアクター:清水朗(※清水の負傷時には渡が自身で演じた回がある)
- 少年時代の伊賀電:坂内真基
- リリィ:降矢由美子
- ギャバン/一条寺烈:大葉健二
- コム長官:西沢利明
- マリーン:名代杏子
- ミミー:叶和貴子
- 星野月子:立花愛子
- 大山小次郎:鈴木正幸
- 鈴木勝平:相馬剛三
- 鈴木千秋:中川みどり
- 鈴木千恵:青木ゆかり
- 鈴木明:小磯勝弥
- イガクリスタル親衛隊
- 聖なる者の声:渡部猛
- 伊賀電一郎 :上條恒彦
- 伊賀優子 :吉野佳子(現・吉野由樹子)
- 魔王サイコの声:飯塚昭三
- ドクターポルター:吉岡ひとみ
- ガイラー将軍:栗原敏
- ミスアクマ1:丸山千絵子(第1話-第22話)→長門美雪(現・長門美由樹)(第23話-第47話)→丸山千絵子(第48話-第51話)
- ミスアクマ2:ララ(第1話-第22話)→水木由(第23話-第50話)
- レイダー:安藤三男
- 海坊主:山田一善
- サイコラーの声:丸山詠二
- ナレーター:政宗一成
[編集] ゲスト
- ヨーコ:吉川理恵子(第5話)
- トキオ:所宏吏(第5話)
- 死神のような男:潮健児(第5話)
- サチコ:細井正美(第7話)
- 怪老人:関敬六(第9話)
- KOジョー:柄沢次郎(第13話)
- トレーナー:高橋利道(第13話)
- 加賀美ギン:風見章子(第14話)
- 不動産屋:佐藤晟也(第14話)
- 林田佐世子:佐藤三千代(第16話)
- マネージャー:団巖(第16話)
- アローライナー乗客:川村万梨阿(第17話)
- 爺:花沢徳衛(第19話)
- 伊賀幸一:岡本美登(第19話)
- 神父:斉藤晴彦(第19話)
- 学者:うえだ峻(第20話)
- 花井ジュン:早坂あきよ(第22話)
- 占い師:曽我町子(第22話)
- 矢吹ユミ:飯野けいと(第22話)
- 青村イチロウ:牧村泉三郎(第22話)
- 古田商会の一家(第23話)
- 昆虫を配り歩く男:岩城力也(第24話)
- ムーア:清水イサム(第27話)
- マリオ:尾崎紀世彦(第27話)
- 野村洋一:土師孝也(第28話)
- 野村典子:矢野有美(第28話)
- 大神豊:池田鴻(第28話)
- 守衛:山崎之也(第28話)
- ヘンリー・ワグナー博士:ウィルヘルム(第28話)
- バーナード・ミドウイッツ博士:リネー・シミット(第28話)
- ミスターサイゲル:ウィリー・ドーシー(第29話)
- 新田探偵:富岡賢(現・マイケル富岡)(第29話)
- 佐倉弁護士:睦五郎(第29話)
- 山野社長:柄沢英二(第29話)
- 山野社長の秘書:前田浩(第29話)
- タカコ:小牧リサ(第30話)
- GIRAGIRA SCHOOL の校長 クロキ:汐路章(第32話)
- ナオコ:石井亜希子(第32話)
- ナオコの母:木村有里(第32話)
- スギヤマゼンサク:うえずみのる(第33話)
- スギヤマイッペイ:杉本親寛(第33話)
- スギヤマカヨ:山田由紀(第33話)
- 工事現場の作業員:高月忠(第33話)
- 神父:高野隆志(第35話)
- 熊狩りじいさん:伊沢一郎(第37話)
- ゴイチ:庄司顕仁(第37話)
- 鳥の死骸を集める男:中屋敷鉄也(第37話)
- 真子先生:丸尾りえ(第38話)
- ジム:郷田晶(第39話)
- 少年時代のジム:松井良樹(第39話)
- 大予言 八郎:潮健児(第40話)
- 地下鉄公団 理事長:野口元夫(第41話)
- レイサ:湖条千秋(第42話)
- 中原ユウコ:若林味香(第43話)
- 中原フサコ:高橋みどり(第43話)
- ヤマグチサエコ:日高久美子(第44話)
- テニスコーチ:阿川藤太(第44話)
- 城東大学女子寮の学生:内田ひとみ、徳永広美、国武美芳、田中澄子、下司美穂(現・原美穂)、田代ひろみ(第44話)
- オーディション参加を勧める男:関時男(第45話)
- キタガワホシオ:佐古雅誉(第46話)
- キタガワ星一:大磯学(第46話)
- キタガワハマコ:和田恵利子(第46話)
- タカギ:岡本美登(第46話)
- 西村リュウイチ:篠田耕作(第47話)
- 西村レイコ:久保田理恵(第47話)
- 金城 利比古:奥村公延(第47話)
- ジャック:上田大火(第51話)
- ヘンリー:船引秀秋(第51話)
- カーク:井上清和(第51話)
- マリヤ:好井ひとみ(第51話)
[編集] スタッフ
- 原作:八手三郎
