書堂
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書堂(ソダン、しょどう)は朝鮮王朝時代の私塾のことで、日本でいうところの寺子屋のことである。起源は遠く高句麗時代に遡ることができる。
書堂では主に、漢籍の素読や習字を教えた。教科書として、「千字文」「童蒙先習」などが用いられた。
日本統治時代になっても書堂は存続した。朝鮮総督府は寺子屋のように自然消滅して、近代学校制度への転換が進むことを期待したが、地元の抵抗が強く、法による規制を強めるに止まった。日本統治時代末期になっても約3000校存在した。
独立後は、漢文教養講座としての道を歩んだ書堂の他は全て消滅し、近代学校制度に一本化された。
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