日東丸
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第○○日東丸(○には数字(多くの場合漢数字)が入る)と表記され、日本漁船のなかでも最殊勲の漁船に多く用いられている。
[編集] 活躍した「日東丸」
- 日東漁業の底引き網漁船。排水量90トン。昭和16年12月1日に徴用され、機銃など若干の武装を施された後、特設監視艇として横須賀鎮守府(日本海軍)の指揮下に入る。昭和17年2月1日には特設巡洋艦「浅香丸」「粟田丸」「赤城丸」を隊長艦とした監視艇隊(特設監視艇76隻)の1隻となる。
- 同年4月18日、ドゥリットル隊を積んだ米機動艦隊を発見、これを打電する。その後、単身で触接し、機銃一丁で巡洋艦ナッシュビル及び艦載機と約30分にわたり交戦するが、奮闘むなしく撃沈される。総員14名全員が戦死。米軍に予定の繰り上げを強い、B-25爆撃機が不時着することとなる遠因となる。(詳しくは、ドーリットル空襲も参照のこと)
- 映画「パールハーバー」では、米軍の正当化などのため、巡洋艦として描かれている。
- このほか、第1、8、9日東丸なども特設監視艇として活躍した。
- 第71日東丸