日産・アトラス
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日産アトラス(にっさんアトラス)は、日産自動車が販売する小型および中型トラックである。
1トン積クラスの「10系」と2~4トン積の「20系」がラインナップされる。
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[編集] 10系
[編集] 初代(1982年~1992年)
- 1982年2月 キャブスター/ホーマー(F20系)の後継車種としてアトラス「10系」F22型が登場。
- 後に当時のほかの小型トラックメーカーと同様、ウォークスルーバンをラインナップに加える。
- 1985年5月 インド アルウィン日産にてアトラスの生産を開始。
[編集] 2代目(1992年~)
- 1992年1月 F23型にモデルチェンジ。搭載エンジンはディーゼルがTD27型、TD23型、ガソリンがNA20型、NA16型であった。
- 1995年6月 いすゞ自動車に「エルフ100」としてOEM供給を開始。
- 1997年8月 新しいディーゼルエンジンQD32型がデビュー。
- 1999年6月 姉妹車の日産ディーゼル・コンドル1~1.5トン系と共にマイナーチェンジ。内外装の意匠変更のほか、搭載エンジンを直列4気筒DOHC KA20DE型、直列4気筒OHVディーゼル TD27型およびQD32型の3機種となる。
- 2000年10月 オーテックジャパンの手により、KA20型LPG仕様エンジンを搭載する「LPG車」を追加。
- 2004年8月 一部改良。QD32型エンジンを改良。装備を向上させる。
[編集] 3代目 (2007年夏ごろ~)
- 2007年夏頃 F24型にフルモデルチェンジ予定。
[編集] 20系
[編集] 初代(1981年~1992年)
[編集] 2代目(1991年~1995年)
- 1991年10月 H41型標準キャビンモデルチェンジ。
- 1992年1月 ワイドキャビンモデルチェンジ。
[編集] 3代目(1995年~2007年)
- 1995年6月 いすゞ自動車から「エルフ」のOEM供給を受け、AKR、AKS、APR、APS型となる。
- 1998年11月 オーテックジャパンの手によるセミキャブオーバータイプ「アトラス MAX」を追加。同時にCNGエンジン仕様を追加。
- 1999年5月 マイナーチェンジ。平成10年排出ガス規制適合、ターボエンジンの排気量アップ(5.2L←4.8L)等が施された。
- 1999年12月 3.1L 4JG2型エンジン搭載車、および4.6L 4HG1型エンジン搭載車に七都県市低公害車指定制度、京阪神六府県市低NOx車指定制度などに適合する指定低公害車を追加。あわせて、独立サスペンション車をワイドキャビン系に設定、5.0L 4HJ1型および4HJ1N型エンジン搭載車を標準キャビン系に追加。
- 2000年10月 4HG1型エンジンをベースとする4HG1-LPGエンジンを搭載する「LPG車」、および「ルートバン」を追加。
- 2001年1月 マイナーチェンジ。クラッチフリー機能付のデュアルモードマニュアルトランスミッションを、一部グレードを除き拡大設定。積載量3t車に4ナンバーサイズを追加設定。
- 2002年6月 マイナーチェンジ。フロントグリル意匠変更のほか、搭載エンジンを変更し、排気ガス規制に対応。
- 2003年9月 1.5t積車を追加。EGRを備える3.1Lディーゼル4JG2型エンジンを搭載。
- 2004年6月 マイナーチェンジ。フロントまわりのデザインを大幅変更。クラッチペダルの無いM/Tを2トン系車種に標準装備。マツダ・タイタンと共通ボディ(4姉妹化)となる。
- 2005年5月 CNG車を一部改良。マルチ・ポイント・インジェクション(MPI)方式燃料噴射システムを採用する4.6Lエンジンを搭載。
[編集] 4代目(2007年~)
[編集] 車名の由来
車名の由来は、ギリシャ神話で「地球を双肩に担ぐ大力無双の巨人」の意味。