桜蔭中学校・高等学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
桜蔭中学校・高等学校(おういんちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、東京都文京区本郷にある私立中学校・高等学校。中高一貫制女子校。
桜蔭中学校・高等学校 | |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人桜蔭学園 |
設立年月日 | 1930年 |
校訓 | 学べや学べいざ学べ |
創立記念日 | 1930年 |
共学・別学 | 男女別学(女子校) |
所在地 | 〒113-0033 東京都文京区本郷1-5-25 |
電話番号 | 03-3811-0147 |
外部リンク | 公式サイト |
目次 |
概要
- 大正末期に設立された都内私立女子校の中では比較的新興の学校である。
- 昭和40年代までは下町の平凡な中堅私立女子校であったが、学習指導に力を入れ始めてから急速に進学実績を伸ばしてきた。
- 「礼と学び」を建学の精神としており、「礼法室」にてお辞儀の仕方やお茶の出し方など小笠原流礼法を教える授業がある。
沿革
- 1930年3月 - 桜蔭高等女学校を設立。
- 1931年3月 - 校歌制定。作詞は東京女子高等師範学校長の吉岡郷甫、作曲は東京音楽学校教授の信時潔。
- 1945年4月 - 空襲により校舎の4分の3を焼失。
- 1947年3月 - 桜蔭高等女学校専攻科(国語・英語)を設置。
- 1947年4月 - 学制改革により、桜蔭中学校(450名9学級)を設置。
- 1948年3月 - 学制改革により、桜蔭高等学校(普通科600名)を設置。
- 1950年3月 - 桜蔭高等学校専攻科を廃止。
- 1951年1月 - 学校法人桜蔭学園が設立。
- 1960年4月 - 桜蔭中学校、生徒定員600名に増員。
- 1971年4月 - 桜蔭中学校、生徒定員750名に増員。
- 1974年4月 - 桜蔭高等学校、生徒定員750名に増員。
校訓
- 学べや学べいざ学べ
制服
- 基本は丸襟の白ブラウスに紺色のジャンパースカート。腰には紺色の腰紐を絞める。
- 夏は半袖ブラウスに、スカートは素材が薄くなり、色もやや薄くなる。ジャンパースカートのみの着用の際には左胸に校章をつける。
- また冬はスカートの上に学校指定のoinという赤い刺繍入りのセーターや、ブレザーを着る。ブレザー着用の場合はブレザーの左胸にあるポケットに校章をつける。
- 様々な正式な式典の際には正装として校章のついたブレザーの着用と黒長靴下(黒タイツ)をはくことが義務づけられている。
年間行事
- 中1と高1は、夏期休暇中に浅間山荘へ合宿へ行く(中1は2泊3日、高1は3泊4日)。また、中3と高2は、10月にそれぞれ東北(3泊4日)、京都・奈良(4泊5日)へ修学旅行に行く。
- 文化祭は9月に開催され、今度受験する受験生や卒業生など、毎年多くの人々が訪れる。
- 体育大会は、5月。クラスごとに青、黄色、白、赤、ピンクの組に分かれて戦う。毎年熱戦が繰り広げられている。
部活動
- バスケットボール部I・II
- バレーボール部I・II
- 卓球部I・II
- ダンス部
- 水泳部
- リズム水泳部
- 文学部
- 社会科部
- 数学部
- 化学部
- 物理部
- 生物部
- 天文気象部
- 英会話部
- 英語劇部
- 管弦楽部
- 合唱部
- 軽音楽部(高校のみ)
- 美術部
- 書道部
- 家庭科部(料理班・手芸班)
- 花道部
- 点字部
- 写真部
- 演劇部
- 放送部
- 新聞部
※運動系クラブが極端に少ないのが特徴である。
著名な卒業生
学問
- 猪口邦子(現衆院議員、男女共同参画担当大臣・上智大学法学部教授・前軍縮会議日本政府代表部特命全権大使)
- 五島瑳智子(東邦大学名誉教授・東邦大学医療短期大学名誉学長)
- 佐藤宗子(千葉大学教育学部教授)
- 田中朱美(東京女子医科大学教授、東京女子医科大学付属東洋医学研究所所長)
- 都河明子(東京医科歯科大学留学生センター・教養部教授)
- 野島陽子(東京大学大学院人文社会系研究科助教授)
- 渡辺雅子(明治学院大学社会学部教授)
政治
行政
- 宗像直子(ジョージ・ワシントン大学シグールアジア研究センター客員教授・経済産業省大臣官房参事官、ファッションウィーク立案)
法曹
経済
- 経沢香保子(トレンダーズ代表取締役)
社会
作家
芸能
- 菊川怜(女優、タレント)
- 東郷晴子(女優)
- 水森亜土(ジャズシンガー)
- 長島伸子(ソプラノ歌手)
- 楠城華子(旧名六條華)(タレント)
- 白石みゆき(AV女優)
- 響奈美(AV女優)
- 月丘うさぎ(AV女優)
- 折戸智美(レースクイーン)