東トルキスタンイスラム運動
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東トルキスタンイスラム運動 (ETIM)は、東トルキスタンの中国からの分離独立を目指す独立運動組織。東トルキスタンとは現在中華人民共和国領の新疆ウイグル自治区を指す。中国、米国両国政府がテロ集団と認定している。
1993年、ホータンのウイグル族らが国外で東トルキスタン独立運動(党)を結成したが、同年解散。しかし、1997年、ハサン・マフスームらが再組織し、政教合一の東トルキスタン・イスラム国を目指す。2002年9月11日、国連によってテロ組織と認定された。
中国政府は、1990年代以来新疆で続発する爆弾テロや2002年にキルギスタンで起きた中国の外交官暗殺事件をETIMの犯行と断定し、ETIMをアルカーイダと関係があるテロリストグループであるとしているが、ETIM側は犯行もアルカイダとの関係も否定している。
パキスタン軍スポークスマンがAFP通信に語ったところによると、 ETIMのリーダーのハサン・マフスームは、2003年10月2日、パキスタン領内のアフガニスタン国境近くでアルカーイダ掃討作戦中のパキスタン軍が殺害したという。
2005年7月トルコでの集会で北京オリンピック阻止、上海万博阻止を表明
2005年10月 天山獅子隊が戦闘宣言を発する
2007年1月5日 中国公安当局がETIMの訓練キャンプを攻撃。18名を殺害し17名を拘束と発表(同月8日)。