日本現代芸能史
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日本現代芸能史(にほんげんだいげいのうし)
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[編集] 音楽について
- 1980年代後半には、1980年代半ば当時黄金時代であったアイドル又はスターが下火になり、代ってカリスマであるロックバンドのBOØWY・レベッカ・TM NETWORK(TMN)・米米CLUB、ガールズバンドではプリンセスプリンセス・SHOW-YAなどが、女性ロック歌手では渡辺美里・永井真理子・小比類巻かほるらが登場した。
- 『NHK紅白歌合戦』は、それまで70%台だった視聴率が1986年に初めて60%を切ってしまった。これは、おニャン子クラブを始めNHKに出演できない歌手や、テレビに登場しないポップス歌手等、その年ヒットした歌手の出演があまり無かったためであった。その後、番組の視聴率は右下がりになり21世紀を迎えると40%台となり、近年は視聴率が40%前後となっている。
- 1998年以降、小室ファミリーはマンネリ化し、1990年末期から2000年代前半、宇多田ヒカル・浜崎あゆみ・鈴木あみ(小室ファミリー所属)・椎名林檎・小柳ゆき・倉木麻衣・MISIAなどの女性歌手が登場し、そのほとんどは自分の手でプロデュースした。
[編集] ドラマについて
- 1987年4月にフジテレビがドラマの顔と言われている『月9ドラマ』を放送開始し、「W浅野(浅野ゆう子・浅野温子)」が活躍した。1990年代に入ると鈴木保奈美・織田裕二・江口洋介・唐沢寿明といった大物俳優が登場し、1990年代前半にはトレンディードラマの黄金時代を迎えた。
- 1990年代後半は木村拓哉を中心とするジャニーズ事務所所属のアイドルがドラマに進出し、トレンディードラマと言う言葉が使われなくなった。同じ頃松嶋菜々子・反町隆史・竹野内豊などの俳優が登場し、現在まで活躍している。
- 21世紀に入ると『ウルトラシリーズ』(円谷プロ)・『スーパー戦隊シリーズ』&『平成仮面ライダーシリーズ』(東映)や深夜枠の特撮番組のヒロイン出身の若手女優、加藤夏希・さとう珠緒・磯山さやか・吉本多香美らがいわゆる「特撮アイドル」として水着グラビアにも進出して人気を博するようになった。
[編集] アイドルについて
- アイドルの概念が多様化或いは一部崩壊した。
- アイドル歌手については、音楽について参照。アイドル女優、特撮アイドルについては、ドラマについて参照。その他のジャンルのアイドルについては、バラドル、グラビアアイドル、アイドル声優、バーチャルアイドル、地下アイドル参照。
- これからの時代は歌だけでの成功は不可能だと悟ったジャニーズ事務所は、1990年代半ば頃から、所属タレントに歌の他に、俳優や、バラエティー番組への出演といった活動を行わせた。また、1990年代末頃に登場したハロープロジェクトも、マンネリ化させないように系列内でユニットを組ませたり、大物ミュージシャン、大物脚本家・演出家の手を借りて人気を保させた。
- 今まで多数派であったアイドルファンが少数派となり、『アイドルおたく』と呼称される様になり、『萌えブーム』へつながる2次元の美少女キャラクター(アニメやゲームのヒロインなど)のファンになる者も少なからず出現した。
[編集] 関連項目
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