守令
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
守令(スリョン、しゅれい)は朝鮮王朝時代の地方官のことで、府尹、大都護府使、牧使、都護府使、郡守、県令、県監の総称のことである。
観察使(道の長官)の監督の下、「国王の代理人」としてその地域を統治した。守令の任務は「守令七事」と呼ばれた(下記参照)。
守令の越権行為を防止するため、出身地の守令には任命しない、長期間の留任を認めないなどの対策が取られた。
[編集] 守令七事
- 農桑盛(農業の振興)
- 戸口増(人口の増加)
- 学校興(学校の振興)
- 軍政修(軍務や政務の遂行)
- 賦役均(税を公平に課す)
- 詞訟簡(裁判を迅速に処理する)
- 姦猾息(悪人を出さないようにする)
[編集] 関連項目
カテゴリ: 朝鮮の歴史 | 歴史関連のスタブ項目