- プロデューサー:吉川進、折田至(東映)、碓氷夕焼(テレビ朝日)
- 脚本:上原正三、高久進、久保田圭司、湯山晃行
- 監督:小林義明、田中秀夫、小笠原猛、辻理、小西通雄
- 助監督:小笠原猛、是沢邦男、南晃行、小中肇
- 撮影:瀬尾脩、松村文雄、西山誠
- 特撮監督:矢島信男
- アクション監督:金田治
- 音楽:渡辺宙明
- 製作:テレビ朝日、東映、旭通信社〔現ADK〕
[編集] 雑誌連載
- テレビマガジン
- てれびくん(宇宙刑事シリーズ、メタルヒーローシリーズでは唯一掲載した)
- 小学館学習雑誌
- テレビランド
- 冒険王(3月号、4月号)→TVアニメマガジン(5月号-84年3月号)※テロップ表示は最終話まで冒険王のまま
- おともだち
- たのしい幼稚園
[編集] 主題歌
オープニングテーマは、第8話まではステレオ音源を放送用のモノラル音声に変換して使用していたが、ブラスの音が弱くなってしまったため、モノラル用に再度トラックダウンされた。ところが、その時の作業ミスでギターの音が抜けてしまい、修正されないまま第9話から最終話までオープニングで使用された。なお、ギターの音を含むバージョンは第9話以降も劇中でたびたび使用された。
エンディングテーマは、エピソードによっては歌詞2番を使用している。 EDの映像は基本的に、赤く燃える太陽をバックにこちらに歩いてきて、最後シャリバン・クラッシュを決めるシャリバンを映すだけなのだが(随所にシャリバンと共に戦うメカの姿が挿入されるが)、赤で統一された映像と曲とのマッチもあり今でも評価は高い。なおこの曲では、「宇宙刑事シャリバン 音楽集」を制作する際にトラックダウンし直している。これ以降、トラックダウンしたものが発売されることが多く、放送中に発売されたファーストバージョンは劇中でも使用した(最終的には、シングルレコードでしかお目見えしなかったことになる)。その後2006年に発売された「宇宙刑事シャリバン オリジナルサウンドトラック」で、ボーナストラックによる特別収録されている(すなわち初CD化によるもの)。
[編集] 放送リスト
演は怪人の人間態
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場魔怪獣、その他 | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|
1983/3/4 | 1 | 幻夢 | ゴリビースト | 上原正三 | 小林義明 |
1983/3/11 | 2 | 魔界ニュータウン | エイビースト | ||
1983/3/18 | 3 | 久美子との約束 | キバビースト | 田中秀夫 | |
1983/3/25 | 4 | マイコン指名手配 | マイコンビースト | ||
1983/4/1 | 5 | 港のヨーコは愛のメロディを忘れない | サウンドビースト | 小笠原猛 | |
1983/4/8 | 6 | 戦場の森をかける小さな命 | ヤマガミビースト | ||
1983/4/15 | 7 | 鏡の中に浮かぶ私は誰れ!? | ダブルビースト | 小林義明 | |
1983/4/22 | 8 | 泥の河は甦える カムバック サーモン | ドクビースト | 高久進 | |
1983/4/29 | 9 | ビックリハウスは幻夢町0番地 | キャッシュビースト | 上原正三 | 田中秀夫 |
1983/5/6 | 10 | 幻夢城 - 東京 エキスプレスの影を追え | ユーホービースト | ||
1983/5/13 | 11 | 暗黒星雲から来た 最強の悪役ファイター | 宇宙海賊ベンガルタイガー 宇宙海賊ベンガルコブラ ショウリビースト |
小笠原猛 | |
1983/5/20 | 12 | 異星人のほほえみ マイフレンド作戦 | オカリナビースト | ||
1983/5/27 | 13 | 強さは愛だ 英雄たちの旅立ち | ボクサービースト(演・声:高橋利道) | 田中秀夫 | |
1983/6/3 | 14 | 連続夢魔におびえる億万長者 | キラービースト | 高久進 | |
1983/6/10 | 15 | 海鳴りの仕掛島 | シカケビースト | 上原正三 | 辻理 |
1983/6/17 | 16 | 美少女歌手が歌う危険なヒットソング | マボロシビースト | ||
1983/6/24 | 17 | 新型二階だてバスのふしぎな異次元旅行 | マグマビースト | 小笠原猛 | |
