張玄靚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
張玄靚(ちょうげんせい。350年 - 363年、在位355年 - 363年)は中国、五胡十六国時代の前涼の八代沖公。字は元安。
[編集] 生涯
350年に張重華の庶子として生まれる。355年州刺史の張瓘が張祚を殺害した後、張瓘によって擁立された。
即位後建興の年号を復活させるなど、先代の国内の安定に力を注ぐが、張瓘が簒奪を図ったため、尚書僕射宋混が張瓘を殺し輔政にあたり、その宋混は右司馬張邕によって殺され、張邕及び張天錫が輔政にあたるなどの混乱が見られた。
これらの国内情勢の中専権を握った張天錫は遂に363年に張玄靚を殺害し王位を簒奪するに至るのである。
[編集] 年号
元号は東晋のものを使用した
|
|
カテゴリ: 歴史関連のスタブ項目 | 中国史の人物 | 魏晋南北朝時代の人物 | 350年生 | 363年没