1983/7/1 | 18 | 夏だ! 海だ! 伊豆半島を襲うメテオの群 | サメビースト | ||
1983/7/8 | 19 | 魔境岬に一人立つ神秘の少女 | カタリベビースト | 小林義明 | |
1983/7/15 | 20 | 荒波が呼ぶ七色水晶の孤島 | |||
1983/7/22 | 21 | 密室の牙・リリィはミステリーがお好き | ウツボビースト | 田中秀夫 | |
1983/7/29 | 22 | テニスプレーヤーを襲う天国への誘惑 | シニガミビースト(演・声:曽我町子) | 高久進 | |
1983/8/5 | 23 | コピー時代の恐怖 そっくり人間大集合 | ニメンビースト | 小笠原猛 | |
1983/8/19 | 24 | 昆虫ハリケーンが運んだ日本なまけ者病 | ビールスビースト | 上原正三 | |
1983/8/26 | 25 | 鬼の目に涙・天使の涙・パパ助けに来て | ハードビースト | 田中秀夫 | |
1983/9/2 | 26 | 憎しみの罠 メイクアップ大戦争 | カイキビースト | ||
1983/9/9 | 27 | 裏切りの空 暗黒刑務所からの逃亡者 | ウラギリビースト | 高久進 | 小笠原猛 |
1983/9/16 | 28 | キャンパスは風速80Mの猛烈ストーム | キャンパスビースト | 上原正三 | |
1983/9/23 | 29 | 敵は誰だ? 荒野をめざす熱血児 | ヘイキビースト | 田中秀夫 | |
1983/9/30 | 30 | 捨てられる子供たち 変身するママ | ヘンシンビースト | ||
1983/10/7 | 31 | みゆきは今? さまよえる幻のクリスタル | コダイビースト ガマゴン大王 |
小林義明 | |
1983/10/14 | 32 | 幻夢じかけのオレンジと子守唄! | ジキルハイドビースト | ||
1983/10/21 | 33 | 瞬間旅行! 幻夢城内は怪奇の花ざかり | シュンカンビースト | 高久進 | 小笠原猛 |
1983/10/28 | 34 | 総毛立つ幽鬼は死霊界への案内人 | ヒャクメビースト | 上原正三 | |
1983/11/4 | 35 | 倒れたら立ちあがれ電! 愛は生命の輝き | ワシビースト | 田中秀夫 | |
1983/11/11 | 36 | 風雲の宇宙海にイガ戦士団のZ旗あがる | ブンリビースト | ||
1983/11/18 | 37 | 不思議な毒花を熊狩りじいさんは見た | クマビースト | 高久進 | 小笠原猛 |
1983/11/25 | 38 | 乱心ささやきクーデター暗雲の幻夢城 | アシュラビースト | 上原正三 | |
1983/12/2 | 39 | 人形は知っているイガ戦士の心の傷を | ドールビースト | 田中秀夫 | |
1983/12/9 | 40 | 炎のカーチェイス 愛の絆を裂く大予言 | ヨゲンビースト | ||
1983/12/16 | 41 | 不死鳥よ! 逆噴射の幻夢界へ舞いもどれ | アナホリビースト | 小西通雄 | |
1983/12/23 | 42 | 戦場を駆けぬけた女戦士の真赤な青春 | ムクロビースト レイサ |
||
1983/12/30 | 43 | 母と子の愛の涙が天国への道に流れる | レイカイビースト 亡霊マグマビースト 亡霊ウツボビースト 亡霊ワシビースト 亡霊ヨゲンビースト 亡霊アナホリビースト |
高久進 | 田中秀夫 |
1984/1/6 | 44 | バラの香りに満ちた真夜中のシンデレラ | アンコウビースト | 上原正三 | |
1984/1/13 | 45 | オーディションの罠 ちびっ子大スター | ユウカイビースト | ||
1984/1/20 | 46 | 誕生日の約束 大空に夢をえがく飛行雲 | プレゼントビースト | 久保田圭司 | 小西通雄 |
1984/1/27 | 47 | 幸福をねがう兄と妹 火花散る正剣邪剣 | ケンキャクビースト | 湯山晃行 | |
1984/2/3 | 48 | ミミー | 宇宙海賊ベムサソリ | 上原正三 | 田中秀夫 |
1984/2/10 | 49 | ガマゴン | 獣魔ガイラー将軍 ガマゴン大王 |
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1984/2/17 | 50 | 海坊主 | 海坊主(戦士サイコラー) ガマゴン大王 |
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1984/2/24 | 51 | 赤射・蒸着 | 魔王サイコ 戦士サイコラー |
[編集] 放映ネット局
- 東京都、関東広域圏 ANB〔現:EX〕 テレビ朝日
- 北海道 HTB 北海道テレビ放送
- 青森県 RAB 青森放送
- 岩手県 IBC岩手放送
- 宮城県 KHB 東日本放送
- 秋田県 ABS 秋田放送
- 山形県 YBC 山形放送
- 福島県 KFB 福島放送
- 新潟県 NST 新潟総合テレビ( - 1983年9月)→ NT21〔現:UX〕 新潟テレビ21(1983年10月 - )
- 山梨県 YBS 山梨放送
- 富山県 KNB 北日本放送
- 石川県 MRO 北陸放送
- 福井県 FBC 福井放送
- 長野県 TSB テレビ信州
- 静岡県 SKT 静岡けんみんテレビ〔現:SATV 静岡朝日テレビ〕
- 愛知県、中京圏 NBN 名古屋テレビ放送〔現:メ~テレ〕
- 近畿広域圏 ABC 朝日放送
- 鳥取県、島根県 BSS 山陰放送
- 岡山県、香川県 KSB 瀬戸内海放送
- 広島県 HOME 広島ホームテレビ
- 山口県 TYS テレビ山口
- 徳島県 JRT 四国放送
- 愛媛県 EBC テレビ愛媛(打ち切り)
- 高知県 RKC 高知放送
- 福岡県、佐賀県 KBC 九州朝日放送
- 熊本県 TKU テレビ熊本
- 大分県 TOS テレビ大分
- 宮崎県 UMK テレビ宮崎
- 鹿児島県 KKB 鹿児島放送
- 沖縄県 OTV 沖縄テレビ放送
[編集] その他
- 第31話以降に登場するガマゴン大王、および第31話のガマゴン星でのシーンは今作の放映期間中に劇場公開された『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』へのオマージュであると考えられる。また、第41話においては『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』の名が劇中に登場する。
- DVDは東映ビデオより全5巻がリリースされている(1巻2枚組)。
- 前作「ギャバン」に比べて、平均視聴率が低下している(14パーセント→12パーセント)。これには、後半のホラー路線への変更が影響しているとみられている。
- 番組放映時にバンダイが発売された、いわゆるクロス系タイプのフィギュアサイズ(アーマー装着型)のルーツである「プラデラシャリバン」があり、後に1987年アニメ『聖闘士星矢』で、同じバンダイの「聖闘士聖衣大系」(セイントクロスシリーズ)が発売され大ヒットとり、現在の『装着変身シリーズ』の元祖ともいえる。次作『シャイダー』も同様「プラデラシャイダー」が発売されている。以降メタルヒーローのクロス系のフィギュアが続々発売されていった。
- 本作と同時期にスーパー戦隊側の『科学戦隊ダイナマン』が始まったばかりの1983年3月ごろ、当時ポピーから社名のバンダイに吸収合併をした。詳しくは科学戦隊ダイナマン・ポピーからバンダイへのCM状況で。
[編集] 関連項目
テレビ朝日系 金曜19時台後半(1983年3月- 1984年2月、宇宙刑事シリーズ) | ||
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前番組 | 宇宙刑事シャリバン | 次番組 |
宇宙刑事ギャバン | 宇宙刑事シャイダー |
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宇宙刑事シリーズ | ギャバン - シャリバン - シャイダー |
80年代作品 | ジャスピオン - スピルバン - メタルダー - ジライヤ - ジバン |
レスキューポリスシリーズ | ウインスペクター - ソルブレイン - エクシードラフト |
90年代作品 | ジャンパーソン - ブルースワット - ビーファイター - BFカブト - ビーロボカブタック - ロボタック |
海外 / ゲーム | VR troopers - ビートルボーグ - 宇宙刑事魂 |
関連 | ライダー - 戦隊 - すごかが - ヒーロー大集合 - ヒーロータイム |